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【ネタバレあり】ドラゴンボール超スーパーヒーロー感想

本日公開の映画「ドラゴンボール超スーパーヒーロー」を見てきました。滅茶苦茶面白かったですよ。note書いてたら想いが止まりませんでした。ぜひ読んでみてください。

私自身は滅茶苦茶コアなファンではないけれど、ドラゴンボールは子供の頃から漫画で読んでいて、大人になってもドラゴンボール超のアニメも見ていたくらいのファン。前作の「ドラゴンボール超ブロリー」も視聴済み。

今回、初のフル3Dということでしたが、違和感なく楽しめました。むしろ鳥山明の世界観ってこのほうがマッチしているのかも、と思ったくらい。
マゼンタの腕にお茶がかかるシーンとか、Drヘドがホバーカーに乗り込むときに車体が地面に下降したりとか演出が細かったな。
戦闘シーンは気功系の演出が少なかった気がするけれど、3Dとは相性悪い?予算がかかるのかな。でもラストの戦闘シーンはカメラが回り込むような演出が多かったから、それは3Dの恩恵なのかしら。

ここからはネタバレ含めた感想。

ピッコロがストーリーを回していましたね。パンちゃんの修行や、腑抜けた悟飯への気付けなど、お父さんっぷりを発揮していました。
敵役のDrヘドや人造人間ガンマ1号2号は根っからの悪ではなく、むしろ精神面ではヒーローサイド。マゼンタから「Z戦士は悪」と唆された結果、ピッコロたちに攻撃をけしかけます。
ピッコロは1度はガンマ2号に敗れるものの、神龍の力でパワーアップ。再戦時には新形態(オレンジピッコロ)を見せて圧倒。
戦いの中で、ガンマ1号2号は真の悪がZ戦士ではなく、マゼンタであることに気づき停戦。が、そのタイミングでマゼンタがセルマックスを起動させてしまい、ガンマ1号、2号、ピッコロ、悟飯、かけつけてきた悟天、トランクス、クリリン、18号と共闘してセルマックスに立ち向かう。最終的には悟飯の新形態で魔貫光殺砲でセルマックスを倒しました。
ガンマ2号は戦いの最中で犠牲になり、残されたガンマ1号とDrヘドはカプセルコーポレーションで働くことに。

セルマックスはセル第二形態を赤くして巨大化させた感じ。自我は崩壊しており会話はありませんでした。でもしっかり若本さん。ピッコロが巨大化して応戦しました。余談ですけど、ドラゴンボール超は昔の技や特性を引っ張り出してくれるのが嬉しいですよね。宇宙サバイバル編の天津飯や亀仙人の立ち回りが楽しかったな。

悟飯の新形態は銀髪赤眼でいかにも魔族といった感じ。衣装もずっとピッコロとおそろいでしたしね。進化中に青いオーラも出ていたので、悟飯もサイヤ人ブルーになるのかな?と思いましたが、いい意味で裏切られました。でもやっぱアルティメット悟飯がかっけぇ。

今回、悟空とベジータはビルス様のもとにいて、地球の戦いには与せずにいました。そっちはそっちで悟空とベジータが対戦していて、今回ベジータが勝利しました。二人の戦いを見ていたブロリーやネモが号泣していました。チライが呆れていましたが。でも、視聴者にもその涙は伝わりますよね。

映画のテーマとしては「孫悟空がいなくても戦える地球」ひいては「世代交代」といったところでしょうか。いわゆるドラゴンボールZ世代的には悟空一強でしたから。そういう、メタ的な部分も含めての「世代交代」なのかな。今のこどもたちにとってはみんながヒーロー。

とはいえ、ドラゴンボールって昔から「多様性」が当たり前に描かれていて、いつまでも古くならないな、というのが今回の映画を見ての感想です。ピッコロと孫一家の関係もいびつですが、不自然ではない。悟空や悟飯を父親としての側面にフォーカスすると問題ありまくりですが、そこをネガティブに演出するでもない鳥山明のフラットな世界観。改めて優しいし先進的だったんだなと思いました。だからこそ、悟空や悟飯、もちろん他のキャラクターもその像が時代によってブレることがなく、今日まで変わらず愛されているんでしょうね。

他にも、悟天とトランクスがそろったからには、当然フュージョンするんですが、今回は失敗してデブゴテンクスのままでした。劇場の子どもたちは大笑い。なんか、こういうのもほっこりしました。

そうそう、DrヘドはDrゲロの孫なんですが、その家系図も作中で示されてました。ここ、結構小ネタ詰まってる感じです。人造人間16号の出自って過去、語られてましたっけ?

今回の映画、ドラゴンボールに愛着あるヒトほど楽しめると思います。勿論、新形態に対する好みの差はあるかもしれません。でも、いまのこどもたちには滅茶苦茶かっこよく映ってるんじゃないかな。僕たちが超サイヤ人3やベジットに興奮した感覚と同じように。





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