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ZINEづくり畑日記

2023/5/2
地域おこし協力隊メンバーが二人加わり、着任翌日早々にお手伝いいただき、我が家の庭を耕して畑を作った。
二十代・三十代があつまり6名ほどでわしわしと草を刈り、土を耕した結果、2時間半で畑ができた。(てってれー)

ビフォー
アフター!

雑草というかもはや竹みたいな、もんのすごくぶっとく固く根が張っているやつもありなかなか難航しましたが。もともと前の住人さんも畑をやっていたこともあり、土壌はあるので耕すだけでどうにかなった。本当は畝を立てる前に土に石灰を混ぜたりと土づくりをしなければならないけれど、もう植えなければいけないものがあり先に畝を立てて植えてしまったので、のちに追肥することにする。作物がどうなるかはまたこれからのお話。

2023/05/17

ここ数ヶ月、日々水をやってきた苗ちゃんたちがもうだいぶ育っていた。

もっさりもっさり


そろそろ植えたいなぁと思っていたこの日はめちゃくちゃ暑い好天気。

畑の先生、関さんがきてくれて、てきぱきとした手つきで畝の間のみぞをくっきりと掘って、上を平にする作業を手伝ってくれる。さらにマルチがけ。畝が細いからマルチは難しいかもしれない、と話していたが細い畝でもきれいにしいていくし、一人でできている。マルチをまっすぐに敷きながら、くわで縁をおさえるように土をかぶせる。これをしないと風に煽られてあっという間にマルチが外れてしまうそうだ。天地の裾は、「土を抱かせる」。一度マルチの中に土を入れるようにしてさらにそこから上に土をかぶせる。そうすると一層飛びにくくなるらしい。

苗を植える時は、マルチに穴をあけ、少し掘り返して苗をおく。マルチの中でも苗にかぶさるように土をかけるけれど、マルチの上からも、やはり風飛び防止で土を置く。いろんな知恵があるなぁ。マルチはへたったり破れなければ1シーズンくらいは使えるそうだ。これで雑草が生えてこないのか。知恵だなぁ。

そのまま植えたのは、茄子、ズッキーニ、スナップエンドウ、インゲン、大葉、赤しそ、サンチュ。トマトは畑に植えるとその後ナス科が植えられなくなるなどの制約があるそうで、考えるのが難しいのでプランターへ。花壇にレモンバーム、レモンタイム、セントジョーンズワート、キャットミント。セントジョーンズワートは抗うつに効く、ハーブティーにいいらしいのだけれど生命・繁殖力が強いらしいのでこちらもプランターへ。

どうでもいいけれど、セントジョーンズワートがずっとどうしても覚えられなくて、最初に「セバスチャン」みたいな名前が頭に浮かんでしまう。

あまり何も考えずに買ったカリフラワーの苗と、茎ブロッコリーは虫がつきやすいそうなので、実験的にだけれど、覆いが被せられるように、芋を育てていた温床に一緒に植えてみることに。カリフラワーにつく虫は芋は食べないそう。「蓼食う虫も好き好きと言いますからね」と関さんがいう。芋食う虫も好き好き。虫の好みも虫それぞれ。

暑かったこともあって、外で作業をするとどうしても眠くなる。なんだか理にかなっているなと思う。なんとか夕方まで仕事をしたけれど、定時を迎えた頃すっかり眠くなってそのまま2時間くらい寝た。心地よかった。

3月ごろから苗の種まき、草を借り土を耕し、畝を立て、日々水をやり愛でた苗を畑に植える。そんな一連の流れを生まれて初めて体験している。
これからは虫と対峙するシーズンになるであろう。葉っぱを観察しては、虫がついたらプチッと潰したりする。そんなことができる人間になるのだろうか。

畑作業の合間にでも、さっと、炊き立てのごはんで美味しいおにぎりと、とれたての野菜を入れた味噌汁やサラダ、昨日から漬けてたんだけどっていうお漬物とかでもさっと出して、果汁100%のジュースとか、そこに生えてるハーブをちぎってハーブティーを食後に出したり、そんなことができる人間に、私はなりたい。誰かのためになるというよりも、自分が当たり前のようにそういう生活になれたら、誰かのためにもすぐにそうできるのだろうな。もしかしたらもう少しでなれるのかもしれない。

ベニシアさんの畑への道のりは、まだ遠い。


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