自分を愛さずに、何を手に入れましたか?
「自分自身を愛せていますか?」
大半の人は
NOと答えるのではないでしょうか。
私も胸を張ってYES!とは言えません。
ではなぜ、
人は自分自身を愛すことが
難しいのでしょうか?
自分を愛すことの難しさ
自分は劣っている存在だと思い込む。
偉業を成し遂げた人、
煌びやかな世界にいる人、
成功を収めた人などを
多くはネットを通じて見る事ができ、
とても近い距離に感じやすいのが
現代社会の特徴の1つといえるでしょう。
そのため、
「同い年なのに、私は何も成し遂げていない。」
「あの人のようにできなければ価値がない。」
という他者と比較して自分を下に見る癖や
自分自身に完璧を求めてしまう癖が
知らず知らずのうちにつき、
そして、
自分のミスや挫折・欠点等に対し
自ら厳しく責め立て、
自己肯定感を下げ、自分を愛する余裕さえ
奪われていってしまうのです。
自己愛=自意識過剰?
「自己愛」と聞くと、自意識過剰・ナルシルトなど
ネガティブな印象とイメージされがちです。
しかし、
【自意識過剰】とは
自分が他人からどう見られたり、
どう思われたりしているかを
過敏に気にしてしまうこと。
【ナルシスト】とは
自己評価が非常に高く、他者を下に見たり、
他者への共感を欠いてしまう性格
を意味しているため、
「自己愛」とはまた別物となります。
自分は自分、他人は他人と考え、
自他共に尊重できる、
それが「自己愛」だと考えています。
自分を愛すために。
それでは、自分を愛すためには
どのようにしたらよいのでしょうか?
他人と境界線を引き、自分を理解する。
他人との比較・他人からの評価などから一線を引き、
「自分」にフォーカスを当てます。
自分自身の長所・短所、得意不得意、
感情・欲求・価値観を分析し、
ありのままの自分をイメージします。
他者からの愛をイメージする。
親・兄弟姉妹・友達・パートナー
先生・上司・部下などなど、
自分を愛してくれている人を
イメージします。
難しいようであれば、
尊敬している偉人や大好きなペット
お気に入りの作品の登場人物でも
いいでしょう。
それでは、
自分がミスをしてしまった場面を
想像してください。
自分の事を愛してくれる存在は、
なんと声をかけてくれるでしょうか?
「大丈夫!そういう時もある!」
「おいしいもの食べてパーっと忘れよ!」
「いつも頑張ってえらいね」
「次ミスしないようにすればいいんだよ」
「ミスをしたとしても、貴方の事大好きだよ」
その言葉は、
貴方自身が欲している言葉です。
「愛してほしい」と
頭の中で、心の中で叫んでいるメッセージです。
その言葉を、貴方自身が、自分自身に伝えてあげる。
これが「自己愛」の第一歩だと考えます。
自分を愛さずに、何を手に入れましたか?
自分を愛さずに手に入れられる物は、
自己肯定感の低さや
周りと比較して生まれる劣等感など
とても気が重くなるような事ばかりです。
そうなのであれば、
安定した自己肯定感。
他人を尊重する力。
心の安定。
自分を愛し、認め、理解する事で
それらを得ることができるのであれば、
とても生きやすくなると感じませんか。
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