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【スプレッドシート初心者向け】絶対に覚えておきたい関数「IF関数」編

スプレッドシートの関数、IF、IFERRORについて学びましょう。これらは条件に基づいて操作を行うための便利な関数です。

1. IF関数:条件分岐の関数

まず最初に、IF関数について学びましょう。これは「もし〜なら、これを行う。そうでなければ、これを行う」という条件分岐の関数です。

例えば、あなたが特定の月の収入が20000円以上かどうかを知りたいとします。その場合、IF関数を使います。

スプレッドシートに以下のように入力します:

$$
\begin{array}{|l|c|}
\hline
\text{月} & \text{収入} \\
\hline
\text{1月} & 10000 \\
\hline
\text{2月} & 15000 \\
\hline
\text{3月} & 20000 \\
\hline
\text{4月} & 25000 \\
\hline
\text{5月} & 30000 \\
\hline
\end{array}
$$

そして、次のようにIF関数を使います:

=IF(B2>=20000, "OK", "NG")

これは、「B2のセルの数字が20000以上なら"OK"を表示し、そうでなければ"NG"を表示してください」という意味です。すると、"NG"と表示されます。これは1月の収入が20000円未満であることを示しています。

2. IFERROR関数:エラーハンドリングの関数

次に、IFERROR関数について学びましょう。これは「もしエラーが発生したら、これを行う」というエラーハンドリングの関数です。

例えば、あなたがセルの値を数値として割り算したいとします。しかし、割り算の対象が数値でない場合、エラーが発生します。そのエラーを適切に処理するために、IFERROR関数を使います。

スプレッドシートに以下のように入力します:

$$
\begin{array}{|c|c|}
\hline
\text{数値1} & \text{数値2} \\
\hline
100 & 10 \\
\hline
200 & 0 \\
\hline
300 & \text{文字列} \\
\hline
\end{array}
$$

そして、次のようにIFERROR関数を使います:

=IFERROR(A2/B2, "エラー")

これは、「A2のセルの数字をB2のセルの数字で割り算し、もしエラーが発生したら"エラー"と表示してください」という意味です。すると、割り算が可能な場合はその結果が表示され、エラーが発生した場合は"エラー"と表示されます。


以上が、IFおよびIFERROR関数の使い方です。これらの関数を使って、スプレッドシートで条件に基づいた操作やエラーハンドリングを行うことができます。

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