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僕のDTM(笑)環境の話(長文記事)

先日ふと思い立って、新しい卓ミキサーを買ってみた。サムネ右側に大きく写ってるマシンがそれで、YAMAHAのMG12XUという定番機材。写真でも微妙に分かるように袖机に対してシンデレラフィットで乗っかっている。

ちなみにこの袖机はもともとベリンガーのTD-3とメインミキサーのMG06Xが置いてあった場所。自宅マシンライブを始めた当初から下の写真のような感じにマシンを常設していてこれまで触ったことがなかった。

以前のレイアウト。空きスペースあるようでケーブル取回しの関係から実はほぼ空きなし。

しばらくして機材が増えてくると、これ一台だけだとチャネル数的にしんどくなってきたからミキサーのサイズを一つあげようと考えたこともある。ただ、設置スペース的にこれより大きいミキサーは置けなかったんだよね。

隣に置いてあるサブミキサーのMACKIE Mix5は苦肉の策。このサブミキサーとガジェットシンセの外部入力端子を駆使することで、これまではチャネル数を稼いでいた。

ただ、リアルタイムの一発録りということを考えると、他シンセの外部入力端子を経由したミキサー入力だとやっぱりイマイチ使い勝手が悪い。そんなわけで今回もう一度機材配置の見直しを行って、ミキサーを買い替えたというわけ。


TD-3は実はそれほど使用頻度が高くなかった

さて、これまでずっと袖机に鎮座していたTD-3。改めて冷静に振り返ってみたら実はそれほど使ってる頻度が多くないんじゃないような気がしてきた。

即興でアシッドっぽいことをやりたいときには重宝するし、決して嫌いな機材ではない(というかむしろ好き)んだけれど、これまで録音した4曲のうちで使ってるのも1曲だけだし、常設の必要はないんじゃないかと思ったんだよね。

一方ミキサーの方はと言うと、今のMG06XとMix5を駆使する運用はどう考えてもチャネル数的に窮屈。ここについてはもう少し大きなモデルがあったほうが便利なことは間違いない。そこでスペースを取ってるTD-3の常設を取りやめて大きなミキサーを買うことにした。

TD-3は使うときだけ机の上に設置するつもり。サムネの写真には写ってないけれど、置くとしたらミニキーボード付きのJU-06Aの位置かな。JU-06Aも常設ではなくて、使うときだけ置いてる感じだし。

卓ミキサーのONボタンはかなり便利

ちなみにYAMAHAのMGシリーズの場合、MG12以上(もしくはMG10XUF)のモデルになると下位モデルには搭載されてないONボタンが付く。これはONを押したチャネルの音のみが出力側に出るという機能で、これが押されてなければ縦フェーダーがどれだけ上がっていようと、そのチャネルからは音が出ない。

いわゆるPAによる一般的な卓ミキサー運用ではたいして重要な機能ではないんだけれど、一人で複数のガジェットシンセを操るマシンライブのスタイルだとこれが非常に便利。機能を逆に考えると、要はワンボタンでトラックミュートが出来るってことだからね。

ドラムマシンの音を全て止めてブレイク時間を作ったり、ウワモノをいいタイミングで抜き差しするなんて操作が劇的に楽になる。

今回ミキサー買い増しの決め手になったのも実はこの機能。MG06XやMix5みたいな小型ミキサーでのツマミ上げ下げだけだと、構造上どうしてもフェイドイン~アウトっぽくなっちゃって完璧なカットインは出来ないから、複数シンセを扱うスタイルには、このONボタンはかなり強い味方だ。

デスク周りの配置の話

そんなこんなでミキサーを買い替えて、一通り各マシンを繋いでみたのが下の写真。最初のサムネの写真とよく似てるけれど、こちらはJU-06Aではなく常設をやめたTD-3を繋いでみてる。

フル構成でマシンを設置した机の上。これ以上モノを置くのはさすがに無理かな・・・。

ローランドの古いリズムマシンのカタログの額装を前にした机の上に、ツマミだらけのガジェットシンセやミキサーが並んでいる絵ヅラがなんだか少しコックピットっぽいというか秘密基地感あって良い感じ。

ある意味これこそが本来の意味での「デスクトップ・ミュージック」と言えるのかもしれない(笑)

ちなみにテレワークで仕事をするときはTR-8を片付けて、かわりに会社から支給されているノートPCを置く。TR-8とA4ノートPCが似たようなサイズ感だからうまくハマるんだよね。ちなみに画面左側の何も映ってないモニタは仕事用だけど、同時に後ろにあるタワー型電源タップの目隠しも兼ねてる。

各マシンへの電源供給はモニタの後ろにあるエレコムの電源タップから。電源ケーブルとオーディオケーブルは可能な限り机の後ろにまとめて隠してあるから、これだけマシンがあるわりにはかなりすっきりしたデスク周りになってると思う。

TR-8を始めとした常設じゃないマシンの片付け先はL字になってるデスク下の棚。もともと着いてる棚板に、ホームセンターで買ってきた木板を1つ増設したらかなり使いやすくなった。

TR-8とJU-06A&TD-3を片付けると机の棚はこんな感じ。

使ってるデスクは山善というメーカーがかつて出していたNoppiaというシリーズ。もともとマシンライブ用に買ったわけではないんだけれど、サイズ感がとてもよくてかなり気に入ってる。

ちなみにデスクにはキーボードがないけれど、部屋の一角に鍵盤楽器類を固めておいてるエリアがあって、つなぎ方次第でこちらをミキサーと組み合わせたり、ガジェットシンセのマスターキーボードとすることも可能。

鍵盤楽器エリア。できる限りケーブルはまとめてみたけれど、これくらいが限界かな。

写真右に見えるインナーボックス内に様々なケーブルが閉まってあって、必要に応じてここから取り出す感じだ。この人の真似をさせてもらって各ケーブルはフリーザーパックに小分けにして保管。最初の整理がめんどくさいけど、ぐちゃぐちゃになった配線から毎回探す手間を考えると便利。


さてさて、そんなわけで今日は僕の部屋の音楽周り環境について、物理的な部分について紹介をしてみた。パソコンのデスクトップを使ったいわゆるDTMとはちょっと趣が異なるけれど、自分のデスクの上で音楽を作っているという意味ではこれだって立派なDTMだ(笑)

外に機材持ち出してのライブとかを一切考えてないからこそできる構成ではあるけれど、一人で楽しむ分にはこういうのもまぁ悪くないよね。

これから梅雨でしばらく外にも行けないから、また一曲くらい作って録音してみようかと考え中。今日も午後から少しマシンをいじることにしよう。

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