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#秋

短歌週まとめ | 23.10.14-10.20

短歌週まとめ | 23.10.14-10.20

昇る日が黄金(こがね)にかがやく朝だから金木犀を吸って始まろ

店先で早咲きにけり竜胆のしづやかに落つ朝の涙に

ありあけの月さえ光に食べられて入れ替わってくあしたの月と

暗い夜が明けなくてもいい
ひとりでも人工灯のしたで踊るよ

夜が明ける匂いがします
冷たくて優しく肺を包み込むような

白みゆく空に境界線あれば
どこにいるのか迷わないのに

おひさまと珈琲ならば珈琲で
目覚まし時計は聞こえな

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短歌週まとめ | 23.10.7-10.13

短歌週まとめ | 23.10.7-10.13

アルコールの溶けた世界はちょっとだけ歪んでみえた羊が一匹

赤、赤、黄。紅葉愛でる人々も枯れ葉を軽々踏みにじるので

人知れぬ骸骨踊る深夜四時
宴の終いに突き立てる大腿骨 

ポキポキ、ポキッ全身鳴らし Let's enjoy!!
ブレイクダンスをまだ見ぬあなたへ

霧雨に押しこめられた夜だから紅茶を蒸らす明日のために 

ひととせの木犀の香忘れにし
おもひでだった褪せし花びら

順番に目が覚めて

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短歌週まとめ | 23.9.29-10.6

短歌週まとめ | 23.9.29-10.6

皓月は帰らぬ君を待ち侘びて無人の道を照らし続けた

背の老いた松に登れど月影は遠く遠くて懺悔もできず

そういえば自由に詠んでたはずだった赴くままに心隠して

暗がりの夜道に潜む黒猫とまた目が合って顔馴染みかな

インディアンポーカーだって嘘だけじゃ勝てないですよ黙って笑え

ひととせの木犀の香僅かにも思い出せない。あなたの声も

空想の庭で見上げた朝焼けの薄藤のただ麗しきこと

満月が夏を拐って

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