素人が外注とTuneCoreの活用で、Spotifyに楽曲配信するまで
こんにちは、金森(@user_id_us)です。
普段は、株式会社才流でBtoB企業のマーケティングや営業を支援している、コンサルタントです。専門領域はBtoBマーケティングです。
(プロフィール)
本記事では、楽曲制作経験のない素人が、楽曲をSpotifyに配信するまでの過程を紹介します。
本記事でお伝えしたいことは、誰でも割と簡単にSpotifyやApple Musicに、楽曲を配信できますよ、ということです。
特に音楽デジタルマーケターを目指す方におすすめです。
私の背景・課題感
- 音楽マーケティングブートキャンプに参加中
- 2021年9月頃から、アーティストを支援することが決まっていた
音楽マーケティングの十分な知識や経験もない中、何ができるのだろうか?
まずは、自分のやれる範囲で学習、経験を積むべきでは...?
と考え、インプット、アウトプット両方の観点でやれることをやってみようと思った。
① インプット
- YouTube Music認定資格を取得
- 音楽マーケティングに関する書籍を複数読む
② アウトプット
- ここの経験がないので、どうしよう!
- 「TuneCoreの配信作業から代わりに代行してほしい」アーティストのニーズがあるため、自身でも経験を積んでおきたい!
楽曲制作をクラウドワークスで外注してみることに
- 自分で作曲方法を学ぶ時間も、モチベーションもない
- iPadのガレージバンドを使って過去トライしてみたことがあるが、全く続かず
- TuneCoreでの配信を試してみたいだけなので、クオリティにこだわりはないと伝える
- 歌詞がない方が制作を依頼しやすい&言語の壁が生じづらいと考え、インストゥルメンタルを発注
その結果、1日足らずで10件くらいの応募がやってくる
- 3人ほど、サンプル曲を提示くださった。※「勝手納品」施策を実行
- 提示価格は1,000円~22,000円。中央値は5,000円程度
※応募時、金額は未設定だった
「勝手納品」施策とは
コンサルティングや研修、HP・動画作成などの無形商材の法人営業において特に有効なメソッド。サービスを顧客に強制的に体験させることで、商談化率、受注率、受注までのリードタイムの改善が見込める。
※出典:才流|勝手納品とは
楽曲制作をクラウドワークスで外注してみた所感
- 制作いただいた曲は、良い感じ。この値段で、このレベルの楽曲を作っていただけるのかと驚き...
※著作権の譲渡も交渉。作曲のクレジットをつけることで了承
楽曲ができたので、TuneCoreに登録してみようとした・・・
TuneCoreとは、誰でも自分の曲を世界185カ国以上の配信ストアで配信販売できるサービスです。
TuneCoreのアカウント登録をしてから気づいたのですが、曲をアップロードするためには、ジャケット画像も必要という当たり前のことに気づきました。
ジャケット画像の制作をクラウドワークスで外注してみることに
- 1万円(税抜)でコンペをかけてみたら、40程度の応募が来て、これはやばいと思った
- Google画像検索を使って、提案いただいた画像を事前にチェック。盗用していないかなど、ある程度チェックができる
ジャケット画像も外注し、準備が完了!
TuneCoreからシングルのリリース登録にチャレンジ
- シングル登録の前にまず、アーティスト名を登録することに。適当に浮かんだネーミングを採用
- アーティストのジャンルとしては「Lo-Fi」に設定
15分くらい作業すると、リリース作業が完了!
- 審査に1日程度時間がかかった
- 1回審査落ちしたが、その理由はジャケット画像に記載された文字と、登録した楽曲タイトルが異なっていたため(変更したら審査通過した)
- 「サブミット」と呼ばれる、Spotifyなど配信プラットフォーム側に「こういう曲ですよ」と説明できる機能がある。新譜をリリースする際は、ぜひ活用したい
- ダッシュボードはこんな感じ
審査通過して1,2日後にSpotifyを見たら、ちゃんと配信がされていました!
すごい!
さいごに
こんな感じで、本当に誰でも簡単に楽曲配信をできます。
音楽マーケティングを学習中のマーケターには、ぜひTuneCore配信をおすすめしたいです。
こういう仕組みなのかー、と身銭を切ることで実感できます。
もし私のように、楽曲制作や画像の制作スキルがなければ、外注すれば良いと思います。(権利関係に注意)
興味があれば、ぜひチャレンジしてください!
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