【VPoEインタビュー】開発者として社会課題に挑む
こんにちは。
「建設現場を魅力ある職場に。」というミッションを掲げて建設業向けマッチングプラットフォームを運営している「助太刀」です。
助太刀の役員体制は、代表我妻を中心として執行役員含めた7名の体制をとっています。
そのうちの一人、開発部門の執行役員VPoEの月澤さんにインタビューを実施しました。ちなみにベンチプレス110kgを上げる、筋トレが趣味のムキムキVPoEです。
(プロフィール)
月澤 拓哉 執行役員VPoE
北海道大学大学院 情報科学研究科卒
2013年 グリー株式会社入社。ソーシャルゲームプラットフォーム、ゲームの企画/開発/運用に従事
2017年 株式会社ジーニー入社。広告プラットフォームの開発チームリーダー、マネージャーを経て2019年より開発部の部長に就任
2020年 助太刀に参画、執行役員VPoEとして開発部門を管掌
ー自己紹介をおねがいします。
はじめまして、月澤と申します。
現在助太刀で執行役員VPoEとして、開発組織全体を管掌しています。
北海道大学大学院を卒業後、2013年に新卒でグリー株式会社にエンジニアとして入社し、主にゲームプラットフォームのバックエンド開発を担当していました。当時はまだガラケー向けのソーシャルゲームもかなり稼働していたので、スマホと両方メンテナンスしていた時期でした。業界的にもスマホ向けのゲームアプリが主流になりつつあり、ゲームプラットフォームとしてもソーシャルゲームのディベロッパー向けに様々な機能を開発していました。
3年ほどプラットフォームの開発をした後、ソーシャルゲームのチームに移籍し、リアルタイムギルドバトルやガチャの実装を担当したりしました。
ソーシャルゲームのガチャって、当時はキャリア決済してる人が多くて、月初に課金上限がリセットされる仕組みだったので、月末23:59から翌月1日0:00に変わった瞬間に課金が一気に来るんですね。
一番ユーザーの熱も高いイベントの一つだし、だからこそ不具合を出すわけにはいかないし、瞬間的に集中するアクセスに対してサーバーは絶対に落とせないので凄いプレッシャーを感じながら毎月月初は深夜まで自分が作ったものがちゃんと動いているか、負荷が上がりすぎてないかを監視してました。
合計で4年ほどグリーでエンジニアとして働いたのちに大学の後輩の紹介で株式会社ジーニーに転職しました。
主にDSP(DemandSidePlatform)のバックエンドエンジニアを担当していました。その後開発チームのリーダー、マネージャーなどを任され、DSPの開発の他にタクシーサイネージ広告の開発や新規事業部の立ち上げに関わらせていただきました。
当時はタクシーの配車アプリやAndroid端末を載せたタクシーが増えてきた頃で、タクシー車内で見れる動画広告が注目されていました。移動している端末のため不安定なネットワーク状況などもあり得る中で、いかに広告動画を効率よくスムーズに配信できるか、インプレッションの運用や調整をどうするか、CVをどのように考えるかなど基本設計時に苦労することはたくさんありました。
その後デジタルサイネージ広告の部署の立ち上がることになり、いちエンジニアとしてもチームのマネージャーとしてもやってて楽しかったですね。
2019年からは開発部の部長として広告プラットフォームの開発全般を見るようになり、開発組織マネージメントを中心に業務した後、2020年11月より助太刀にVPoEとして入社しました。
(写真)ジーニー時代の月澤さん
人々の働き方の変化を感じ、レガシーな業界をテクノロジーで解決したいと思うようになった
ー 転職活動時に考えていたことを教えてください
転職を考えるようになったきっかけは大きくは2つありました。
1つ目は、開発責任者として組織構築が形になったと感じていたことです。
2017年に前職にエンジニアとして入社した頃は開発チームは4~5人くらい、開発部全体でも数十人程度の規模でした。2年後の2019年末には開発部全体で120人を超え、自分が任されていた部署のエンジニアの人数はベトナム支社のメンバーも合わせると70名弱とずいぶん組織も大きくなっていました。
大きくなってもこれまで通り組織を動かしていくには各チームをマネージャーたちに任せるような体制にしていく必要があり、会社として採用や育成にも積極的に取り組んでいました。
結果として2020年の春頃には、広告プラットフォーム開発部は実際の開発のリードやチームごとのマネージメントをそれぞれできる人に任せられる体制になってきたと感じていました。
もう一つは新型コロナウィルスの蔓延により世界情勢やエンジニア含めいろんな人の働き方が変わってきたことですね。
例えばリモート勤務とかってエンジニアでは普通にあったかもしれませんが、社会全体がリモートになったり、飲食店が基本デリバリーになったり、いろんなものがオンラインで完結できるように世界が急速に進んでいます。
