みんなの銀行さんとマネーフォワードのデザイナーで交流イベントしたよ!
ちゅうさんです。
みなさん、みんなの銀行ご存知ですか?
みんなの銀行はZ世代・Y世代を中心に新しい銀行価値の提供を目指す、国内初のデジタルバンクで、『みんなの銀行アプリ』が5月下旬にリリースされました。
アプリでは当社のアカウントアグリゲーション技術を活用し、他の銀行やクレジットカード、電子マネーなどの入出金履歴を一元管理できる「レコード機能」を開発しています。
私も使っていますが、所謂銀行のアプリとは全然異なるUI/UX…。シンプルでおしゃれだし、使いやすいし、いけいけですごい。(語彙力)
そんなデザインへのこだわりを、みんなの銀行デザイナーズに聞いてみて、よりマネーフォワードのデザインもレベルアップしようということで、みんなの銀行のデザイングループと、マネーフォワードのデザイナー達で交流イベントをしてみました!
ちなみにこの記事はみんなの銀行さんとのコラボ!みんなの銀行さんnoteも見てください!
デザイナー中村さんからみんなの銀行の紹介!
まずはみんなの銀行 デザイングループリーダーの中村隆俊さんからみんなの銀行の紹介をしていただきました!
冒頭でも紹介したように、みんなの銀行はZ世代・Y世代、所謂デジタルネイティブ世代向けのデジタルバンク。
「銀行らしくない、フレンドリーでファッション性の高い世界観」をサービスで実現するために、何者にも染まらないモノクロのブランドカラー、ユニークでアイコニックなイラスト、シンプルでミニマムなデザインや言葉で「みんなの銀行」が作られています。
銀行アプリって機能が複雑ですが、それがシンプルになると取っつきやすくなりますし、おしゃれ・可愛いってなるとより使いたくなりますね!
自己紹介Timeでお財布を見せ合い👛
両社ブレイクアウトルームに分かれて自己紹介Time!!
みんなの銀行でUXリサーチャーをしているあぐりさんのご要望で、使っているお財布の画像を自己紹介シートに貼って自己紹介しましたw
なんでもお財布見るのが趣味だそうです!
そこはやっぱりFintech企業!ミニマムなお財布にしている人が多く、中にはスマホにクレカだけの人もいました。
みんな「お金を前に」していますね!(謎)
みんなの銀行デザイナーは人見知り👀が多い?
みんなの銀行のデザイナーってどんな人多いの?っていうことで、なんとアンケートを取ってきてくれました!
以前、マネーフォワード社内のデザイナーを対象に実施したアンケートをもとに書いたnote「マネーフォワード デザイナー白書2021」を参考にしてくれたようです。(ちなみに画像に出てくる「TAKATOSHI’s EYE 👀」はグループリーダー中村隆俊さんの注目ポイントです)
そのアンケートによると、みんなの銀行のデザイナーさん達は、
「人見知りだと思う人は5/6人」
「友達が少ないほうと思う人が6/6人」
「コミュ力に自信があると思う人は1/6人」
という結果に!
そして「イベント登壇したことがある?」という質問には3人が「したくない」と強い意志で回答していますw
マネーフォワードもあまり変わらなかったような?デザイナーって人見知りが多いんですね。わかるわかる。
ちなみに何かしらプログラムを書いたこのある人は6名全員。マネーフォワードもこの質問では100%でした!IT系のデザイナーやリサーチャーは、自分が作っているものを理解するためにも、何かしらプログラミングに触れているんですね。
ユーザー目線で銀行をシンプルにしていく🏦
『みんなの銀行アプリ』は文字通り銀行です。そのため銀行として満たさなければならない要件が前提にあります。
そう聞くと文字文字しくなりそう…というイメージですが、みんなの銀行はとってもシンプル。それはなぜなんでしょうか?
