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L&Gグローバルビジネス MEETUP vol.3 まとめ後編(エンターテインメント事業、Q&A)

※この記事は、前回からの続きになります。

弊社は絶賛採用中です!カジュアル面談もお気軽にご利用ください。


エンターテイメント事業「泊まれる演劇」

花岡:僕は、始めはHOTEL SHE, KYOTOのフロントやカフェで働いていおり、入社3ヶ月目ぐらいの頃に「泊まれる演劇」を企画しました。企画書を作って、社内でプレゼンをして、「こういう事業やりたいからやらせてくれ」と。コロナで予定や計画も度々大きく変更しながら、初めは単発のイベントのつもりだったのですが、今ではエンターテイメント事業部となり、僕は事業部長をさせていただいております。と言っても、エンターテイメント事業専属は僕しかいないので、事業部員も1人なんですけどね(笑)。

これから「泊まれる演劇」の話をさせてもらいますが、「泊まれる演劇」自体について詳しくお伝えしたいよりも、「ホテルという場所を使ってこんなこともできるんだよ」という一例としてご紹介したいと思っています。

僕は、もともと、演劇が好きだったというわけではないのですが、エンターテイメントは大好きで、大学時代はディズニーランドでアルバイトもし、ライブなどにも頻繁に行ってました。その中で、いつか自分もエンターテイメントに関わる仕事ができたらいいなという思いはずっと持っていました。そうして、L&Gグローバルビジネスという会社の土壌が、「泊まれる演劇」という自分のアイディアと、幸運にもうまくハマったというわけです。皆さんにも、音楽でもファッションでも、何か好きなものがあると思います。それを仕事にしてみたい、自分で新しく作って世の中に届けたい、という思いがある方は、「自分だったらこの会社でこういうアイディアを出してこういう事業をやってみたい」とイメージしながら聞いていただけると嬉しいです。

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「イマーシブシアター」という言葉を、初めて聞く方がほとんどだと思います。皆さん、演劇を見たことはありますか。僕は、劇団四季の「ライオンキング」と「オペラ座の怪人」(の途中で寝落ちしてしまった…笑)を観たことくらいしかなくて、もともと演劇について全然詳しい訳ではありませんでした。

演劇と言えば、舞台と客席があって、舞台上で役者さんが物語を演じるものだというイメージはできますよね。しかし、「イマーシブシアター」は、日本語では「没入型演劇」とも言われ、建物一棟を丸ごと舞台とし、長い時間をかけて物語が上演されます。僕たちの場合はそれがホテルになり、お客様は、ホテル内を自由に歩きながら、ロビーでも客室でも廊下でも物語を見るんです。なかなかイメージしづらいと思いますが、お化け屋敷を思い浮かべていただけると分かり易いかもしれません。建物の色んな所で物語が起きていて、お客様は、自分の意思で行く場所を決めて、自分の足でその場所に行って、そこで行われている物語を見る。これが、イマーシブシアター、「泊まれる演劇」の1つ大きな特徴です。

また、お客様にも役があることも特徴の1つ。普通の演劇だと、観客はあくまで観客で、寝ていようがご飯を食べていようが退席しようが、物語は変わらず進みますよね。イマーシブシアターでは、お客様も登場人物の1人となります。なので、例えば「これを3階にいる〇〇に届けてきてくれ」「△△の行動が怪しいから追ってみてくれ」などと、役者さんがどんどんお客様に話しかけるんですね。座って見ていれば勝手に物語が進む通常の演劇と比べ、イマーシブシアター、僕らが行なっている「泊まれる演劇」は、かなり参加度が高いイベントになります。

そういったものを、HOTEL SHE, KYOTO/OSAKAなどを使って、約1ヶ月間のロングランイベントとして企画・上演する事業を行っています。その期間中は、ホテルの通常営業を完全にストップし、1か月間ホテルがテーマパークのようになるんです。

入社当初は、このようなことに取り組めるとは思ってもいなくて、「ホテルの会社に入ってホテルで仕事するのだ」という意識でした…しかし、実際に今は、ホテル会社よりもイベント会社の方が近いような仕事を、誰かに言われてやっているのではなく、自分がやりたいからやらせてもらっています。どこかの会社に入社するにあたり、皆さん「この会社はこういうことをやる会社だ」と何かしらイメージを持たれるでしょうし、「入ったらどんな仕事を与えられるのだろう」と受け身になる部分もあると思います。L&Gは、おそらく他と比べ、そういう固定的な仕事や受け身の仕事よりも、自分がやりたいことや実現したいことを大切にする土壌がある会社だと思います。もし、この会社に入っていただけたら、好きな分野で大いに働いて大いに楽しんでいただけるはずです。

