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人に変化を生み出す場づくりの秘訣~僕が「非日常」を創らないワケ~

非日常とは何だろう。

自分の日常とは異なる世界。
憧れの世界。
それはつまり、本当はこうあってほしいけど現実では到底実現できないと思っている世界であり、完全に日常とは切り離されたものである。

非日常から帰った途端にもとの日常が待っていて、理想(非日常)の世界はよかったなと思いながらも、
「あれは理想の世界だから」と割り切って日常生活に変化を起こすことを諦めてしまう。

ディズニーランドから帰った後に、
「あー。明日から仕事か、、、現実が待っている、、、」
と言っている人をよく見るが、彼らにとってはディズニーランドはきっと非日常なのだろう。

非日常は受け身でその体験を受けに来ている状態とも言えるかもしれない。
要するに、「非日常」と言っている限り"どうやって日常に非日常を取り入れるか"という発想にはならないのである。

娯楽として、非日常での楽しみが一時的な心の支えになることはあるかもしれないが、これでは日常生活が変わることはなく、非日常が終わればまた変わらない日常に戻っていくだけである。

だからこそ僕が生み出す空間は「もう一つの"日常"」でありたい。

もう一つの日常とは、普段の日常と確かに異なるが、ただの理想的な世界(非日常)ではなくてもう一つの"暮らし"である。

「もう一つの日常」の重要な点は、自分の日常と完全に切り離された世界ではないということだ。

もう一つの日常でいいな!と思った要素は工夫次第では日常に取り入れることができる。

例えば

つまり、もう一つの日常ではそれを経験した後に日常を見つめ直し、もう一つの日常を日常に取り入れるか否かの選択を行う。

"ここでの経験は日常から切り離された非日常ではなく、日常にも持ち込むことができるものだ。"

この意識、マインドセットこそが日常、つまり生き方を変えていくことにつながる。

僕にとってアフリカの電気水道ガスのない村での暮らしも、日本で焚き火を囲んでの生活も非日常ではなくもう一つの暮らしであり、僕の日常を常にアップデートさせてくれる存在である。

非日常という受け身の体験ではなく、もう一つの日常という能動的な経験こ場が増えたらきっと、この世界は少しずつ変わっていく。
僕はそう信じている。

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