CTDで起きた詐欺事件から感じたこと
事の発端
現在僕は、CTD(チムニータウンダオ)というキングコングの西野亮廣さんがファウンダーを務めるコミュニティに参加(といってもほぼロム専)しているのですが、そこでハロウィンに起きた詐欺事件について知りました。
詳しくは以下のvoicyを参考に
具体的な内容はさておき、まず率直に感じたのは「またか…」という思いです。
NFTやDAOに西野さんの勉強会をきっかけにハマったのですが、それから時代に取り残されないようにと必死で情報を取りに行きました。
行く先々で目にするのが詐欺や窃盗被害のツイート。やはり新しいものには危険がいっぱいというのが最初の印象。ただそれは投機筋、いわゆるお金儲けに目がくらんだ人たちの末路であって、純粋にNFTを楽しむ分には引っかかることはないだろう。。と思っていたのですが。
それが自分の所属しているコミュニティで発生したことで反省(考えを改め)しました。だってそれは過信だったということなので。
これは自身のツイッターでも投稿したのですが、自分が調べた限りもっともお金儲けと縁がなさそうなコミュニティがCTDでした。
有名人(芸能人)という顔と実業家(というか楽しいもの好き)の面を持つ西野さんの考え方は、共感できたし実際今の時代にあってると思う。
その西野さんに集っている人なら間違いないだろう……と信じたことが大間違いでした。
これはコミュニティ内のことだからあまり公には出さない方がいいかもしれませんが、ボイシーなどでも発信されていたので言ってしまうと、その詐欺が起こった(詐欺メッセージが流れた)時間というのが朝の5時前なんですね。
これはハッキリいいます。
絶対詐欺じゃん
にもかかわらず被害を受けた方、トラブルに巻き込まれた方。これはもう自業自得じゃないでしょうか?
これをうけてCTD内ではかなりざわざわしてました。そして間違った情報も行きかったりしました。対処に追われ結局西野さん本人からのメッセージも投稿されなんとか自体を収集するという結果になりましたが。。
何をしてくれてんねん。と、かなり多くの人が感じたと思います(これは私的な意見)。
そもそもweb3.0の世界では「自衛」が基本的な対策ということは、数ヶ月勉強した僕でもわかりきっている事実になぜ気づいていないのか?
もうほんとに自分が選んだコミュニティとして情けない限りです。
で、まず伝えたい事はCTDのメンバーの中にいる投機筋の人達、まだいるならとっとと出ていけよ。ってことです。
これは批判してもいいし、反論してもらってもいいのでCTDのメンバーに届けばいいなと思います。
DAOとは
次に伝えたいことは、そんなことを言いながらも、それも込みでDAOなんじゃないの?という話です。
これは実際に現場で活躍されている方のツイートやnoteでも、最近よく見かけるのですが、ある意味これができるのがweb3.0の世界線だということ。
つまり信用で成り立っているDAOなんていつかは崩れてしまうという現実を、いかにして受け止めるかが非常に重要。
徹底的に潰すのか、しゃーなしと流すのか。一つの答えとしてはスマートコントラクトだと言う方もちらほら。
確かにヒューマンエラーはシステムで回避するというのは西野さん自身も仰っていることなので、おそらく正解なのですが、個人的にはそもそもリテラシー不足は参加させないというのも必要かと思います。
なぜなら組織の価値が下がるから。
自分が参加したコミュニティには、面白いことや新しいことに挑戦して欲しいという願いは誰しもあって、その中であわよくば自分に利益をという思いも重々承知しています(実際自分が全くないとは言えないし)。
さらに言えば自律分散型っていう組織の中で、自分たちのやりたい事をやらせてくれーと暴れ出すこと(実際にちょっと揉めてたし)ですら、あまりよくないけどまだ必要な意思表示だと思います。
ただ詐欺に引っかかるなんてことはそれ以前の問題で、要するに人(組織)に迷惑をかけているという意識が全くない人が、気まぐれで集まってきているだけです。
もちろん自分が異端扱いされるならとっとと出ていきますが、少なくとも個人的にCTDが目指すべき方向は被害を減らすことではなく、無くすこと。
なぜならそれが発生する度に、西野さんやリーダーの方々が対応・処理してメンバーに「ご迷惑をおかけしました」という流れ、言わばサービス提供者として対応をせざるを得なくなるから。
これがおかしなことだと気づく人が約9000人いる中で何人いるのか?
