陰キャである私が、エッセイで自己表現をし続ける理由。
吾輩は猫を被ったニンゲンである。名前はぽん乃助という。
前回の記事では、「何者」かを目指していた自分が、それを諦めたら気楽になった経緯を綴った。
それでは、なぜ、陰の中で生きることに満足した自分が、エッセイを書き続けるのか?
猫を被った自分の手のひらの肉球に、問うてみることにした。
世の中には、「こういう人格が優れている」という、うっすらとしたニンゲンの理想像がある。
社会に出ると、利害関係者に囲まれた中でお金を得るため、脆弱で形のない自分の立場を守る必要があり、そ