2019年10月頃に、僕が企画書を作って会社に提案をし、本当は2020年6月に初演予定だったのですが、ご存知の通りコロナがやってきて、とてもホテルやエンターテイメントにたくさん来てもらえるような状態ではなくなってしまいました。なので、約1年間はずっと、ホテルで役者さんが演じる物語をオンラインで上演していました。

2021年6月に、HOTEL SHE, KYOTOで「MIDNIGHT MOTEL」という作品を上演しました。先ほど中村さんの話にも出てきましたが、HOTEL SHE, KYOTOには「最果ての旅のオアシス」っていうコンセプトがあります。日常生活のモヤモヤみたいなものを抱えながら、京都の少し外れにあるHOTEL SHE, KYOTOに来られたお客様にとって、旅や日常の疲れを癒していただける、いわば「オアシス」のような空間としてありたい、という思いがHOTEL SHE, KYOTOにはあるんですね。だから、いわゆる“京都っぽい“要素はほとんど無く、むしろアメリカンな、 アイスクリームパーラーが入っていたり、客室にレコードプレーヤーがあったりと、ミッドセンチュリー・アメリカのモーテルを意識したようなデザインの空間になっています。HOTEL SHE, KYOTOで上演する作品はどういうものがいいかと考えていた時も、この「モーテル」という言葉が思い浮かび、“架空の「MOTEL ANEMONE」のクロージングパーティーにお客様がやってくる“という設定で、物語を上演することにしました。「MIDNIGHT MOTEL」が上演されている1ヶ月間は、「HOTEL SHE, KYOTO」というホテルはこの世に存在しないことになっているので、「HOTEL SHE, KYOTO」の看板も消しました。エントランス、客室やロビー含め館内全体、アメニティー、ホテルで提供するメニュー、ルームキーに至るまで、完全に「MOTEL ANEMONE」仕様に作り替えました。

お客様は演劇を想定して来られますが、僕たちとしては、お客様に演劇を見に来ていただきたいというよりも、架空のモーテルに泊まるという体験をご提供したいというスタンスでいます。なので、演劇ぼ部分だけを作るのではなく、このように飲食やグッズ、アメニティ、ホテルスタッフの接客の言動など、細部まで作り込んでいるんです。

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ちょうど現在、2021年11月、HOTEL SHE, OSAKAで「藍色飯店」という作品を上演しています。名前の通りアジアンな感じの作品で、こちらもHOTEL SHE, OSAKAの世界観をガラッと入れ替え、舞台美術など空間演出、ポスター、ウェブサイトなども、自分たちで企画しクリエイティブディレクションしています。よかったらぜひいらしてください!

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コロナ前には海外からのお客様もたくさんいらっしゃいましたし、うちは特にカップルのお客様も多くいらっしゃるのでアニバーサリープランなどメモリアルな宿泊プランもやっています。僕はHOTEL SHE, KYOTOで働いていた時、たくさんのお客様に出会う中で、「ホテルって、物語がたくさん生まれる場所だな」と感じていました。ホテルって、日常の延長線上でもありながら、やはり非日常が生まれる場所でもあります。偶然同じ日にチェックインしたから海外のお客様と日本のお客様の新しい出会いが生まれたり、記念日に利用されたカップルのお客様が忘れられない夜を過ごされたり…。ホテルそれぞれに違った魅力があって、それは温泉だったり料理だったりするけれど、僕たちのホテルの魅力は、「物語が生まれる」というところだと思っていました。

