３月29日（火）

６時前、鼻つまらせ息苦しくなって目覚める。
鼻水、目の痒みに悩ませられる症状とは別に、花粉症による機能低下をはっきり実感する。

トイレで用を足しながら宇野千代の至言「なんだか私、死なないような気がするの」思い出す。そして、90才になったら「おれも死なないような気がするぞ」といえるような人物になりたいと、妙なことを考えた。もちろん死にたくないということではない。不死などという拷問に耐えられるはずもなく、そんな境地にありたいというだけだが。

昨夜は映画「アイリッシュマン」観る。ついうっかりが、３時間半も殺戮クロニクルを見る羽目になった。疲れがとれないわけだ。

朝。スピリチャル万葉集の原稿を推敲する。なかなか着地が決まらない。
気分転換に「平凡パンチの三島由紀夫」読む。文芸畑をでて風俗畑に遊ぶ三島の息遣いが耳元で聞こえるようで興味はつきない。

夕方、古い女の人をリハビリに送迎してから農園作業。小一時間でトウモロコシと下仁田ねぎの種まきする。

自生のアスパラがいくつも顔を出してきた。２、３日前に鶏糞を撒いたのに反応したわけでもないだろうが、急に勢いづいてきた。

夜、カープ中継。きょうも勝って開幕４連勝だ。
これ以上ないスタートダッシュができた。闘病中の友も喜んでいるだろう。