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APEX ランパート開拓 他レジェンドとの連携・コンボ

 シーズン8スピファ人気すぎて持つのやめました。ディヴォーション万歳。

 さて、APEXにはレジェンドならではの固有能力が多様に存在している。そしてその個性がシナジーを生み出す。たとえばシーズン6のワールズエッジではデストーテム・ポータルの漁夫コンボが猛威を振るっていたし、バンガのスモークとハンティングビーストは不滅かつ強烈な連携である。

 各レジェンドの強み同士が相乗効果を生み出すことによりパーティの勝利をより確実にするわけだが、もちろん野良での難易度は非常に高いものとなる。おまけに、ランパート自体の人口が少ないせいで野良プレイヤーは合わせ方や連携などまるでわからないのが現状だ。

 今回の記事はランパートのコンボ戦術を題材とするが、あくまでこれはフルパを前提としている。野良での成功例もあまり多くない。意識しすぎるあまり、逆に連携を放棄してしまうようなことにならないよう注意したい。

1. 連携を考えるうえでの立ち回り

 まずはじめに、連携は何のために必要かということをここに明言させていただく。答えは「パーティがゲームに勝つため」である。勝つことが楽しい、勝てるようになることが楽しい、という前提の下で思索しており、例えばLスターをたくさん撃ちたいだとか、ハンマーを取りたいだとか、そういう特殊な個人的目標は想定していないものとする。

 何が言いたいかというと、手段を目的化すべきではないということである。「コンボ・連携を決めたい」という目標ありきでこの記事を書くわけではないということだ。

 そして私は、”知識”を蓄えることに大きな価値を見出している。「こういうことができる」という情報を知っているか否かが命運を分ける場合が間違いなく存在している。ほんの些細な情報が、大局を変えることがある。そのほんの些細な情報のさらにごく一部あくまで一例として、今回ランパートの連携を紹介させていただくというわけだ。

 また、ランパートの強みはカウンターにあるわけだが、その特殊な性質のせいでオフェンス・ディフェンスのいずれの場合でも一概に相性が良いとは言えない。攻める・詰める時にはどうしても腐るし、籠城するにも相手が詰めてこなければ活用し切るのは難しい。全体的に固まった強みを押し付ける立ち回りではなく、迅速な判断によって相手とのリターン差を作る事が求められる。

 以上の点を理解した上で、この記事を読んでいただきたい。

2. 割と実用的なやつ

 以下に記載するのは比較的実戦でも活用できた、有効だった連携だ。野良でも、である。

・ドーム&バリケードの一夜城コンボ

 ジブラルタル。オリンパスでは3人に1人はこのナイスガイがいたわけだが、彼の持つプロテクトドームという戦術アビリティが増幅バリケードと極めて相性がいい。

 平地の真ん中、建物屋上、低所の角地、どのような位置でもドームがあると文字通り問答無用で射線を切ることができる。その隙に、増幅バリケードを内部で構築すれば、相手がよほどの近距離でもない限り構築完了できるだろう。

 構築陣形はシンプルに横並びの3枚でもいいし、平時と同じ天然遮蔽の強化でもいい。コの字型の配置はグレネードに対して脆弱性があるため、周囲の逃げ先を意識する必要がある。(そもそも3方向から射線を通されているような立地であるなら逃げた方がいい。ポータルのための時間稼ぎバリケードとしては有効だろう)

 個人的に、相手側のジブウルトに対するカウンターとして非常に有効だと感じた。野良だとしても、防衛爆撃が降ってくると味方は自然にドームを使用してくれる。また相手側もウルトを起点に攻めようとしている以上、突っ込んで来てくれる。そこをバリケードの城塞で返り討ちというわけだ。

 この連携が最も素晴らしい点は、序盤から最終円まで通して使用できる強力なコンボだということである。序盤の物資難な戦闘、中盤の漁夫、逆に漁夫対策、そして最終円の収縮中……挙げればきりがない程に活躍する。

 特に、最終円の仕様がシーズン7スプリット2より変わったのが大きい。あのサイズの円がゆっくりと収縮するのであれば、相手との距離を確保したうえでバリケードを構築できる。増幅バリケードを建築することがなぜ有用かは説明するまでもないだろう。

