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クラファンの返礼品に、オタクは強めの幻覚を見る

佐賀県唐津市は、男子フィギュアスケートアニメ「ユーリ!!! on ICE」や「ゾンビランドサガ」の聖地です。

そんな唐津市にある、「唐津ゲストハウス 少女まんが館Saga」。

コロナ禍で営業の自粛を判断された館主のあいこさんは、再び開館できる日を迎えるため、そして夢の一棟貸しのBL専門2号館へとつなげるために、クラウドファンディングに挑戦します。

はじめてのクラウドファンディングは、みるみるうちに支援を集め、あっという間に目標金額を達成。最終的には、支援者185人、総額1,546,120円が集まりました。

私は、jomasaga(ゲストハウスの愛称)に泊まったことはありません。でも、界隈で人気があり、次に長谷津(ユーリの舞台で唐津がモチーフとされています)、いや唐津へ行くときは泊まるぞー!と思っていた宿のひとつでした。

SNSをフォローし、定期的に情報を追っていたところへ現れた「クラファンに挑戦します」の投稿。気づけばノールックで、「館主セレクト佐賀のうまかもんセット」リターンを選んでいました(本当のことをいうとノールックではなく館主セレクト佐賀ん酒セットと迷った。唐津の小松酒造の万齢はおいしいよ)。

そして本日、その返礼品が届いたのでーす!!!

見て!!!

お手紙と一緒に、佐賀新聞で包まれた「佐賀のうまかもんセット」。

お土産品とはまた違う、地元ならではの普段使いなあれこれがたくさん。もうこの時点で、「実家からサンクトペテルブルクまで荷物が送られてきた勝生勇利」の気持ちを疑似体験していましたね・・・。

こちらは、包装で使われていた佐賀新聞の唐津市ニュースコーナー。

ごく一般的な地方紙の1ページですけども、「あっ・・・、ここにノービス時代の勇利くんのインタビューとかが掲載されていたに違いねぇ」「長谷津出身フィギュアスケーター・勝生勇利くん、全日本ジュニア選手権優勝!とか載ったのか・・・尊いが過ぎる・・・!」と、しばらく強めの幻覚を見ていました。引き続き、ユーリオンアイスの劇場版が公開されることをとても楽しみにしています。

唐津は、ユーリファンにとって聖地です。聖地というか推しの実家。

昨年はじめて聖地巡礼の旅をしたときは、行く場所行く場所で立ち止まり、一緒に行ったオタク友達と「尊い・・・」と、頭を抱えたり拝んだり、海の幸やカツ丼をおいしく食べ、小雨降る海を眺めていたら夕方になっていた・・・という時間を過ごしました。

放送から2年近く経っているのに、以前コラボしたときの観光ガイドのパンフはあるし、観光タクシーのおじちゃんに「浜崎海岸のシャワーが見たいです」というと、すぐに連れていってくれるし、すごい唐津ありがとうございます感謝しかありませんという気持ちでいっぱいでした。

でも、今回のクラファンに参加したのは、それだけが理由ではありません。

「唐津ゲストハウス 少女まんが館Saga」館主のあいこさんは、生粋の唐津っ子。東京で編集やライターの仕事をされていましたが、地元でゲストハウスをやろう!と、Uターンしたのです。

ゲストハウスオープンまでをまとめたブログには、物件探しからリフォーム、役場とのやりとりなどが、丁寧に綴られています。地元が大好きで、理想のゲストハウスを作りたいという、あいこさんの気持ちがめちゃくちゃ伝わる内容です。

クラファンへの参加は、同世代の方の夢や地元の活性化につながることへ、少しでも応援できたらいいなというシンプルな気持ちがありました。だから、あいこさんの行動力が源泉です。

新しい生活様式の中で、どのようにして観光や旅行を楽しむか。その方法を見つけるにはもう少し時間がかかりそうですが、また唐津へ遊びに行き、jomasagaに泊まれる日を楽しみにしています。

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