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本気の秋、みつけた。

2022/11/27(日) #201:hiko

11月の暮れ、夜も寒さに本気を出し始めた今日この頃。俺は紅葉の写真を撮りに出かけた。

1週間ほど前、たまねぎからLINEが入った。
「ひこπさん!27日空いてますか?紅葉撮りに行きましょう!!」

俺が元いたサークルでは、趣味でカメラをやっている人間たちが集まって写真を撮りに行くサークル内サークルがあった。
別に責任も目的意識もないなんとなくの集まりで、あいつはカメラを持ってる、あいつは写真が好きらしい、あいつも来たいって言ってるわ、で都合のいいメンツが集まった、ただのお遊びグループだ。

そんなグループに所属しているたまねぎが、今はもう所属しているか分からない俺に声をかけてくれた。
その他に2人、俺が現役時代に仲良くしてもらった後輩女子がいるらしい。noteネームはnumとlin。たまねぎとnumは俺の1個下、linは2個下。
ちなみに、linの1個下で俺は関わりのない代のめっちゃかわいい子も来る予定だったけど、ご家族がコロナに罹患してしまい来られなかった。めっちゃかわいい子が来るらしいってバイトとかで自慢しちゃってたので、すごく恥ずかしい。

それはいいとして、ちょうど紅葉の写真が撮りたかったので、無理やり予定をこじ開けて今日を迎えた。

今回向かうのは埼玉県嵐山町の嵐山渓谷。嵐山と書いて「らんざん」と読む。あらしやまじゃない。
ここにした理由はあんまりなくて、4月頃にテレビで観て、「秋には紅葉の名所としても有名」って言ってた気がするから。

前日が飲み会だったこともあり、微妙に寝坊してしまった。車で3人を迎えに行く予定だったが、全体的に1時間ほどの遅れとなってしまった。
嵐山渓谷に着いたのは13時半。いつも通りの初心者カメラ旅に。

その遅れがひどく痛いと感じるくらいに、嵐山渓谷は良いところだった。

俺 photo By lin.

お気に入りの1枚。かなりいい写真でしょ。
BBQスポットとしても有名で、カメラの裏側には家族連れやカップルがコンロで肉を焼いていた。

駐車場のおじさんが遊歩道の地図をくれて、展望台まで行くといいよ、と教えてくれていた。その展望台までの道中を写真と一緒に見せていく。


ちょっと暗いのが残念 photo by hiko.

川を渡った向こう岸に遊歩道がある。その途中。ガチのカメラマンが何人もいて、申し訳なくなった。
左からたまねぎ、lin、num。


紅葉と服が同じ色。photo by hiko.

遊歩道を歩いていく。
道中いくつも写真を撮りたい場所があって、その度に立ち止まっては撮影会が始まった。

カメラ詳しい人や写真が上手な人からすると、色々指摘したいところがあるんだろうけど、顔が見えづらい写真を選んでいるのと、アクティビティの1種なのでご勘弁。


I couldn't take the awesome picture like this ever.

とんでもなく良い写真、かはさておき好きな写真が撮れてしまった。
このnoteにも何度か上げたことがあるけど、俺が持っているカメラは色が出にくい。それを俺は''淡さ''としてどうにか味にできないかと試行錯誤している。
だからこんなに鮮やかな赤が写ったことが嬉しかった。
それに、敢えて逆光にしてみた結果、被写体の輪郭に沿って光の輪郭線が生まれている。光っていいね。なんか、若さとか美しさを感じる。
縦にしたことと、身体を写す範囲、背景全体が一面の紅葉っていう構図もどんぴしゃで好きだ。

テンション上がって英語で書いちゃった。間違ってたら教えて。


彼女目線てきな。photo by lin.

書いてて恥ずかしくなっちゃった。
ここは駐車場のおっちゃんが言ってた展望台がある場所。
その辺の岩に腰掛けてlinを撮ってたら、こんなにいい写真を撮られてた。俺は下手すぎていいのが1枚もなかった。

ここまでの道中にもいい写真は何枚もあるんだけど、全部出すのは勿体ないのと、長くなるので割愛。


シティっぽい服が際立たせる秋。photo by hiko.

