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あなたがデザイナーとカジュアル面談するときの心得

ちゅうさんです。久々にnoteを書きます。

採用にも関わっている私ですが、様々なデザイナーさんとかれこれ40人くらいカジュアル面談させていただいたと思います。

自分の中で「あ、この面談よかったな。」と感じるようになってきたのは最近のこと。その時に自分が意識していたことやお伝えしたことを振り返って紹介してみようと思います。
もちろんポジションや、面談相手の状況によって変わりますが、何かの参考になれば幸いです!

🌟こんな方にオススメ🌟
・デザイナー採用に関わっている方/これから関わる方
・カジュアル面談に手応えがないかた
・カジュアル面談されるデザイナー

面談するあなたが意識すること

会社のカルチャーを体現する人である

カジュアル面談をされるデザイナーにとって、あなたは「会社の顔」、カルチャーを体現する人です。

あなたが現場のデザイナーでも、マネジメントでも、採用担当者でもカジュアル面談される側はあなたを通して会社を見ていますし、当然ですがあなたの印象が悪ければ、会社の印象も悪くなります。

マネーフォワードのカルチャーで言うところの「FUN」や「RESPECT」の気持ちを持って、真摯に向き合いましょう。

会社のすべてを把握している(つもり)

面談するデザイナーはきっと、プロダクト開発をどうしているか、デザインシステムはどう作っているのか、エンジニアとのコミュニケーションはどうか…などなど、様々なことが気になるでしょう。

そういった疑問に対して「なんでも聞いて!ちゃんと答えられる範囲で全部に答えるから!多分!」という心持ちでいるのが大事です。

私の場合、他の事業部が何をやっているか、どんな活動をしているか、Slackチャンネルを覗いたり👀、社内wikiのドキュメントを漁ってみたりとざっくり把握するようにしています。

詳しいことが答えられなくても大丈夫ですし、全くわからなくても大丈夫。

わかる人とカジュアル面談をセッティングしてあげてもいいですし、調べてから後からメッセージで答えてもよいと思います。

大事なのはちゃんと答えられる範囲で全部に答えることでモヤモヤを解消してあげることです。

「楽しかった」と言ってもらえることを目指す

カジュアル面談は会社のことを知ってもらい、会社に興味を持っていただくためにやります。

ですがそれは大前提。

初対面の人どうしが30分、1時間の中で話すのです。機械的に会社の情報だけ伝えるだけのつまらない面談よりは、楽しい面談を目指しましょう。面談での印象が良ければ会社への興味も高まりますし、ミスマッチだとしてもまたいつかご縁があるかもしれません。

そのための表情や雰囲気作り、話し方、アイスブレイクなどを意識するといいでしょう。会社の人と練習するのもいいかもしれません。

カジュアル面談は何回やってもいい

「カジュアル面談はなんぼあってもいいですからね!」(古い)

カジュアル面談は選考ではありません。相手に聞きたいことがあったり、もっとお互いのことを知りたいならば、2回、3回とやっていいと思います。

複数回やることでお互いの理解を促進するので、面談自体がアトラクト(魅力づけ)にもなります。

社外のデザイナーの声を聞く

情報収集は大事。他社のデザイナーが何に興味関心があるのか、どんなことに課題を抱えているのか知り、面談に活かしましょう。

伝える情報を変えたり、説明に使う資料のアップデートにも役立ちますし、他社と比較してどうなのか、デザイナーが抱えている課題に対して何を提供できるのかをお伝えするためのヒントになります。

面談相手のデザイナーに伝えること

ミッションとカルチャーを丁寧に伝える

あなたの会社、そしてデザイン組織のミッションとカルチャーをお伝えしましょう。共感してもらえるか、マッチするかを見極めるために非常に大事なことです。私は事業の説明よりも厚めにやっています。

例えば私の場合はマネーフォワードのMission・Vision・Value・Culture(MVVC)を説明します。

マネーフォワードのMVVC

そして「マネーフォワードのデザイナーとは」を明文化したCREDOとカルチャーをお話します。

DESIGNER CREDOとDESIGNER CULTURE

それに私はエックスカンパニーの所属なので、エックスカンパニーでお声掛けしているときはミッションや役割も丁寧にお話しています。

マネーフォワード エックスカンパニーのミッション

できてないこと・課題もちゃんと話す

会社のいいことばかり伝えても魅力づけになりませんし、そもそも良い面だけでは選考に進むか、入社して働くイメージがつくか判断できません。あなたも何か重要な検討をするときに、良い点と課題点を比較すると思います。

会社の今のフェーズで何ができていなくて、何が課題なのか。そしてそれに対してどう向き合っているのかを話しましょう。

会社やデザイン組織の姿勢もわかりますし、組織が成長していることを感じてもらうことに繋がります。

なぜ「あなたなのか」を伝える

もしあなたが面談相手をスカウトしたなら、その理由をちゃんと話してあげましょう。

お声掛けした理由が、もしかしたら「単純に気になったから」かもしれませんが、なぜ気になったのかをちゃんと言語化してお伝えするべきです。

納得感があれば、会社に強く興味を持っていただくきっかけになります。

リアルな環境を話す

デザイナーやエンジニアにとって、働く環境はとても大事です。

リモートと在宅の割合はどうか、自分はどうしているか。
どんなPCセッティングなのか、コミュニケーションツールはどう使っているか、オフィスはどんな感じなのか、残業とかはどうか…などなど。

環境がわかれば働くイメージがつきますし、ワークスタイルに合うか・合わせられるかが判断できます。

社内でのデザイン/デザイナーの位置

私達デザイナーは社内におけるデザイン/デザイナーの「位置」をとても気にします。社内での扱われ方や認識、経営に取り入れているか、デザイナーがどうPJに入るのか。それが大きな転職理由になることも多いです。

会社の現状を正直に伝えましょう。客観的、そして自分が感じていることを伝えてください。不満があっても愚痴になっては駄目ですよ?

ミスマッチを防ぐことにもなりますし、お伝えすることが決してマイナスには働かないと思います。むしろ働き方のイメージが湧いていいかも。

評価制度やキャリアパスを伝える

これもデザイナーにとってめちゃくちゃ大事です。転職する理由にもなります。

デザイナーの評価は定量だけでは測れないものだと思っています。なのでどうデザイナーを評価し、どうキャリアパスを提示するかは様々な組織での課題。もちろんマネーフォワードでも常にアップデートしています。

デザイナーの能力定義(詳細はお見せできませんmm)

完璧な組織はありません。どう評価に向き合っているか、どうアップデートしているかをお伝えしましょう。人生に関わることなので。

最後に

あなたの言葉で話そう

いろいろ書きましたが、情報をちゃんと伝えることと同様に、あなたの言葉で話すことが大事です。

最初は画面に映った資料の文字をそのまま言うだけでした。次第に私の考えや想いを乗せて話せるようになってから、面談が上手くいったと感じることが多くなったと思います。

伝えたい情報をあなたの中で腹落ちさせて話せば、より相手に情報が伝わりますし、すらすらと会話できると思います。

一緒に働けますか?と言ってもらえた

めちゃくちゃ個人的な体験ですが、最近カジュアル面談した人に「一緒に働きたいです」と言っていただけることが何回かありました。

カジュアル面談という長くて1時間半の体験を、上手く設計できた瞬間だなと感じました。

カジュアル面談はされる側にとって初めて会社の人と話すタイミングになることが多いです。そこを最高の体験にすることは決して無駄ではないと思います!

みなさんもぜひ参考にしてみてください!ありがとうございました!


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