マガジンのカバー画像

テニスの召使い

10
50の手習いで始めたテニス。 王子様というほど上手くも若くもない。 サーブも何十本に一本入る確率。 それでもコートに立つのは何なのか。
運営しているクリエイター

#テニス初心者

面壁零年

面壁零年

『せっかくラケット買ったのになぁ…』と持て余していた。
職場の同好会の日程がなかなか合わぬ。
同じ趣味で日程も合う友人もいない。
でも、どこかで打って感触を味わいたい。
そうかといってテニススクールに転がり込むのもなんだし…
否定はしない。
いつかは必ず通らなければならない道だと思っている。
ましてや、将来的に自分の中での『一つのプロジェクト』を達成させるためには。
だが、今は何をやっても楽しいと

もっとみる
はじめの一本 

はじめの一本 

テニスをする上で、必ず通る道がある。
『自分のラケットを用意すること』である。
しかし、困ったことに、何を持ったら良いのかがサッパリわからぬ。
ナダルに憧れてバボラ。
錦織やフェデラーに憧れてウィルソン。
ジョコビッチに憧れてヘッド。
松岡修造に憧れてミズノ。
伊達公子や大坂なおみにあやかってヨネックス。
他にもいろいろありすぎて困る。
『形から入る』とか『憧れの選手が使ってるから』という、日本人

もっとみる

たまには違う相手で

 職場のテニス同好会は、たいがいの人は歓迎のようで、退職した人もOK。
その代わりにどこからの援助も受けない形式で運営しているようだ。
テニスコートの場所取りの手配などは世話役さんが自分がやりたいからということでお任せで、身一つで来るだけになっている。
会社の援助なりを受けようと思えば、そういう人が出入りしてる時点で言われたりするのだろうから。
パカスカ打ち合うのに企業の理屈を持ち込まれるのはかえ

もっとみる