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テニスの召使い

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50の手習いで始めたテニス。 王子様というほど上手くも若くもない。 サーブも何十本に一本入る確率。 それでもコートに立つのは何なのか。
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#スポーツエッセイ

緩やかに、でも芽生える想い

 テニスは受け身スタートだった。
体型を見かねた職場の先輩が、『何か運動した方がよかろう』と勧めてきたのが『テニス』だった。
体育会系の理不尽な上下関係や無駄なストイックさもなく、同好会とはいえ色気もない。
でも、緩やかな感じがよくて続いている。
ハッキリって下手です。
サーブ打っても入る確率はイチローの打率よりも低い。
それはストロークもそうだし、ボレーがちょっとはマシなくらい。
そんな調子が一

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