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読書ログ:『なぜ人と組織は変われないのか』

「なぜ変われないのか」って変われない前提のタイトルですが涙、帯にもある通り「必要だとわかっていても85%の人が行動できない」ということがデータとして出てしまっています。ダイエットも筋トレも続かないですもんね・・。
続かない理由、出来ない理由、が非常に分かりやすく、納得度高く書かれています。511ページの大作でなかなか読むのは大変なので、是非このnoteだけでも読んでいってください。
特に、この中で紹介されている『免疫マップ』が非常に衝撃的だったので、これはまた別途noteでまとめて紹介したいと思っております。
※書いてみたら長くなりすぎたので別noteにしました。

書籍の紹介

「成人発達理論」を研究しているロバートキーガン氏の書籍です。内容をかなりサマって説明すると

■人間は大人になっても成長する
■成長すると言ってもスキル・技術レベルが上がる、ということではなく、本書でいうところの「知性レベル」が上がる。キーガンさんのコメント↓

私が言う「知性」は、mind(考え方、思考)です。Intelligence(知能)ではありません。つまり、情報をたくさん持っていたり、知識が豊富であったりすることを指すわけではありません。深く自分自身を内省すると同時に、自分を取り巻く世界を深く理解する能力を指します。視野の広さや、自分自身のことをよく分かって内省できる力、そんな知的能力を指します。

■「知性レベル」を上げるには「技術課題」ではなく「適応課題」に目を向ける必要がある。技術課題はスキル習得によって補えるが、「適応課題」は内省を深め、向き合い、自身が「適応」していく必要がある。
■「適応課題」を炙り出すのに『免疫マップ』が有効。免疫、とはすなわち「自身の身を護るように働くシステム」。知らず知らずの内に自分自身を護ろうとしているシステム、マップを理解し、その上で自身の課題に向き合っていく。

という感じです。※本当はもっと細かく、示唆に飛んだ内容が書かれています。

「成人発達理論」については以下の本がストーリー形式で分かりやすい。

「適応課題」については以下の本に。この本も今年読んだ中で極めて共感度が高かったのでいつか紹介したい。

次回noteで「免疫マップ」について詳しくご紹介できればと思います。

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