ただ、この「物語が生まれる場所」であると、ホテルサイドから見ると感じられても、お客様から見るとなかなか分からないものです。他のゲストのことなんて意識して見ないから、ホテルという場所で素敵な出会いや物語が生まれていることを知りようがないですよね。でも、もしお客様にもそれを感じていただければ、ホテルの可能性がより広がるのではないかと思い、そのためにはどうすればいいか考え、偶然生まれる物語を必然的に起こせばいいのではないか、と。その時の考えと、もともと知っていたイマーシブシアターの知識とが、僕の中でガッツリはまったんですね。フィクション、嘘の物語をどこまでもリアルに描き演じることで、お客様には“たまたま泊まったホテルで、たまたま素敵な事に巡り合った”と思っていただけるようなものを作りたい、と生まれたのが「泊まれる演劇」です。「もともと演劇好きだったの?」とよく聞かれますが、僕の場合はそうではなく、「ホテルという場所が、より素敵な場所になってほしい。ただ寝て泊まるだけの場所ではなくこんなに素敵な場所なんだということを、世の中の1人でも多くの人に伝えたい」という思いが出発点になっています。

「泊まれる演劇」の流れを簡単に表すと、このようになります。

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結局、僕たちは何をしているのか、平たく言うと、「すでにあるホテルの中に新しいホテルをインストールする」ということをやっています。なので、通常の演劇の作り方とも違い、物語から作り始めるのではなく、まずは「どういうホテルだったらお客様にワクワクしていただけるだろう」というところからスタートし、設定や物語も一緒に考えていきます。イメージとしては、ホテルを1棟丸ごと新しく作るような感じに近いです。ただ、ホテルを新しく作るとなるとまずハードを考えますが、僕たちは建物自体や客室インテリアなどの部分は大きく変えられません。その代わり、物語やクリエイティブなどのソフト面で、どう面白いもの作るかすごく考えていきます。また、脚本家や衣装デザイナー、音楽家、舞台美術や音響の方など、普通のホテル業務ではまず関わらないであろう方たちと仕事をする制作体制も、「泊まれる演劇」の特色です。

僕は、「ホテル」という枠や常識に縛られず、またL&Gグローバルビジネスという会社をうまく利用させてもらって、もともと好きだったエンタメを仕事にできています。きっと「泊まれる演劇」は、この会社でなければ実現できなかったと思います。他の会社だったら、世の中に前例のないことなんかは、まず企画段階で「こんなこと無理です」「成功するわけがない」と却下されるところ、うちの場合はむしろ喜ばれて、「それいいじゃん、世の中にないんだったら自分たちで作ろうよ」というフットワークの軽さ、懐の広さがあります。ただ、世の中にないものを作るというのは、めちゃくちゃ大変です。誰か教えてくれるわけでもないので、「イマーシブシアターをホテルでやるためには、まず何をすべきか」というところから考えなければいけません。池田さんや中村さんのお話の繰り返しにはなりますが、言われたことをやるのが仕事だと思う人には向いていないと思います。目の前にある課題を紐解いて、「先にこういう準備をしなきゃいけない」「こういうトラブルが起きそうだから先にここに話を通しておかなきゃいけない」と、自分でいろんなことを深く掘り下げて考える必要があるからです。それを、過度にストレスに感じずに、「こんなこと、自分にしかできないぞ!」と自己承認欲求を満たすぐらいの勢いで(笑)、楽しみながらできる人は、この仕事に向いてると思います。


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最後に、簡単に採用情報についてもお話しておきます。エンターテイメント事業部ではプロデューサーのみ募集しています。もし、俳優さんや脚本家さんで、「泊まり演劇」にご興味を持っていただいている方がいらっしゃったら恐縮ですが、今はプロデューサー以外は募集していません。
先ほどの話とも重複しますが、エンターテイメント事業部に向いている方は、エンターテイメントビジネスに興味がある人、いろんな課題に対してなんとか解決策を出すことができる人、どこまでも表現とアウトプットを突き詰めることができる人など。逆に、不向きな方は、細かくやり方を指示されないと行動できない人、新しいことを始める時に不安を感じる人、トラブルが起こると泣きそうになる人、意思決定が遅い人。あと、「企画とかエンタメって、なんとなく面白そう、楽しそう〜」という、その「楽しそう」だけだと続きません。

今日の話を聞いて、興味を持ってくださった方は、ぜひこの会社で、一緒に社会やホテルの可能性を広げていきましょう!

