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高輪橋架道橋に行った話

6月の中旬、港区高輪にある「高輪橋架道橋」を訪れた。ここは低すぎるガードとして有名な架道橋(俗に言うガード下)である。ネットの記事等でこの架道橋の存在を知り、一度は潜り抜けてみたいと思ったので訪れること似た。

京急線・都営浅草線の泉岳寺駅から歩いて数分のところにこの架道橋はひっそりと存在している。京浜東北線や山手線をはじめとしたJR線や東海道新幹線の下をくぐるようにして、高輪地区と港南地区を結ぶ道となっている。長さは約230mほど。中に入ると出口の光はわずかにみえるくらいだ。そして、その見た目は、住宅街やオフィスビルが立ち並ぶそばにはあると思えないほど古びている。

肝心の高さ(低さ)だが、架道橋の入口にある高さ制限の看板がその低さを物語っていた。最も低いところでは1.5m。身長がだいたい1.7mの自分は、架道橋を通るとき天井に頭をぶつけそうになるくらいだった。正直、体をかがめないと通れないところもあった。
また、この架道橋はこんな狭く細い道にも関わらず、思った以上に交通量が多い。特にタクシーの往来が激しく、架道橋を通る間に何度もすれ違った。この道は抜け道としても知られるため、使っている人も多いそうだとか。しかし、自動車が通る時は天井にぶつかるかぶつからないかギリギリの状態なので見ていてこっちまでひやひやした。

ちなみにこの高輪橋架道橋、実はまもなく見られなくなるかもしれない。というのも、高輪ゲートウェイ駅の新設に伴い、駅付近にあるこの架道橋は取り壊されてしまうようなのだ。時代の流れであり、仕方がないだろう。どれくらいの時期に取り壊されるのかは正確にはわからない。ただ、高輪ゲートウェイ駅が2020年に開業予定ということあるので、少なくとも見られるのはあと1年もないと思われる。興味のある方は早めに行くことをお勧めする。自分もあと1度くらいは訪れたいなと思っている。





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