世界と交信するために

発達障害による特性を「社会に適応させていく」という指向性と発達障害による特性を「社会に対するカウンター(あるいはアビリティとして)として使う」という指向性が現在の自分の中では相対するものとして立ち顕れている。

さらに咀嚼をし理解を深めていけば、あるいは相対するものから共存可能なものに変わっていくのかもしれないし、もしかしたら全く違う新たな価値観が思考の過程で表出してくるかもしれないが、現状として自分の中に出てきているアイディアとしては「適応させる」「適応させない」の二極化した考え方から離れ、あくまでグラデーションの中で取捨選択していくというものになる。

それは、「2つの考え方の良いところ取り」かもしれないし、「良いところ取り」とは「ハイブリッド」と言い換えることもできるかもしれない。

いずれせよ、自分としては「白か黒か」「正解か間違いか」の心地よい世界から少しずつでも足を踏み出し、グラデーションのある、曖昧模糊とした外界(おそらく『社会』と認識されているもの。『世間』とも言えるかもしれない。)と交信を持つ/持つ必要に駆られる/持ちたいと思っている/ので、何らかの方法を採用、もしくは採用の留保を選択する必要を感じている。

自分が自分として世界と交信し交流するために。

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