法務という仕事
僕はとある会社の法務部門で働いている。多分ほとんどの人が法務って何やっているのかわからないと思う。実際に法務で働いてますって言っても、「ホウムって何?弁護士なの?」ってよく言われる。
確かにどこの会社にもあるわけじゃないし、社内でも具体的に何やっているのかわからない人が多いと思う。
今回は、自分が実際にやっている仕事について、書ける範囲内で書いていきたいと思う。
契約書チェック
これはほぼメイン業務。自社の契約書雛形の作成から、先方が作成した作成書の確認まで。一番多いのは、先方が作成した契約書のチェック。
一体何を見るのか。まずは、自社に不利な点がないかどうか。不利な内容であれば、修正案を作成する。
ただ修正案を営業に提示しても、先方に突っぱねられることもあるので、妥協点や交渉材料を探したり、他部門を協力しながら進める。
他にも、法令に抵触していないか等確認をする。これは、新しいサービスや商流の場合にチェックすることがあるみたい。僕は、基本的に既存のサービスに関してしかチェックしたことがないので、あまりやったことがない。
訴訟・紛争関連業務
事業運営で、顧客、相手方や株主から訴えられたなんてことをニュースで耳にしたことがあるかと思う。企業内で解決できない場合は、弁護士事務所に依頼して協力してもらうことが多い。
そう言った場合に、会社と弁護士をつなぐ役目を法務が担っている。
幸いなことに、今まで勤めた会社で訴訟はほとんどなく、あまり携わったことがないので、あまり書けない。
商事法務関連
名前からして、何やっているのかわからない業務。これは、取締役会、株主総会事務局の対応。株式事務(上場会社)。組織再編(イメージしやすいのだと、会社の合併とか)の対応。
ここでは書類作成業務がメインになりそう。議事録とか、官公庁に提出する書類とかあまり間違えられない大切な仕事。
組織再編があると、激務になるので、とっても残業時間が増える。
法律相談
契約書の確認以外で、法律に関する法律相談を受け付けることもある。
例えば、新規事業を行う際に、法令に抵触しているようなことはしていないかとか、行政の許可や届出が必要ないかなど。
この仕事は「信頼」してもらっているからこそできる仕事であって、普段の業務の積み重ねで、営業その他事業部の方々の「信頼」をしっかり得ていることが重要になってくると思う。
コンプライアンス関連業務
どの会社でも、どの業界でも重要だと言われているコンプライアンス。
みんな本当にそんなこと思ってる?なんてこの職についている人間が口にしちゃいけないか。
冗談はさておき、おそらく法務職の重要業務に一つだと思う。
これは会社によって業務内容は様々で、コンプライアンスに関する社内教育、情報発信や啓蒙活動を行う会社が多いのではないか。
僕も、社内教育講師とか委員会活動の事務局対応など色々な経験をさせてもらった。
おわりに
僕はまだ本格的な法務業務に関わって6年くらいしか経過しておらず、経験年数的にもまだまだひよっこなので、何も語れてないし、勉強不足感が否めない。
営業、経理、人事とかそう言ったイメージしやすい職業ではないので、少しでも多くの人に知ってもらえたらと思って書いた。事業面、会社運営面で会社の事業活動を支え頑張っているサラリーマンがいることを知ってもらえたら嬉しい。
法律に関係する仕事なので、弁護士とか資格が必要なのかと思うかもしれないけど、なくてもできる(ただし、法学部卒や法律関係の資格があった方採用されやすかったりする)。
日本語を正確に読み書きできれば、ある程度仕事はできると思う。僕は苦手なので、日々努力しているつもり💦
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それではまた👋
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