もういくつ・・・

2023年1月 第1週 #237:hiko

心機一転、週ごと投稿の1本目。
そんな折、keyとの会話で思い出したことがある。
思い出の残し方について。

ドライブで彼女に音楽を任せると、しばらくして何度か同じ曲が流れた。
聞くところによると、その日の気分でプレイリストを作るから、プレイリスト間で曲が被ることがよくあるとのこと。
それらのプレイリストに○月✕日と名前をつけるそうだ。

そういう思い出の残し方もあるんだな。
たしかに、ずっと聴いてた曲は景色をよみがえらせるもんな。
川崎鷹也の『君の為のキミノウタ』は、御茶ノ水の駅から塾までの道を映し出す。

写真でも日記でもないけど、すごく納得出来る。
日記はこれから投稿頻度が落ちて、抽象的にもなるだろうけど、文字だからこそ残るものがあるはず。
俺たちはこうやって思い出を残していく。


とまあ、長い導入でした。本編スタートです。



元旦

大晦日の夜バイトが終わって、年越しを家で過ごした。今年はそば食ったっけな。
留年が決まってからほぼ毎日酒を飲むようにしていたせいで、帰宅してすぐに缶ビールを手に取っていた。

年末年始マジックに酔いも手伝って、去年お世話になった、今年も仲良くしたい人にあけおめテロを敢行した。
久しぶりに連絡を取る人もいて、嬉しくもあり恥ずかしくもあり、胸がざわざわした。

にやけた顔を家族に見られないように外で煙草を吸いながら、連絡をする。

1時間後、sukeと合流した。
お互い暇だったのと、初日の出を見るつもりだった。
なんと俺は人生初の初日の出。

車の中ではいつも通り深いようでしょうもない話をしつつ、養老渓谷を目指した。
当たり前だけど、俺はハンドルを握っていない。

養老渓谷はすごくいい所で、近い人は行ってみたらいいと思う。(雑)
真冬の夜の川辺なので、とんでもなく寒かった。

どっかの展望台から初日の出を見てたんだけど、やることもないので日の出予想の1時間前から外にいたせいで、クライマックスの日の出の時間は寒さで集中できなかった。
それでも綺麗だったから、捨てたもんじゃないね。
まあ、初めてだから拾ったんだけどね。


そういえば、元旦の意味って知ってる?
正しくは、元日と元旦の違いって分かる?

有名な話だけど、元日は1月1日のことで、元旦はその午前中らしいよ。元旦の「旦」が地平線と太陽を表しているんだって。

この日はお昼くらいに解散した。日は高くなっていたけど、たしか午前中だった。
だからこれは「元旦」の日記。



親戚カラオケ


1月3日、父方の親戚の集まりがあった。
結構な大所帯なので、駅前のカラオケのパーティールームでやるのが恒例。
兄の帰省スケジュールを踏まえて、この後に初詣に行く予定だ。移動は車。

誰が運転するんだってなって、父方の親戚だから親父は飲むし、大人の集まりだから母も飲むし、いつも話題の中心にいる兄は飲むし、このメンツで姉には運転させないだろうし、俺がすることに。
ていうか、立候補した。

まじで一滴も飲んでない。偉い。


昨年父方のおばあちゃんが亡くなって、「あけまして〜」って言っちゃいけないんだって、カラオケにつく直前に思い出した。
扉を開けると、元ギャルの従姉妹が開口一番「あけおめ〜☆」って。
思わず吹き出しそうになるのを堪えて、にやけ顔で我慢。

何が良いとか悪いとかじゃない。
そんな彼女は、いつも通りみんなで盛り上がっている。俺とは違う。
何が良くて何が悪いのかもわかる。


IQを下げて反射的にしゃべるのはまだ難しいので、しゃべったりしゃべらなかったり。

場が落ち着いてくると、「誰か歌わないの?」って誰かが言い出す。というか、「hiko歌わないの?」って言ってくる。
俺がカラオケ好きだってことを知っているから。
こうなってくると、しゃべらなくても場に存在を示すことができる。BGMとして。

みんな普通に歌が上手くて、聞いててたのしい。


煙草を吸いに部屋をでて、喫煙所へ向かっているとき、従姉妹の姉の旦那さんと2人になった。去年、1年遅れの成人祝いをお年玉として頂いたことを思い出して、そのまた1年遅れのお礼をした。お詫びと一緒に。
すごく清々しい気分。

煙草を吸っていると、高校の同級生に会った。
なんとビックリ。
「ちょ、シーシャ行こうぜ。てか連れてって。」
ってことで、シーシャに行くことが決まった。
俺の知り合いで彼女よりシーシャに行っている人間を俺は知らない。


いとこ姉妹には子どもがいて、いとこ姉の長男はたしか4歳くらい。いとこ妹の息子は5歳くらいだった気がする。
妹の息子はhikoの兄がお気に入りらしく、ずーっとかまちょしてた。
姉の長男もそれについて行くんだけど、兄が大変そうなのと、俺も子どもと遊びたいってことで混ざっていった。

妹の息子はhiko兄に肩車され、姉の長男は俺が肩車して、パシフィック・リムごっこが始まった。

天井とカラオケのスピーカーに気をつけながら、落ちないようにバランスをとって、その上でバトルっぽい動きをしなきゃいけない。
こうやって子どもと関わるのはもうほんと初めてで、めちゃめちゃ大変だったし、慣れてる兄が凄すぎる。

楽しかったしかわいかったし、勉強になった。


そういえば、俺のnoteネームのhikoは苗字をもじったもので、この場の全員が「ひこ」だったわ。



初詣について


カラオケを出て、なんやかんやありつつ、初詣に向かった。
毎年決まって、車で30分ほどかかる大きめのお寺に行っている。

特に書くべきことはなかったから省略。
けど、一つ思うところがある。

大学受験で日本史を勉強して、日本の宗教について少し知ったんだけど、初詣って本当はお寺じゃないらしい。

お寺は仏教だからだって。

初詣は日本神道に由縁があって、神社に行くものらしい。
だからってわざわざ「神社に行くべきだ!」とは言わないけど、このことは毎回説明している。
その上でお寺に行こうってことで。

うちはもう俺が子どもの頃からそのお寺に初詣に行っていて、兄が大学受験のときには合格祈願で本殿に入って祈祷している。
ここまで縁があるなら、そのお寺にもご利益があるというか、行かなくなる方が反心になるだろうから。

でもね、知っているだけで意味があると思うんだ。

「知ってるだけでやらなきゃ意味ない」みたいな考え方もあるけどね。そうじゃないこともある。

「固定概念」は本当は「固定観念」なんだよって言いたいこだわりみたいなものなんだけどさ。


By hiko.

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