 攻め以外で、蘇生ドームにも合わせる価値がある。蘇生中の二人を盾で囲えばその後の不意の射撃にも耐えられるし、また回復も安全だ。なにより、ダウンを取ったと慢心して詰めた相手に致命的な反撃を入れることができる。

 ジブラルタルとの連携で注意すべき点は、ジブラルタルのウルトが味方の増幅バリケードも破壊してしまう点である。屋内占拠時に扉と一緒にバリケードが吹き飛んでしまう、なんてこともある。敵の挙動に気を付けたい。

・ パイロン&バリケードの無敵城コンボ

 ワットソン。使用率の低さに反して勝率は全キャラ5位と玄人向けな天才少女。彼女のアルティメット、インターセプターパイロンはランパートにとって救いの女神となる。

 ランパートが芋っているポジションへ多くの人がとる行動は何か。「グレネードを投げる」である。実際滅茶苦茶に有効であり、さらにいうならテルミットグレネードが尋常じゃなくキツイ(増設できなくなるため)。ほかにもジブラルタル・バンガロールのアルティメットに対しては成すすべがなく、撤退を強要される。それらをすべて解決するのがインターセプターパイロン、我らが救いの女神だ。

 さらには、今絶賛蔓延中のフレディ・クソヒゲ・マーキュリーことヒューズのアビリティも完封してくれる。複数枚のバリケードを一度で破壊するあの悪夢を討ち払ってくれる。万歳。

 ワットソンがパイロンを設置してくれた際は、そのパイロンを保護するバリケードを一枚設置したい。破壊されるかもしれないが、それならば破壊しようとする相手を撃てばよい。そのためのバリケードである。90秒の無敵城で相手をしばき倒そう。

3. 今ひとつ惜しいやつ

 野良だと実現が難しかったり、他のレジェンドで代替ができたり、そこまで強いわけではなかったりしたもの。

・各種攻撃ウルト&シーラの汚物消毒コンボ

 防衛爆撃、ローリングサンダー、EMPリブートにNOXガス……最近だとマザーロードも、ヒット時にスロー効果がある優秀なアルティメットである。

 平地でスローを付与された(しかもHPは削られている)相手に、シーラの弾幕を掃射すればどうなるか。集弾率に問題を抱えてはいるが、1人落とすくらいなら充分にこなせるだろう。なんなら2人落とせる可能性もある。おまけにシーラであれば確殺も容易だ。

 なぜこれが今ひとつ惜しいのかというと、「別にシーラでなくともよいから」である。カービンでも問題なく撃てるだろうし、グレネードでもいい。最近流行りのスピットファイアや30-30リピーターでも同じ事ができるだろう。なんなら、レイスで詰めポータルを設置するのも悪くない。でも私はランパートだからシーラを撃つ。多分そういう使命。

 敢えてシーラを使う利点を挙げるなら、装備武器レンジに縛られず攻撃できる・弾薬リソースを消費しない、といったところだろうか。私はディヴォーションマスティフ構成が多いため、積極的に対遠距離シーラを利用している。喰らえ、トリテ滅びろビーム。

 ちなみに確殺は本当に簡単かつ確実なので、遮蔽を取れていない敵の次くらいの優先順位で狙いたい。当然、最優先はダウンを取る事である。

 各種攻撃ウルト類は全てバリケードにもダメージを与えるので要注意。ガス・EMPは増幅部のみを対象とし、ガスは1ダメージずつの累積、EMPは増幅部を一撃で破壊。

・バンガスモーク&増幅バリケードの一夜城コンボ

 実質的にやっていることはドームバリケードと同じである。スモークの中でバリケードを建築する。または、相手側にスモークを撃ち込み、その隙にバリケードを構築する。

 機能面ではどう足掻いてもドームに劣るため、今ひとつの枠に入る。また、スモーク内で構築中のバリケードは基礎部が若干光って見えるせいでモク抜きされるという問題がある。注意したい。

・ライフラインの蘇生&増幅バリケードの一夜城コンボ

 ライフラインがダウンしたを蘇生する際に出てくるヒールドローンのシールドの裏でバリケードを構築する。シンプルに設置が難しい。味方と被ってしまうと設置できないし、シールドに干渉する形の設置もできない。

