ノートとペン②
最近、若菜晃子さんのエッセイを読んでいる。
「街と山のあいだ」から始まり、「旅の断片」を昨日、読み終えた。3冊目の「途上の旅」は今日、家に届く。
若菜晃子さんを知ったのは、ミーハーで恐縮だが、Instagramがきっかけだ。3冊並んだかわいらしい色合いの背表紙が目につき、画像を拡大してタイトルを知った。こんなことをいうのは失礼かもしれないが、読まなくても本棚にこの3冊が並んでいると満足できるだろう。若菜さんの文章は落ち着いていて、読んでいると気持ちがいい。文章のリズムが自分に合うのだ。取り上げている題材も山や旅など、僕も興味があるものだし、さっきも言ったが、机に置いてある本を目にするだけでも満足感がある。
若菜さんは山登りや旅の途中で思ったことをノートに取ったり、目についたものを絵に描いていて、ちょうど文字を書くことに楽しみを見出していた僕はそれを真似したくなり、ノートとペンを持ち歩くことにした。ノートはとりあえず無印良品のB5のものを買った。ペンは試験勉強の際に買ったステッドラーのシャープペンシルだけど、せっかくだからと、同じくステッドラーのピグメントライナーを注文している。またまたミーハーな理由で恐縮だけど、僕はNendoの佐藤オオキさんが好きで、彼が使っているピグメントライナーにちょっとばかり憧れていたのだ。
肝心の書く習慣がつくかどうかだが、とりあえず毎日の日付と、その日の天気をつけることをゴールと決めた。日記を書くコツで、何も書くことがなければ、「何もなかった」と書けばいい、というものがあるけれど、その日一日を何もなかった、と断ずるのも心がしんどい気がするので、とりあえず天気でも書いておこうという魂胆である。
習慣を身につけるコツはなるべく小さく、ハードルの低い目標を持つことだ。そして減点方式ではなく加点方式で自分を評価する。できなかった事をあげつらうのではなく、やれたことを評価の対象にするのだ。
僕の場合は天気を書けば満点、ついでに今日の自分を何かしら褒められれば花丸だろう。
ちなみに今日は朝っぱらから猫のゲロを掃除した。えらいぞ自分!
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