みんなの銀行ではデザイナー、エンジニア、ビジネス、そして銀行業務としてのビジネスサイドのフォーマンセルで作っているようです。銀行業務サイドとしてはどうしても「これを表示しなければいけない」という業務要件があります。
例えば明細のところで表示する振替や振込といった、お金の動きに関する用語。この表記は出さねばならぬ!と言われたものをそのまま表示すると、100文字とかになってユーザーフレンドリーではありません。
みんなの銀行のデザイナーの皆さんは、1回をそれを飲み込んだ上で、噛み砕いてターゲットの世代であるZ世代 / Y世代の価値観に合わせた言葉とインタラクションに、シンプルに落とし込んでいきます。
その上でビジネスサイドと照らし合わせ、これはだめ、これは偉い人と相談と、ときには激しい議論になったりしながら進めていくとのことです。
マネーフォワードでも、あれは表示しなければ、これも表示しないと…という状態によく陥ります。
絶対必要!と言われても、コンセプトへの想いと徹底したユーザーフォーカスの視点で、シンプルで伝わりやすくしていくことが大事ですね!
メンバーとの合意形成を小さくしっかりと🤝
銀行をデザインすることの難しさ。それは一緒に仕事をする銀行の人たちにとって当たり前のことでも、ユーザーの目線だと伝わらない!わかりにくい!ということを、納得してもらい変えていかなければならないことです。
例として教えていただいたのが、ボックス機能。バーチャル口座を作れて、預金の移動が「ドラッグ&ドロップ」できるという画期的な機能です。
シンプルな動作をしていますが、裏側の動きとしては振替が行われています。なので銀行業的には本当は振替という言葉をいれなければなりません。デザイナーの皆さんは、これはシンプルに移動しているだけなので、「お金の移動」という言葉としてほしいと説明して納得してもらいました。
また他行だと確認画面が挟まったり、パスワードでの認証が求められたりしますが、それもセキュリティの担当者に見ていただいて、リスクについてをヒアリングしながら、ユーザー体験を損なわないカタチを提案していっているとのことです。
動きに関してもデザイナー同士だと共通言語がありますが、共通言語が無い方々にはそのまま言葉だけで言っても響かないので、モックを作って触ってもらうことで理解してもらったとのこと。
そして面白かったのが立場の話です。自分たちが納得できなくても、ターゲットであるZ世代・Y世代の人たちがどういう生活をしていて、こういうサービス使って、こんな動きのアプリを使っているから大丈夫ですと、ユーザーの視点に立って説明しています。
乗り越え方は基本の基本。合意形成・取得をしっかりとすることです。「こうしたらどうか」と抜け道を探したり、論理立ててきちんと説明し、小さいコミュニケーションを積み重ねていくのです。
でも最後はデザイナーの熱量に納得してもらったとのこと。
小さいコミュニケーションの積み重ねも大事ですが、「これがユーザーフォーカスした最もよいデザインです!」とデザイナーが自信を持って、熱量を伝播させていくことが大事だと感じました。
普段私達マネーフォワードも難しいお金の課題に立ち向かっています。「わからないからリリースして検証しましょう」と言うこともありますが、徹底してユーザーのことを考え、デザインしたプロダクトに自信を持つことも大切です。デザイナーが本気で考えて良いと思わないと、デザイナー以外のメンバーやパートナーも信じてついてきませんし、ユーザーも使ってくれないのです。
まだまだ聞きたいこと沢山あるので延長戦やります!
今回のイベントはちょうど盛り上がってきたところで、時間の都合で終了に…。時間配分に反省ですね。
でもそれだけ盛りだくさんに話していただけたということ!
今回の話を伺って、新しい銀行を作るには、徹底したユーザーフォーカスを意識して、銀行としての固定観念を削っていくことだと思いました。
私達もユーザーフォーカスを大切にしています。ですが、これを表示しないといけない、これがあるのは当たり前…と無意識に要素入れたりしているかもしれません。もっと使いやすく、わかりやすくするためにユーザーのことをもっと考え、よりよいUXを提供できるよう、マネーフォワードのデザイナーも見習って強くなっていきたいと思います。
そして作るプロダクトへの愛と絶対的な自信。作り手としての熱量。様々な意見を跳ね除けてしまうくらいの想いの大切さを学びました。私も社会の「お金を前へ。人生をもっと前へ。」を加速するために、熱い想いをもってメンバーに波及していきたいです🔥
そんなわけで延長戦でもっとDEEPにみんなの銀行のデザインのこだわりを聞いてみたり、マネーフォワードのことを知ってもらおうと思います!
こういった交流イベントは定期的にやっていきたいですね。福岡行きたい!!!
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