 また、ダウンを取られているので普通に相手が詰めてくる場合が多い。グレネードとかもよく飛んでくる。つらい。

 ただし、通せれば普通に起死回生のチャンスにつながりうる。味方の回復と攻撃のための遮蔽を作成できるのだから。そりゃあ強い。

4. 使い物にならないやつ

 こういうこともできるけど、別に…… というもの。

・周辺セキュリティ&増幅バリケードの鉄壁フェンスコンボ

 ワットソンの戦術アビリティ名を今回初めて知りました。

 周辺セキュリティことワットソンのフェンスは、横切る形で増幅バリケードを設置できる。お互い干渉する事はなく、フェンスとバリケード両方が機能する。なおジブのドームやライフラのヒールドローンなどのシールド系に対して横切る形でバリケードを設置することはできない。

 この性質を利用して、ワットソンのフェンス基礎部(ノードと言うらしい、へぇー。)をガッチガチに守る事ができる。フェンス破壊のために400HPの壁を壊す奴はそうそういない。う、うわー! ナックルクラスターはやめてくれー!!

 さて、このコンボの致命的欠点についてだが、フェンスの性質とランパートの戦闘スタイルが全く噛み合わないことにある。

 フェンス自体の移動阻害性能というのは存外低く、レヴ軍団や突っ込み隊長レイスがそのままスライディングで突っ切ってくる様子が散見される。そのため、フェンスはいわゆる「見せる防御」としての役目が大きい。相手に攻めたくないと思わせて、他パーティへ誘導し、漁夫る。それがワットソンだ。

 対してランパートはカウンターという戦闘スタイルである。相手が詰めてきた時にこそ真価を発揮する。そこでワットソンがいたとする。すると何という事だろう、敵が詰めてこないのである。ちなみにガスおじでも同様の事例が発生する。

 屋内で待ち構えるついでにノードも隠せればラッキー、程度でしかない。ノード保護のためにわざわざ一枚壁を割くかは個人のスタイルに委ねようと思う。

 ワットソンランパート構成は、最終円付近など相手が詰めざるを得ない状況まで来ると尋常じゃない強さを見せる。その反面で、相手が引いてしまうと詰める手に欠けてしまうのが弱点となる。パイロンとの相性もあるので、フルパで連携を取れる際という限定条件の下であれば強い構成になるだろう。

・NOXガス&バリケードの一夜城コンボ

 いやどんだけ一夜城好きなのと思うかもしれないが、バリケードは強いので仕方ない。

 そしてこの組み合わせはかなり弱い。

 ガスの煙幕の中でバリケードを立てるわけだが、ガスでダメージが入るため増幅部がめちゃくちゃ光る。味方でも光る。Qでもウルトでも光る。構築中でも割と見える。撃たれて死ぬ。あばよ。

5. まとめ

 手軽さ順で並べてみたものの、ワットソンのピック率も相まって実質ジブドームくらいしか野良では実践出来ない。強ポジ確保作成などの平時の立ち回りがやはり大切なのである。

 となるとチームをいかに誘導するかがキモになって来る。ピンを死ぬほど立てよう。バナーに威圧感を持たせるのもいい。適当にカジュアルにでも行ってハンマーを装備しよう。ハンマーが取れない? ならデュオだ。連携を無視してキルが取りやすい。

 閑話休題。

 ランパートはフルパでも腐る場面はガッツリある。ぶっちゃけガスおじと組むと完全にお飾りだ。しかし手札を用意するに越した事はない。私自身まだまだ開拓中の身分である、是非ランパートを志す仲間がいればコメントいただきたい。まだまだシーズン8は始まったばかりである。

 環境としてはホライゾンが驚異のピック率なのと、オクタンがかなり多い印象を受ける。戦闘スピードが速く、射線管理も難易度が高い。またスピファの流行も悩ましい。リスクを承知で近接戦を挑んでいるが、ランパートらしさは無いな、と感じている。模索が必要だ。

 それでは。最後まで読んでいただけたことに感謝を。そして皆様に良きゲームライフの在らんことを。

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