今まで「IT化すればいいのに」とか「オンラインで事足りるのに」と思っていた事象がどんどん解決していくように思えました。そしてそれらを実現するためのサービスを提供するIT企業の台頭も加速していくのを見ていて、あまり使いたくない言葉ですけどいわゆる攻めの”DX”みたいなところに興味が出てきました。今までなかなか変わらなかった業務だったり業界だったりを変えていくというプロダクト作りに携わりたいと思うようになったんですよね。
そんな風に考えるようになって、他のスタートアップがどんなことに挑戦しているか、いろんな会社に話を聞きに行くようになりました。
これまでグリーでは大規模なゲームプラットフォームのバックエンド開発、ジーニーでは開発組織のマネージメントも経験してきました。それらの経験を通じて、新しいことに挑戦していて、これから開発組織を作っていくフェーズのITスタートアップで開発も組織作りも挑戦できる会社に絞って話を聞くようにしていましたね。
助太刀は、建設業という自分の人生からは程遠い業種であったため、はじめは印象が強くなかったのですが、経営陣から建設業界が抱えている課題の大きさや、多方面で支えるプラットフォームを作っていきたいというプロダクト構想を熱く話していただきました。マッチングだけでなくこれから様々な新規事業を立ち上げていくところに自分もメインで参画できるというのは1エンジニアとしてとても魅力的でやりがいがあるなと感じました。
また、助太刀の開発体制は、初期のアプリのリリースはオフショア開発がメインで、その後社内の開発メンバーの採用を続け、現在は社内開発チームとオフショアチームで作業を分担して開発しています。
今後、よりユーザーのニーズに合わせたプロダクト開発をスピード感持って進めるためには、メイン開発を内製化していかなければならず、体制づくりも必要とされていました。
ITで解決できることが多いのにそれが進んでいない巨大な建設業界を変えられるという部分と、ほとんど一から社内開発チームを作っていくというミッションにやりがいを感じ、最終的に助太刀に入社を決意しました。
エンジニアとして課題解決と組織づくりの両方がやれる環境
ー助太刀へ入社してみて感じたギャップはありましたか?
自分は建設業界への知見を持っていなく、メンバーは建設業界出身が多いのかなと思って入社してみると、全然そんなことなくて他の業界からきている方がほとんどだったのには驚きました。
しかし、顧客へのヒアリングを前提とするというのが会社の文化になっており、業界の人ではないからこその課題やユーザーのペインを素直に考えたり受け取ることができるのかな、と感じました。
また代表は建設業界出身なのでそこにちゃんと意見くれたりするので、まぁバランス取れているなぁと。
ー入社前に考えていたことは助太刀で実現できそうですか?
そうですね。1人のエンジニアとしてもっと大きな課題解決をしたい、という目的と開発組織のマネージメントや組織づくりをゼロに近いところからやりたい、という目的がどちらもやろうと思えばやれる環境というのは大きいです。あとは僕がやりたいように頑張るだけなので。
開発の構想としてはマッチング事業を中心として、建設業界で働く職人さんを多角的に支援できるワンストッププラットフォームを作る、というところなので、1つの会社で多種多様なサービスを立ち上げて行かなければいけないというのは大変な反面、いちエンジニアとしていくつものサービスの開発に関われるという楽しさもあり、それらが共存するプラットフォームの設計を考えるというのも大変ですけどすごくやりがいがあります。
ユーザーのニーズをより深く分析できるようにデータ基盤を構築したい
ー今後助太刀でチャレンジしてみたいことはなんですか?
初期の段階からオフショアのメンバー中心に開発を進めていて、多いときは25名程度のオフショア体制を取っていました。そのおかげでアイデアの構想からリリースまで結果的に短期間で終わらせることができました。ただ今後の展開や開発の効率化なども考えるとプロダクト開発の内製化を進めていきたいので、助太刀ならではの強い開発組織を作っていくというのが自分にとっての1番のミッションだと思ってます。
また助太刀が構想する、職人さんを多角的に支援できるプラットフォームを作るためには、業界の課題やニーズを深いところまで理解する必要があります。そのためにユーザーヒアリングなどの定性的なことだけでなくもっと数値面でも判断ができるように、助太刀アプリの様々なログを集め集計できるデータ基盤の構築なども既に着手しプロジェクトが進んでいます。今後は既にリリースしているマッチング事業、フィンテック事業、EC事業だけでなく他の業種の事業なども立ち上げていくことが予想されます。そのためいろんな業界でプロダクト開発をしていた経験者、新しい事業を作っていきたいエンジニア、僕と一緒に開発組織を作ってくれるエンジニアなどを集め、”建設現場を魅力ある職場に” できる開発組織を作っていきたいです。
月澤さん、ありがとうございました!
これまでの業界構造を変えるためには、強い開発体制の構築が必要です。
強いと言っても月澤さんのようにムキムキでなくても構いません。
レガシーな業界を変えるプロダクトに興味がある方であればきっとフィットすると思いますのでぜひご応募ください!
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