支援募集終了まであと9日。クラファンの支援額190万円が一夜にして支援額5万円になった話。ーー僕の作りたい世界は。
はじめまして。なんでもゲーム化する人でおなじみになりたい今中知広(スイタ氏)と申します。
これは実際に体験した、つい数日前の出来事です。
支援者数30人で190万円!?
僕は今、自分の制作した「私サラダ取り分けるね」というボードゲームの制作費を集めるためにCAMPFIREさんにてクラウドファンディングに挑戦しています。
そしてクラファンを始めて、10日目、
なんと!!!
目標支援額700%を超えました!!!
すごい!!!
嬉しさの反面、思わずこうつぶやいてしまいました。
190万円もあれば、なにか面白いことをして支援者さん達に還元できるぞ!とワクワクしてた頃の僕です。
そしてこのプロジェクトは、CAMPFIREのトップページに掲載されたりなんかして、
当時は「運を使い果たして死ぬんじゃないか!?」と
そんな気分でした。
▶消えた180万円
しかし、
今これを書いている現在のプロジェクトページのスクリーンショットをご覧下さい。
!?!?!?!?減っとる!!!!!!
目標支援額の24%にまで下がっています。
クラファンで180万円減額?
もはや180万円得るよりすごいのではないか?という勢いです。
、、いやぁ、びっくりですよね。
安心してください、僕が1番びっくりしています。(もちろん6万円も当プロジェクトに支援頂いているという状況には頭は上がりません。)
実はこれについてもろもろ裏で起こっていたこともありTwitterでは「諸事情」とボカしていたのですが、その「諸事情」について詳しくお話ししたいなと思います。
180万円減額への動揺を隠せない僕です。
▶そもそも180万円の出所
僕はプロジェクト主なので、支援の内訳を見ることができます。
180万円は1人の方からの支援でした。
その備考欄をご覧ください。
わーお。
「明らかな悪意」をたった3文字で簡潔に表現しています。
システムの都合上、どこの誰か分からないから、尚のこと怖いです。
怖くなった僕はCAMPFIREさんにこのことに関してお問い合わせをしました。
結果として判明したのが、
「クレジットカードの不正利用によって、180万円の支援が行われていた。」
という事でした。
要するにAさんのクレジットカードをBさんが勝手に使って、僕に180万円支援されるところだったのです。恐ろしや。
▶もし180万円あったら実現しようと考えていたこと
不正な支援であったことが発覚し、無事持ち主に返金処理がなされ、一件落着!
素直に言ってしまうと、手に入る予定だったものが手に入らなくなったという喪失感は当然ありました。ですがともあれ本当に良かったです。
知らずとはいえ、どなたかが悲しい目にあったお金を使うことになっていたのですから。
本当に良かった話なのですが、困ったことに不正な支援に気づく前、180万円の支援を受け取る前提で動いてしまっていたのです……。
具体的に何をやらかしてしまったのかを3つ紹介します。
①重版
元々は50セットだけ作る予定でしたが、180万円も支援していただけるのであれば、より多くの方を笑顔にできるかもしれない!!!と思い、追加でカードと箱を50セットも発注してしまいました。
これで計100セット。
結果的に、支援額が100分の2になったのにも関わらず、必要経費が2倍になってしまいました。
自分で自分の首を絞めるとは、まさにこのこと……。
②デザインのアップグレード
そしてなにより、支援してくださった方々に届ける作品自体のクオリティを上げれるじゃないか!と思い、パッケージのリデザインをすることにしました。
納得のいく物を作ってはいましたが、パッケージデザインだけは、伸び代があるなあと感じており、今より作品の内容が知れて、より手元に置きたくなるようなデザインにするために外注することにしました。
ちなみに外注し、新しく生まれ変わったパッケージがこちら!!
見てください!!!
素晴らしいビフォーアフター!!(Designed by瀧田蒼良さん)
上面に悔しがる女の子3人を入れることにより、よりゲーム性が分かる表紙になりました。また、裏面にストーリーを載せることにより、よりゲームに没入できるようにもにしてくださいました。
自分では考えもつかなかった工夫がいくつも入っており
改めて、お忙しいなか快く引き受けてくれた瀧田さん、ありがとうございます!
彼女のおかげで、自分の想像通り、いや、想像以上の良いものができました。
③他の作品の商品化
僕は、このプロジェクトの「サラダ取り分けるね」以外にも、いくつかボードゲームを作っています。
・行きつけのBarがあるのですが、そこにに来た人ともっと楽しい時間を過ごしたい!と思い、その店主さんやお客さんのために制作した「Talk card」
・ルールが簡単で、大人と子供が一緒になって楽しめるゲームを作りたい!と思って作った「スピ×ジャン」
・哲学対話を「ボードゲーム 」というライトな感覚で10代の子たちと語って深掘りしたい!と思い、作った「哲学カード」……などなど。
180万円を制作費に充て、他の作品の商品化もすることで、より幅広い層の方に笑顔を届けれるのでは!と商品化に動いていました。
▶僕が自分のボードゲームで作りたい世界
実は、紹介しきれなかった商品化したいボードゲームは他に20種類ほどあります。
僕が感じるボードゲームの魅力は、特に2つあって、
1つ目は、『参加者全員が一緒にひとつのことを楽しめる』という点です。
なので、僕がボードゲームを作る際は
・単純なルール
・分かりやすい面白さ
に重点を置くことにより、仲間外れを作らず、誰一人置いてきぼりにならないようにこだわっています。
2つ目は『よりコミュニケーションを濃密にできる』という点です。
例えば、Barに置かせていただいている先述の「Talk card」は、制作する際に「お互いの価値観や共通点を発見できる質問文」ってどんなものだろう?ということを追求し、より深いコミュニケーションが生まれるゲームを目指しました。
僕は、ボードゲームによって作られる、『全員が一緒にひとつのことを楽しめて』『コミュニケーションを濃密にできる』空間、そんな幸せな世界が大好きです。 これからも、ボードゲーム含めなんらかの形で自分なりにそんな世界を開拓し、邁進していく所存です。
▶最後に
喪失感はありましたが、僕は何も奪われていない。
むしろ、なんだか変わった体験を得て、「もっとこうしたら笑顔が増えるのに!」をより現実的に考えることができました。
プロジェクトの終了まであと9日残っています。
現時点で既に支援してくださっている方々およびCAMPFIREというサービス、また、いつも応援してくださっている方々には本当に感謝しかありません。
ですが、僕はもっともっと先へ進みたい。
もっと笑顔にできる人の数を増やしたい。
もし、少しでも僕のプロジェクトに興味を持ってくださった方がいれば、ぜひプロジェクトページを読んでいただければ幸いです。
長文になりましたが、ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
スイタ氏でした!
プロジェクトページはこちら
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