シーズンイン

カチコチの靴と太い板を履いて
大粒の雪が吹き荒ぶ真っ白な世界へ

ふかふかの雪上でターンをする
そのたびにわたしは小さく歓声をあげる

身体は冷え切って指は千切れそうなのに
口元はニヤニヤのまま
ひたすら滑り続ける

またこの狂おしい季節がやってきた


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