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「記憶の塗り替え」してました。

さかしま

見積りが出ました。
「ガッチョーン」でした。
なんだか昨日の夢が正夢になりそうです。

「もし衣笠祥雄が監督だったら」(仮題)の先行きは多難。無防備軽装で奥深い山路に分け入っていく感なきにしもあらずです。

想定していた額とは、相当の開きがありました。
見積もりを依頼する前に、こちらとしてもおおよその金額は頭の中で弾いていたのですが、その額とは倍ほども開きがありました。もちろん高い方でです。

以前、ゴーストライターをした折に、その単行本の印刷代を聞きかじっていて、その金額をもとに文庫版の見積り額を予想したのが、その本の版元に確認したところ、その金額そのものが勘違いだったようです。

「私はなぜこんな誤解をしてしまったのか?」(仮題)
早合点を得意とする私の性格がなせるワザといってしまえばそれまですが、一応振り返ってみるに…、

たぶん聞きかじったときに「安い」と感じた印象に引きずられて、いつからか「このくらいだったら」という都合のいい金額にして脳裏に定着させてしまったのでしょう。
つまりは「記憶のすり替え」をしてしまったということ。われながらいい性格だと感心するばかりです。(笑

たしかに地元の印刷所に発注していた相場からすれば割安ではあります。それでも小ロットだと やっぱり厳しそう。ツッペならまだしも、下手したら足が出そうです。

若い頃なら「イケイケどんどん」で突っ走っていたでしょうが、いまさら博打のようなことはしたくもなし。正直、迷いまする。

あくまでも版元を探すべきなのか、なんとか損益分岐点を探ってでも自力で出すべきなのか…。
しばらくは思案をしつつの執筆になりそうです。


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