Dr.コトーになりきりたくて与那国島まで行った話
いろんなことに影響されやすい、粋酔でございます。ごきげんよう。
先日、CSで「Dr.コトー診療所」が一挙放送されていました。その折に、こんなことを呟きました。
結果、なんの返信もなかったので、お蔵入りになるところですが、書きたいので書きます。アンケートをする意味はなかったのです。
与那国に行ったのは2003年5月。住んでいるところからだと1日では行けない距離。往復4日の大旅行です。
行程は
関空→那覇 那覇 一泊
那覇→石垣乗り継ぎ→与那国 一泊
与那国→石垣乗り継ぎ→那覇 一泊
那覇→伊丹
今は1日で与那国まで行けますが、当時は1日に1本しか与那国行きが飛んでいなかったので那覇か石垣で一泊しないといけない所だったのです。便利な時代になりましたねぇ。
前泊の那覇でも飯食いに行ったら帰り方が分からなくなって、地元のおばちゃんに助けてもらったりとあったようです。(たまたま、記録が残っていたよ。残しとくもんんですね)
与那国空港に着いたら、午前中でも宿の送迎があります。
ホテルについて、チェックインは後にして島の観光案内をしてもらい乗り物の手配をしてもらう。
観光の手段は
レンタカーを借りる
バイクを借りる
基本はこの2つである。
しかし、私は違った。遥々与那国島まで来たのはDr.コトーになりきるためだ。自転車以外に選択の余地はない。レンタルバイクのオヤジに「頑張れよ」、「飲み物忘れるなよ」の応援を背に受けて、島内一回りのサイクリングに出発。
コースは島を時計回りに一周する。とてもわかりやすい。
自転車を走らせてしばらくすると緩い坂を登っていく。空にぷかぷか浮かぶ雲。これに向かっていくように走っていく。今思えば、リアル「坂の上の雲」。
海が見えてくる。周りに人はいない。この眺めを独り占めである。幸せとはこのこと。
そして、島の東の端、東崎(あがりさきと読む)に到着。そして、バイクで島を回っている観光客に声をかけられる。乗っているのは自転車だからだ。この後、何度も人とすれ違ったのだが、必ず「がんばれ」と言われていた。
東崎を出ると、次は「Dr.コトー診療所」のある、「比川浜」と言うところを目指す。ここから道の起伏が大きくなってくる。今乗っている、ロードバイクならなんとかなったかもしれないが、乗っているのはママチャリだ。重たい。仕方がないので急坂では自転車を降りて坂道を登っていくのだが、それはそれで楽しい。どのくらいの時間走ったのだろうか。ようやく、比川浜に到達。
Dr.コトーになった気分を堪能して、次は島の西の端に向かいます。日本最西端の島の西の端。すなわち、日本の西の端です。
ここであることに気づいた。なり切るのなら、学生の時に使っていた白衣を持ってくるべきだった。悔しいも思いを持ちつつ、MP3プレーヤーに入れておいた中島みゆきを聴きながら西へ西へと自転車を進めて行きます。
西崎到着
遠く台湾を望みながら、来るところまで来てしまったなぁと感慨に耽っていました。たぶん。
後は、島の中心部、お宿に向かいます。
お部屋に入って、お風呂に入って、夕食。カジキの刺身が出てきました。美味しい。隣のテーブルではダイビングをされた方が感想を語っていました。次はダイビングで行こうかと思いましたが今だにしていない。
以上、与那国島旅行でした。2日目の飛行機までの時間にもお散策したりしていたのですが、流石に記憶がなくなってます。
さて、帰宅ですが、これもなかなか大変でして。
せっかくだったので、乗り継ぎついでに少し石垣島を観光しました。「具志堅用高記念館」。那覇まで戻って、泡盛をしこたま飲みまして。翌日の伊丹行き飛行機がギリギリでした。しかも、離陸前に寝てしまって、目が覚めたら伊丹着陸寸前でした。旅先での深酒は御用心。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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