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音楽ウェブマガジンはじめました

静岡に帰ってきて3年目の夏、生まれ育った街をいまいち好きになれないわたしがたったひとりで音楽ウェブマガジンはじめました!


はじめまして、note。わたしにとってもうこの上なくぴったりなnoteスタートの機会で、お話するような距離感でウェブマガジンをはじめる経緯とか自己紹介を。


突然ですが、生まれた街、故郷、出身地、好きですか。

わたし、東京神奈川生活が長くて、久しぶりに帰ってきた地元をあまり好きになれずにいました。

会いたいと思う人たちはだいたい東京にいて、好きな映画を観に行くのにも県内で唯一の上映館に片道1時間かけていくような不便な街。帰ってきたばかりは“なんにもないであふれた街”だと思っていました。


みなさん知ってます?静岡って音楽やっている人には散々な言われようなのを。

長い

ですよ。東名阪ツアーってよく聞くように、ほとんどのミュージシャンにとってはただ通り過ぎるだけの地域なんです。


昨年webの勉強をはじめて、作りたいサイトを考えていたら、4年前に作りたかったZINEを諦めきれない自分に気づきました。同じ夢や目標を持つ仲間がいるコミュニティに出逢えたこともあり、地元の魅力的な人やものを知る機会がぐっと増えました。

自分のいる環境を否定して、都会にしがみついてた自分、めちゃめちゃに格好悪かった。でも東京は素敵な街だと思うし、わたしはそこで出逢えた人がいるからこのウェブマガジンがはじまったので後悔はないのだけど。

サカナクションの一郎さんの言葉をお借りしますが、東京はローカルの集合体なんですよ。

静岡、たしかに通り過ぎるには長いかもしれないけど、立ち寄るにはちょうどよくて、会いたい人や場所がある、って思ってもらえたらいいんじゃないかと。“ローカル力”みたいなものを引き出したいと思ったんです。


静岡のeyedentity(アイデンティティー)というライブイベントにウェブマガジン第一弾としてインタビューをお願いした理由はそこです。わたしが東京で出会った音楽に、静岡で再会する場所をつくってくれたのがeyedentityでした。

今回主催者(覆面インタビューなのでお名前と顔は伏せています)にお話を聞いて改めて思ったのは、努力の人ってことでした。

eyedentityがスタートした頃は背中を追いかけるような存在の同年代のイベンターが何人かいて、きっと必死に走っていたんだと思います。そういう存在がだんだんとなくなっていってひとりになっても続ける、もうそれだけですごいことだと思いませんか。はじめることは誰でもできるけど、続けるのは大変なこと。

インタビューでもさらっと答えてくれましたが、「イベントとしてやりたいこと叶えちゃったんですよね」って言えるのは、有言実行していく才能があるからなんですよね。

好きなアーティストが出演してこのイベントを知ったって人多いんじゃないでしょうか。そこからもう一歩、イベント自体そして主催者に魅力を感じてもらえたらそれ以上のことはありません。

ただのインタビューで終わらせたくなかったので、eyedentityが主催する今週末のサーキットライブ、わたしも参加します。

ひとりではじめたウェブマガジンって言ったくせに、取材をしてくれるチームもできました。へへ、嬉しい。イベントレポも予定してます、noteで公開しようかな。


というわけで、4年前のZINEづくりから構想がはじまったウェブマガジン、気持ちがこもらないわけないよ。

ちいさなしずくから波紋が広がるようにという意味をこめて名付けたdrop、よろしくお願いします。


追記

当日の様子はこちらから▼


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