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浅田真央さんの新しいアイスショーが楽しみすぎる

浅田真央ちゃんの新しいアイスショー「BEYOND」が、2022年の9月から始まる。競技生活を引退し、全国に感謝を届けたいと3年にわたって日本中をまわった「サンクスツアー」から1年。

最終公演のあと、「スケーターとしては一区切り」という姿勢もあっただけに、再び座長・浅田真央のアイスショーが見られることは、ただただ「ありがとう」という気持ちになります。なにしろ、サンクスツアーはすごかったんですよ。

私にとって、はじめてのサンクスツアーは、2019年の2月に行われた神奈川公演でした(このあと、コロナ禍になり、しばしツアーはお休みになってしまいます)。

サンクスツアーのコンセプトは、真央ちゃんの現役時代のプログラムを再構成し、カンパニー(※)のスケーター達と一緒に滑っていくというもの(※カンパニーは劇団で使われる単語で、1つの表現を作り出す集団の意味)。

休みなしノンストップで繰り広げられる真央ちゃんの世界には、ただただ見とれるばかりでした。

アイスショーは、光と影の世界です。天井から煌々とライトの光がリンクを眩しく照らし、氷の表面が鏡のようにスケーターの足元を映し出す競技会とは異なり、アイスショーは照明が落ち、スケーターをピンスポットで照らします。

「チェロ・スイート」のはじまり。薄暗いリンクにピンスポットがあたり、真央ちゃんの影が伸びて。会場のどこからか赤ちゃんのぐずる声が聞こえたけれど、それも織り込み済みのように演技が始まります。サンクスツアーは、たくさんの人にスケートを見てもらいたいと、チケットの価格は一般的な競技会より半額に近く、子どももウェルカム。幅広い世代のお客さんが、足を運んでいました。

競技用に作られたプロを、魅せるショー用のプロに変える。可憐さと妖麗さ、強さが切り替わっていく。「月の光」では、淡く光る満月に見立てたボールのようなものを手にして。荘厳な「鐘」は、無良くんが力強く。「リチュアルダンス」の早着替えも魅せるに特化し、ミュージカルの一場面のようでした。

よそ見している暇はないのに、見どころがあちらこちらにたくさんあるショーなんです。

ソチオリンピックのことを覚えている人は多いでしょう。ラフマニノフピアノ協奏曲第2番。すべてのジャンプを決め、会場の手拍子とともにクライマックスに向けて鬼ステップを駆け抜けていく真央ちゃんは、本当に美しくかっこよい。

サンクスツアーでは、男性スケーター4人とリレーのようにプログラムをつないでいきます。このプログラムが始まると、サンクスツアーも終盤。このプロを見たい気持ちと終わってほしくない気持ち、せめぎあいでした。(なお、衣装は当時のままだそうです)

サンクスツアーのキャストのスケーターはオーディションで選ばれていて、真央ちゃんを含めた女性6人、男性4人。スペインからやってきたエルニに、モンゴル出身のマラル、2児のお母さん・渚さんと、多彩なメンバーでした(千秋楽公演では、渚さんの娘さんたちがすぐ前の席にいて感動しました。お母さん素敵すぎるね、自慢のママだね…というおばあちゃん目線的なあれ)。

BEYONDのキャストも全員が発表され、今度はどんなショーが見られるのだろうと待ちきれません。ゴールドのキービジュアルが美しく力強いですね。岳斗先生がサプライズすぎる!!!!!

真央ちゃんのアイスショーの形式は、カンパニー制と呼ばれます。1つのカンパニーによる長期間の公演は、プリンスアイスワールドの他、日本ではなかなか見られないスタイルです。真央ちゃんが座長と呼ばれるのはそのためで、サンクスツアーに続き、BEYONDでもすべてを自分でプロデュースしています。

ここまで書いてめちゃくちゃ盛り上がってますが、まだチケットの当落はわかっていませんw行けると信じずにスケオタなんてやってられないので、行ける!行けるよ!

全国まわりますので、皆さまもぜひぜひ。





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