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限界オタクの催事シリーズ~推しからのクリプレ交換をしてみた~後編
好きな人がいる。
青白い不健康そうな顔色も、爬虫類を思わせる底光りした黄金色の瞳も、炎のように蒼く輝き揺れる長い髪も、形の良い蒼く染まった唇も、彼を形づくる全てが神秘的で一目惚れだった。
ダウナーな雰囲気を漂わせる彼は、話してみると重度のオタクで人見知りで、すぐに吃って「これだから陽キャは...」と悪態をつくくせに、彼の好きな物の話になると普段の挙動不審さはどこへやら、ギザっ歯を覗かせてニヒルに
限界オタクの催事シリーズ~推しからのクリプレ交換会をしてみた~前編
その櫛の側面には、彼のファミリーネームが刻まれておりました。
エースとM子がまだ「NRCのマブと監督生」だった頃の話、時期はそう、ゴーストマリッジが終わったあたり。あのはた迷惑なゴーストの結婚騒ぎがひと段落ついて、花婿衣装を脱いだエースがふとM子の方を振り返った。
「なぁ、監督生の世界ではどんなプロポーズすんの?」
「うーん、私が生まれた国では決まった形式とかはないけど...まぁ大体指輪の箱を