「忙しい」は、理由ではなく言い訳。

こんにちは。

万願寺とうがらしは辛くないことを知ったすけまるです。

仕事の世界でありがちな一言が、実は成長の妨げになっているよというないようです。

あなたは今、「忙しい」ですか?

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▼主観と客観

仕事において、何かが達成された時に、「よく頑張ったね」と言われることがある。

この言葉を受けたときの感情は大きく2つあって、一つは「がんばった甲斐があった」という前向きなものと、もう一つ「これでいいの?」という後ろ向きなもの

本当に一生懸命に取り組んだなら前者で、なんとなく適当にやった場合は後者となり、自分の達成したことを主観的に捉えた場合の感情

一方、相手の感情を考えた時は、どちらも同じ、つまり客観的に捉えた場合は特に問題はない。

これが何を表しているかというと、プロジェクトの成功は主観ではなく客観によって評価されるという事実である。

もし仮に自分が死ぬ気で努力したとしても、結果的に「全然ダメ」と言われたらプロジェクトは失敗していることになる。

つまり評価ベースで行動した場合は、自分の努力より相手の要求に応えることが優先されるので、成長より対応力が培われる。

▼成長できてる?

例えば部下の立場で、先のように行動した場合は、上司に重宝され評価も上がっていくと思う。

ところが、逆に上司になった場合はこの能力は評価されない

それは相手の要望通りではなく、期待以上の成果を求められるから。

ここで先ほどの、主観的評価が必要になってくる。

つまり成功失敗の判断を客観的ではなく主観的に捉えなければならない

なぜなら「もっといいものが作れる」「最小限で最大限の効果を」など、要求されるものが質(クオリティ)に変わっているからである。

立場が変わると、捉え方を変えなければならない。これが自分が成長しているかどうかの判断基準となる。

▼「忙しい」というワード

自分が本当に成長しているかどうかを判断するのに、普段の会話で「忙しい」という言葉をどこで使っているか?というものがある。

例えば、誰かに頼みごとをされた時に、「ちょっと忙しいから無理」と言っているなら、部下でも上司でも全然ダメらしい。

できる人なら、「アレとコレと〜〜が終わってからなら可能」と条件を提示するという。

部下に「今忙しい?」と聞く場合も同じで、「○○が終わって時間が余ったらコレお願い。無理そうなら報告して」と、いちいち状況を確認しない。

その返答が「はい、忙しいです」でも「いいえ大丈夫です」でも結局頼むことには代わりないから。

プライオリティと期限を明確にすれば、相手の忙しさは関係ないのである。

結論、「忙しいから○○」というのは主観的なものでしかなく、仕事をする上での条件になり得ない。

他にも、時間がない・余裕がない・厳しい・キャパオーバーなどは、ただの言い訳でしかなく、本当はやりたくないだけ。

自分がやりたいこと、挑戦したいことならそうはならないはずである。

だからまずは「忙しい」などの言葉を使わず、的確に現状を伝え、察する力を身につける。

そのためには、客観的評価を意識するのではなく、1番初めのプロジェクトから主観的に判断をする癖をつけておいた方がいい。

その上で、相手の要望にはきちんと答え最大限の成果を目指すことが本当の意味での成長。

要するに主観と客観の使い分けである。

他人の評価を鵜呑みにして、自分自身の成長を止めないように気をつけないと、いつか足元をすくわれることに、早めに気づく必要がある。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

ここで冒頭の質問に戻りますが、その答えとしては「要件はなんですか?」と聞き返すことがベストかもしれませn。

相手は忙しいかどうかを知りたいのではなく、頼みたいことや聞いてほしいことの枕詞に使っているだけなので。

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