ちっちゃくてかわいい。
たまねぎとは何度か写真を撮りに行ったことがあって、もしかしたら俺が写真を撮った回数で言えばsukeやKNに引けを取らないだろう。

何度か撮る内に気づいたのは、たまねぎは日の丸構図しか勝たん。ってこと。
俺は低身長女子が性癖なんだけど、写真だと背の低さが生かしきれないことがある。日の丸構図は画面上半分が空白になるから、ちゃんと低さを演出できる。
逆に高さを出したい時は注意が必要だと思う。やったことないからわかんないけど。

あとみろ、これが''淡さ''だ。


あっという間に3時間が過ぎた。
駐車場が17時に閉まるので、帰りは4人で猛ダッシュした。遊歩道を猛ダッシュ。この趣のなさが、若さと初々しさを感じさせる。これもまた趣なりや。

履いているズボンがダッシュには向いていなくて、だんだん下がってきてしまった。何度も両手でたくし上げながら、必死に走る3人の後ろをついていく。
ふと、遅いなと思った。意外だった。

俺は長距離走が大の苦手で、中学の頃は仮病で逃げていたほどだ。
更には喫煙者になって3年を過ぎている。
こんな俺が、ズボンをたくし上げながら余裕でついていけることに驚いた。
女子、思ったより体力ない説。


日が暮れる。
嵐山渓谷周辺の大きい公園で、紅葉のライトアップがあることを嗅ぎつけていたので、まだ帰るつもりはない。
腹ごしらえでもしようとご飯屋さんを探し始める。
しかし、みんなあまりお腹が減っていなかったこともあり、すぐにはお店が決まらなかった。
そうこうしているうちにライトアップが始まる時間に。時間も勿体ないので、食べずに行くことにした。

この辺で紅葉のライトアップといえば、ご存知の人もいるかもしれない。
俺たちは国営武蔵丘陵森林公園に向かった。
この時期はかなり混んでいて、入口に近い駐車場は空きがない。
少し遠い駐車場に車を停め、シャトルバスで向かう。バスの中も楽しかったな。

国営武蔵丘陵森林公園のライトアップは圧巻だった。写真を目的に来なかったら、もっと感動できたと思う。
普通にデートで来たいな。

だらだら書くのも意味ないので、この写真を見ろ!

人生で1番かっこいい俺の写真。photo by たまねぎ.

見てよこのビビッドな紅を。(倒置法)
暗さと、林っぽさと、照明の感じがたまらん。

本当は別の写真のつもりだったけど、顔が写りすぎてたからやめた。にしてもかっこいい。
やめた方は俺の各SNSのプロフィールに設定してある。1年は絶対に変わらないだろうな。


11月末の夜は本格的に冷え込んだ。
温かいものが飲みたくなって、コーヒースタンドに寄った。いやオシャレ。

これまたあっという間に3時間が過ぎた。
閉園時間だ。時刻は21時。
名残惜しみつつ、人生で必ずもう一度来るだろうと確信して公園をあとにした。

公園の前にご飯を食べなかったせいで、みんなお腹がペコペコだった。
それが功を奏し、ご飯の場所がすぐに決まった。
やっぱあれだな、飯を決めるにはまず空腹になるべきだな。
俺たち一行が入ったのは、ファミレスのような出で立ちのハンバーグ屋さん。さわやかを彷彿とさせる。

ハンバーグとチーズカレーのセットにした。カレーがあるのめっちゃ嬉しい。
空腹だったので当たり前に美味しい。
写真を載せようか迷うな。
いや、やめとこう。ブレるわ。

ご馳走様してお店を出る。
たばこを吸って、運転席に戻る。
さて、これから中距離ドライブだ。

車をタイムズで借りたせいで、この日は俺以外が運転できない。まあ、そうじゃなくても俺以外が運転してたことなんてほとんどないんだけど。
中々の距離と時間に、普通にめっちゃ疲れた。
眠かったし意識も半分朦朧としていて、最後の1人を送ってから車を返したときまでの記憶がない。

そしてまた、倒れるように眠りについた。


はい〜、いかがだったでしょうか。
推敲して思ったんだけど、なんかあれだね、こうやって複数の画像をぽつぽつ置いていくと、ギャラリーを歩いてるみたいだね。
ってなわけで、疑似体験型ギャラリー、楽しんでいただけたら幸いです。

あぁ、写真撮りにいきたいな。上手くなりたい。
本気の秋、綺麗だった。本気の冬も、春も、俺も、お前らも、まだまだこれから。


By hiko.

今回大活躍のカメラ君を添えて。photo by lin.

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