本当にアンケートを取ってみたいです(本当に聞いてみようかな…)。
結局のところ自分たちでこの問題を乗り越えなきゃいけないし、もし放置するならいつか崩壊するだけ。そのことに不安を覚えたこともこの文章を書く理由になっています。
そしてこういう内容を書くと必ず現れる「だったらお前が解決しろよ!」といったシンプルな反論については次でお答えします。
CTD内の違和感
そもそも初めてDiscordに参加した時点で、結構縦社会だなって思いました。
一部の人間が若干崇拝(語弊があったらすみません)された状態でかつ、西野さんが右を向けと言えば右を向くような人たちが集まっている雰囲気は否めないし、それが悪いわけじゃないですがなんとか変えようとする人たちもほぼいない。
試しにジャブを打ち込んでみました。すると結局対応するのはリテラシーの高いリーダー格の人たちで、その方々の知識や能力はすばらしいなと感心しました。
うっとおしいのはそれをよしとしない人たち(すぐに批判っぽく取る人たち)、つまり信者です。
初心者に優しいDAOというテーマにも関わらず、口を開けば西野さん西野さん。もしかして西野さんのことを知らない人もいるかもしれないのに何だこれ?って感じ。
縦社会で上にはヘコヘコするくせに、下が入ってきたらまるで自分が上に立っているかのような対応。
初心者に優しくすることが目的というのにかこつけて、手取り足取り教えすぎている。1から10を教えるんじゃなくて、先に3ぐらいまでは予習してこいよ!と言い切る風潮もセンスもない。
そんな僕がこのコミュニティに参加している理由はシンプルで、それでも他のコミュニティよりマシだから(これは酷く個人的な意見)。
僕は西野さんの考え方ややり方、それに共感している人たちを否定はしませんが、ただ完全に賛成するわけでもないです。そしてそういう人間がいる場合にコミュニティがどうなっていくかも知りたいです。
そんな時にコミュニティ内で取れた手段は一旦黙っとくでした。
ただ一旦黙っていたけど実害が出てきそうなので、ちょっとストレート一発打ってみようかな程度の内容だと考えています。
もしこの一打の結果が、何かしらの影響を与えることになれば、全力でCTDを変えに行きます。もちろん多勢に無勢でしょうけどやれることはやってみます。
が、「だったらお前が解決しろよ」の答えです。
要するに今からやるってこと。
改革案
まず大前提として、寄付関連以外のNFTの販売を一旦全て止めること。その理由はきちんと精査した上で次の手を打つべきだからです。
今はまだCTD内には危険因子が大量にあります。それを排除するスマコンなり、対策を完全に実施できた時点でしっかりと次の手を打っていく。
なぜ寄付関連を残すかと言うと、シンプルに見栄えが良いから。
(もう一つありますが後述)
そしてその収入源はとっくに確保できており、それは9000人のメンバーそのものです。
その人達が寄付活動を本気で続けたいと思うなら、自分たちがそのお金を出せばいいだけ。ただそれだといつか終わってしまうのでさらなる収入源が必要である。
というのが今のCTD内の考え方……だが果たしてそうだろうか?と僕は思っています。
現時点のCTDのお金の流れを一行で表すと
CTDメンバー→西野さん→CTD です。
勘違いしないでほしいのが、間に西野さんがいるのは、ピンハネしているとかではなくて、西野さんが進めてくれているプロジェクトだからみんながお金を払っている構図だということ。
つまりDAOそのものの価値にお金を払っているのではなく、西野さんに入るべきお金を西野さんが受け取っていない(つまり横流し)だけ。
これは西野さんのオンラインサロンとほぼほぼ同義であって、本来のDAOとは程遠い形だと思います(これは結構マジ)。
おそらく運営されている西野さん自身も気づいている(もしくはそれも全て計算の内なのか😅)と思っていて、それが色んなとこで言っている僕は入っていませんという言葉。
確か以前のお話で、クオリティを担保するために最終決定権は僕にあると答えていましたが、あくまでそれはブランドとして活動する場合であって、単なる寄付や慈善活動にブランドもへったくれもない。
つまりCTD内で西野さんにならお金を託してもいいという民が、西野さんを通さずに寄付に回せばいいだけ。
だって盲目的に西野さんをずっと崇拝し続ける信者がたくさんいるんだもの(これはちょっと皮肉)。
