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パートナーシップに大切な「傾聴力」を伸ばす6つのコツ

みなさんはパートナーと時間を過ごす中で以下のような経験をしたことはありませんか。

・「でもさ・だって」など、相手の話を最後まで聞かずに遮ってしまった。
・相手の話を聞いていたつもりなのに「聞いてる?」と言われてしまった。
・相手がどんな気持ちなのかわからず困ってしまった。

”話す”ことはパートナーとの日常の中で欠かせないもの。当たり前に行うことだからこそ雑になってしまうことも、喧嘩に発展してしまうこともあると思います。

では、対話ができる関係性を築くためにはどうしたらいいのでしょうか。
喧嘩が起きるのは「性格の相性」ではなく、「聞き方」が問題かもしれません。

よい聞き方をする、つまり傾聴力を高めることがパートナーと心地よい対話をする上で大切になってくるのです。

「ふたりの教室」メンバーからも、「余裕がないときでも傾聴ができるようになりたい」「パートナーの本当の気持ちを引き出したい」など傾聴力を高めたいとの声が多くあがっていました。

今回は、パートナーシップを学ぶ「ふたりの教室」で行われた傾聴力を高め、対話スキルを伸ばす方法を学ぶイベントについて詳しくレポートしていきます!

普段どんなふうに相手の話を聞いていますか?


傾聴ができるようになると話し合いやすい空気が作れたり、喧嘩が少なくなったり、相手の気持ちを引き出し理解することもできるようになります。

また、同じ”きく”という動作でも「聞く、聴く、訊く」のように種類があります。それぞれどういう意味なのでしょうか。

ここで注目したいのが「聴く」です。この「聴く」という漢字、身体の部位が3つほど隠れているのですが、もうお気づきでしょうか。そうです、耳・目・心という3つの漢字で構成されているのです。つまり何が言いたいかというと、

耳:相手の言葉によるメッセージに最後まで耳を傾け、理解する
目:相手の言葉以外の言動(姿勢。表情、しぐさ。声の調子など)に注意を払う
心:相手の言葉の背後にある感情を受け止め、共感を示す

このように目と耳と心で相手の話を聴くことが大切だということです。

傾聴の3原則を知ろう

傾聴とは相手のメッセージに関心を持ち、相手の立場に立ちその背景まで受容することであるということが「聴く」の語源からもうかがえました。

ここでは、傾聴の3原則についてご紹介します!

受容:相手のことを受け入れようというスタンスを貫く
共感:なんでそう思ったのかな?と相手の立場に立って考える
自己一致:自分の気持ちに素直になる

この3つの姿勢を示すことが、傾聴をする上で大切なポイントです。

では、具体的にどのように傾聴力をつけたらよいのでしょうか。以下でご紹介します!

傾聴力をつける6つの方法

①聴く姿勢を示す
耳を傾けるだけでなく、身体と意識を傾けることが大切です。目が合わなかったり、身体が外を向いていたり、ながら聞きをしたり...そのような聞き方では、相手も「話していいのかな?」と不安になってしまいますよね。そうではなく目を合わせて、身体を相手に向け、頷くなど、聴いている姿勢を示して安心安全な雰囲気を作ることが重要です。

②相手のモノマネをする
相手の鏡になったように真似をするミラーリング。相手が腕を組んだら自分も腕を組むなど、同じ行動を取ることで相手が自分との相性の良さを感じやすくなるのです。

③言葉をオウム返し
言葉を繰り返すことで「聴いている」ことを伝えるとともに、相手には自己理解を促すことができます。たとえば、「今日仕事で褒められて嬉しかった」と相手が伝えてくれた際に「嬉しかったんだね」と繰り返して反応を伝えるなど。キーワードや感情を繰り返すことで相手の状況や感情を整理する手伝いもできるのです。

④あいづちを活用する
「うん」とか「やばい」だけになっていませんか?意図を持ったあいづちで話を引き出すことがポイントです。

●理解を示す:「なるほど」「たしかに」
●深掘りする:「どうして?」
●促進する:「いいね」「面白いね」

など、状況に応じて使い分けると話の幅が広がりそうですね。

⑤沈黙を読み取る
沈黙が苦手、という方もいますよね。でも実は、相手にとっては大事な時間かもしれません。沈黙には以下のようなタイプがあると解説がありました。

●考えを巡らせている
● 発言への不安や恐れ
● 落ち着いている、リラックスしている

たとえば相手が考え事をするために沈黙をとる場合は、遮らずに次の発言を待つなど、相手が沈黙するときはどんな場合なのか理解し寄り添った行動をとることが大切です。

⑥要点をまとめて返す
ついつい言い返してしまう!そんなときは、一旦聴くことに徹して相手の話をまとめてみることが大切です。相手の状況や感情を要約して、さらに気になる点を質問してみるなど工夫することで相手の話を遮らず、信頼関係を高めることにも繋がります。

傾聴は「あなたの味方だよ」というメッセージ

イベント後、メンバーからは「実践したい!」「ふたりにとって心地のよい話し合いのスタイルを見つけたい」などの感想が。

▼メンバーの感想

自分の普段の「聴き方」は何点をつけられそうでしょうか。聴き方を変えるだけでも、安心感を高めることができるとイベントで学びました。さらに、相手の話しやすいタイミングや環境を理解し、一緒に考えることも実践の上での大切なポイントになりそうです。

傾聴は、相手への愛情表現でもあります。
「あなたの一番の理解者である」ということを、ぜひ傾聴を通して伝えてみませんか。

▼パートナーと対等に話し合い、理想の関係性を叶えるコミュニティ『ふたりの教室』
「ふたりの教室」は、結婚や夫婦関係、家庭とキャリアの両立など、お互いを尊重しあえるパートナーシップを学ぶ会員制コミュニティです。90%が「良好なパートナーシップ形成に役立った」と回答しています。

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執筆:りか(@__25lik_)









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