人付き合いは、トレーニングで改善できる。善い人であろうとすることは善なのか?

先日、アドラー心理学をベースとした育児プログラム・パセージのミニ講座に行きました。

アドラーはビジネス文脈で知った方が多いと思うのですが、育児・教育の領域に熱心だったそうです。
個人的に、アドラーの課題分離って、その後どうしたらいいの?という疑問がずっとあって…。とくに子育ては「子供自身の課題」が多いけど、それを「あなたの課題だから」と放置するわけにもいかないんですよね…
パセージでは、課題分離=問題の整理であり、そこからどうするかを共に考え、あくまで解決は本人、親は協力するというスタンスをとります。

講座は、実際にあった親子の会話をロールプレイングで再現し、どう接したほうが良かったかの仮説を立てて、実生活の中でPDCAを回していく…というトレーニング方式。子供の不適切な行動の中にも良いところを見つける必要があり、親はつねに冷静さを求められます。

正直、めちゃくちゃ難しかった…。講座は回を重ねる必要があるので、すぐに通えないなーと思いつつ、ミニ講座で学んだことは心に留めておこうと思いました。

そもそも、なぜパセージに興味を持ったかというと、子育ての話だからということもあるのですが、コミュニケーションはトレーニングで改善できるんだなと感じたからです。

昨今、組織論や人の生き方に関する話題が多いですが、私はこれを、ハード(産業)の成長に合わせた、ソフトウェア(人)のアップデートが必要となっているのだろうな…と思っています。善人であってほしいのはもちろんなんですが、人ってブラックなところも併せ持っているし、それを押し殺してパッケージ化された善人を装うのも違うし、なんだか、精神性が試されてるな…とたまに思います。

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