で、結論から言えば寄付なら自分のお金がなくなるだけだから投機筋がコミュニティに参加するメリットがほぼほぼ0になる。
そうして一旦組織をクリーンアップしてから実際に収益を取りに行く、その順番でやってもおそらく日本では先頭集団のままいられますし。
あと積極的に外部の技術者さんも取り入れる方がいいと思います。これは批判覚悟で言いますが、CTD内だと特定の人に利益が発生してしまうから。
実はちょっとこれも疑問視していて、積極的に活動している人に報酬を与えるのは、それこそブロックチェーン技術と同じであって然るべきだとは思います。
ただそれだとそれこそPoWの状態で、頑張れば頑張るほど利益になると思った人たちが一気に流入してきて、結局クオリティの低いものが出来上がってしまう=揉めるのではないかという懸念があります。
アイデアの共有ならありですが、やはり身内に技術者がいることもリスクになり得ると思います(今回の詐欺事件は技術者間の繋がりが原因とも言えなくもない)。
この現状を打破するには、信頼のおける外部に発注してその契約上損害は全て相手持ちにしてしまえばいい(ここは僕の想像なので実際そうしているならごめんなさい)。
まとめると、内部情報が簡単に公開され、かつ誰でも入れるという状況、かつリテラシーが低い人が多いのであれば、すでに組織としてはかなり致命的な状態であると僕は感じてしまいます。
それならいっその事、利益を取りに行く!!と剛腕をふるっているMZDAOの方がシンプルで分かりやすい。
(まあそれはそれで詐欺や傲慢の吹き溜まりになるリスクも高いですが、それは織り込み済みでしょう)
他にもそもそも縦社会を導入するなら入場券NFTをランク制にするとか、平等を押すなら1人1案を必ず提出し検討するとか、やる気を出させるならCTD内で100人単位ぐらいの仮想グループを作ってプロジェクトのコンペをするとか色んな方法や実験はできると思います。
西野さん曰く「素人の出した意見なんて何千年も前からあるもので、すでにやってダメだったから誰もやってない」らしいので、僕のこの意見も多分ゴミなんだと思います。
僕もそう思いますw
でもそのゴミの中で光るものを見つけるためには何もしないではなく、取りに行かなければいけないと思うので、それを明確にしてCTDの進む方向を決めていかなければ他のDAOと対して変わらないと思います。
それで西野さんが良しとするならそれでもいいのですが、立場上良しとしかできない(反対はとてもし辛い)ので、額面通りに受け取るのやめておいたほうが無難です。
あと今更ですが、これほとんどが一緒にコミュニティに参加しているCTDの皆さんに伝えたいことですよ!なんか変な取り方をして、「西野さんを批判している!!」とか「頑張っている人たちを何だと思っているんだ!!」とか、本当にヤメて下さい…お願いします。
でも意見や想いならどんどん下さい!ディスカッションしましょう。
CTD内では僕の立場は(恐らく)弱いのでできれば場外でお願いします。
最後に
僕の理想はCTDが、世界初の本当の意味で善人しかいないコミュニティにすること。もしそれができてそのコミュニティに参加しているという事実があれば、これほどステキなことはないでしょう。
偽善者と言われるかもしれませんが、自分の生活は自分で守り、決して他人を利用するのではなく、応援し続けられる組織のほうが結局評価も上がります。
まあその結果として収益となってもその時はその時で、例えばCTDに入っていたら大学や会社に入りやすくなるという未来になれば、無理してお金を出してボランティア体験ツアーに行く必要なんてなくなる。
CTD学校が出来て、無料で勉強ができるメタバース空間を作ったりもできるかもしれない。
ハロウィンに一部の人が騒いでNFTを買い漁るより
そっちの方がおもしろくないっすか?
支援することをベースにした組織は絶対に黒い部分が生まれるので(完全な偏見)、それがブロックチェーンやスマートコントラクトで解決できる。
つまりは理想を現実にできるかもしれない。
これがNFTの未来だと思うので、みんなで検討して欲しいと思います。
僕はまだ知識と経験が足りないので引き続きゾンビやります!
おやすみなさい😁
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