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愛は努力で実るのか?

保護猫嬢、うちに来てもう半年以上経った。
おとな猫にさんざん可愛がられてきたという来歴を甘くみていたことを反省している。
先住猫がそういうタイプじゃない事、わたしと先住猫の絆が深い事、どちらも彼女にとっては癪の種らしく、先住猫のトイレを邪魔したり、ベッドやソファでわざとおしっこしてしまったり、結構軋轢が多い。

そんな時できることは、やっぱり、ちゃんと彼女を受け入れることしかない。
ベッドについては流石に困ってガツっと怒ったらやめてくれたが、結果ソファに移動しただけで根本解決には至っていない。怒っても仕方ないのだ。

彼女が望んでいるのは、自分を愛してくれる事で、多分、先住猫と同じくらい大事にされているという実感を与えられる事。
彼女だけを一番にする事は無理だから、それでかんべんしてもらうしかない。

私も人の子なので、毎日毎日、わざとのことで仕事の傍ら防水シーツを何枚も洗濯させられて良い気持ちはしない。うんざりする。
でも、それはまず私が彼女を安心させてあげられていないから起こっておる事なのだと自分に言い聞かせて、心から歩み寄るようにがんばってみている。
野良出身の彼女には、抱きしめる事は愛情表現にならないので、かろうじて撫でるとか遊ぶとかで何とかわかってくれるといいなと思う。

愛する努力とか、本当に成功するのかな?
実際のところ、ちょっと半信半疑なのだが、相手が猫なのはこの際プラスだ。なんたって存在するだけで一生可愛いので。

愛する事ができるようになれば、彼女の粗相も止まるんじゃないかなあという楽観的な仮説の検証は、始まったばかり。

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