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5分で心を抉るエッセイ

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安易な自己肯定や他者否定ではなく、自分の心を抉った(えぐった)先に生きる強さを見出していく、5分で読めるエッセイです。
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#承認欲求

「自己承認欲求」という名の悪魔との付き合い方

吾輩は猫を被ったニンゲンである。名前はぽん乃助という。 -自己承認欲求を捨てよ。 SNSを見ていても、以前ほどではないが、自己承認欲求を否定する発信が流れることもある。 アドラー心理学の要点を伝えた『嫌われる勇気』がベストセラーとなって以来、こういうメッセージを発する人が増えたように思う。 私も、生きているとたまに思うことがある。 「自己承認欲求がなければ、どれだけ楽に生きられるのだろう」と。 でも、自己承認欲求は、悪魔のように付き纏ってくる。 私もそれに触発さ

陰キャである私が、エッセイで自己表現をし続ける理由。

吾輩は猫を被ったニンゲンである。名前はぽん乃助という。 前回の記事では、「何者」かを目指していた自分が、それを諦めたら気楽になった経緯を綴った。 それでは、なぜ、陰の中で生きることに満足した自分が、エッセイを書き続けるのか? 猫を被った自分の手のひらの肉球に、問うてみることにした。 世の中には、「こういう人格が優れている」という、うっすらとしたニンゲンの理想像がある。 社会に出ると、利害関係者に囲まれた中でお金を得るため、脆弱で形のない自分の立場を守る必要があり、そ