地球不回転為我

朝と夕方は路上は殺気立っている。
それもそのはずで、朝は出勤や通学、夕方は帰宅の時間帯。
ラッシュは何も電車だけの話ではない。
一刻も早く仕事先や学校や駅などにたどり着きたい。
そのためにすっ飛ばす、一時停止やら信号の色変も知ったことじゃないって勢いの車が後を絶たない。
そして渋滞。

渋滞をいかに回避するかってのが早道になるが、それはごく簡単なことでかなりの割合で和らぐのではないかと思う時がある。
交差点などでの右折車を1台通すだけでも違う。
右折車の後続には直進車が待っていることが少なくない。
右折車を通さないことで数珠繋ぎは長くなり、渋滞となる。
誰かが譲ってくれるだろう的な発想は朝夕のラッシュ時に働く訳がない。
そんな時に1台右折させてやれば、道はすんなりと流れるのは必定。
その繰り返しと優しさが出れば数珠繋ぎの長さは短くなっていく。
それがわかっていながらやらない。
交通マナーのよろしくない神奈川県民は。
神奈川県の中でも平塚市は最悪で薄情以外の何物でもない。
十字路交差点で右折すべく待っていると、後ろからクラクションを鳴らしてあおる。
横断歩道上の歩行者をやり過ごすために待っていても平気で鳴らす。
鳴らしてるだけならまだマシで、道幅の広い交差点になるとまくる。
『俺に事故れというのか』と目が点になることも多々ある。
それくらいに酷い街なのだ。
その度にいつも思うのだ。
『地球はてめえのためには回っちゃいねぇんだぜ...』と。
民度の高さは交通マナーの良さに比例すると言われる。
それを踏まえると神奈川県民の民度の高さはたかが知れている。
それに、人口の多くをしめるのが『暴走族の数が日本一だった時代』の世代。
見かけは引退してカタギになったところで、走りやマナーまではカタギにななりきれてはいない。
カタギになれるまでは時間がかかる都市なのだ。
何度車から降りて怒鳴り込んでやろうかと思ったことか。
だがそんなことをしたところで何の得にもならない。
『地球はてめえのためには回っちゃいない』と心中で唱える。
そして『誰のためにも回っちゃいない』とも。


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