テレビのお笑いはハイブロウなギャグ漫画の周回遅れに過ぎない。

是非コレも言っておきたかった。事実なのに誰も言わないから。
テレビのハイブロウ?前衛的?などと世間で言われるようなお笑いって大抵ハイブロウな漫画が10年以上前にやってた事の劣化コピーなんだよね。なのにさもオリジナルなエポックメイキングかのように勘違いをする。その最たるものが松本人志信者では。

一例を挙げれば松本人志のメソッドとして「オッサンが醸し出すペーソスのおかしみ」みたいなのがある。松本人志自身が演じるトカゲのおっさんでもいいし、更に素人に演じさせて素人の天然なペーソス味も加味されるオジンガーゼットや、さや侍でもいい。まあそういうオッサンのペーソス。

ソレって漫画なら80年代初頭の田村信の『できんボーイ』あたりがルーツでは?オッサンのそこはかと醸し出すペーソスの面白みを漫画の中で描いた。またソレをめざとく発見した江口寿史が『すすめパイレーツ』でより批評的にインスパイアしている。(その辺りの経緯はBSマンガ夜話のできんボーイの回でゲストの江口寿史自身が話してるのでYouTubeなどで探してチェックしてみればいい。またこの回で、いしかわじゅんも林家三平を例に出して「テレビのお笑いってB層向けの周回遅れでつまんないんだよね(意訳)」みたいな事を言ってる)。

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