Q&A

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Q1 海外の人も入ることはできますか。

杉本:問題なくできます。今のメンバーでも、国籍が海外籍籍のメンバーもいますよ。採用基準として、国とか性別とか年齢とかその辺りは気にしていなくて、それよりも、お伝えしたようなバイブスや目指してる世界観がマッチしているか、といったところを見させていただいています。

Q2 ホテルは、日々、何人体制で運営されていますか。

池田:ホテルの規模によって人員体制も変わりますが、HOTEL SHE, KYOTOを例に挙げると、基本的にはフロント・カフェ各1名の最低2名は常駐する体制をスタンダードとしています。もちろん稼働率や時期によって調整するので、多い時は、3人にしたりフロント・カフェ各2人にしたりと、日によって変動しますね。スタンダードの2名体制は最低限保ちつつ、遅番・朝番とシフトで区切って、引き継ぎでスタッフ内でお客様の情報などを共有しながら営業しています。HOTEL SHE, KYOTOとHOTEL SHE, OSAKAはこのような体制ですが、HOTEL SHE, KYOTOは客室33室なのに対し、例えばHOTEL KUMOIは、館自体もかなり大きいですし、朝・晩お食事を出す時期はキッチンスタッフとサーブ(ホール)スタッフも必要ですし、ラウンジ専用のスタッフを配置したりもするので、館によって本当にまちまちです。

Q3 企画のプロデューサーの方も、フロントや人事などホテルの業務をやりながらお仕事をするのでしょうか。

花岡:現在はホテル業務はしていませんが、「泊まれる演劇」の企画をした時にはガッツリHOTEL SHE, KYOTOで働いていました。「泊まる演劇」については、やることがたくさんあって時間が足りないのでホテル業務との両立は厳しいのですが、突発的な音楽イベントやアメニティの制作などであれば、ホテル業務と並行しながら進めることになると思います。なので、やりたい企画の内容や事業などの状況によって変わってきますね。ちなみに、プロデューサー以外についてもお話ししておくと、「泊まれる演劇」を一緒に行っていただく場合も、最低でも1ヶ月はホテルでの研修があります。お客様がチェックインした時から物語が始まる「泊まれる演劇」を運営していくためには、ホテルのベースの運営の知識がないと作れません。チフロントでどういう風に動くか、カフェの在庫管理はどういう風になっているかとかなどの知識がないと絶対作れないので、もし「泊まれる演劇」に入っていただくことになった場合も、ホテルでのお仕事はある程度身につくまで研修していただく形になると思います。

池田:エンタメ事業部だけでなく、うちでやってる事業はすべて、土台にホテル事業があるので、基本的にホテルでのオペレーションやゲストの反応などを実際に肌で感じることは、どの事業を行うにしてもまず必要な部分だと思います。

杉本:私も、前職では全然関係ない営業を3年やっていて、L&Gに転職して、1年間HOTEL SHE, OSAKAで働いて、2年目から湯河原で支配人を務めてました。支配人を務めてしてすごく思うのは、もし、空いてるホテルとか旅館とか空き家があって「ここ明日から経営して」と言われたとしたら、利益を出せるかどうかは置いておいて、何をしないといけないかはちゃんと分かって運営回すくらいはできるぐらいの能力は身についたような気がします。同世代でも、宿の経営仕方が分かるような人ってほとんどいないと思うので、将来ご自身で宿をやりたいと思われてるような方にとって、支配人はすごくいい経験になるはずです。うちでのキャリアパスとして、ホテルでマネージャー目指す、ホテルで働きながらいろんな企画とかする、花岡さんみたいにホテル事業の後完全に事業極める、と言ったいろんな道がありますが、どのパスを選んでも、すごく良い経験ができると思います。少し話が逸れてしまいましたが、面接で支配人についてご質問いただくことも多いので、この機にお答えさせていただきました。

Q4 新卒採用はしているのでしょうか。その場合の採用の流れや、インターンについても教えてください。

杉本:今は、新卒採用は行なっていませんが、例外として、インターンとか働いてくれていて優秀な方には、お声がけして採用することはあります。インターンをしたからといって100%新卒採用できるという確約はできませんですが、インターンでなければ新卒で入るチャンスはないということになりますね。幸いなことに、インターンで働いている子はみんなすごく優秀で、最近はほぼ毎年インターンから新卒で入社する人がいます。例えば、湯河原の支配人も、京都の支配人を経て今香林居の支配人をしている人も、インターンから新卒で入ったメンバーです。各ホテル、インターンの採用はずっと募集しているので、ご興味ある方はWANTEDLなどからぜひご連絡ください。

Q5 ビジネスで役に立つおすすめの方があれば教えていただきたいです。

花岡:僕、ビジネス書はほとんど読まないのですが、唯一読んでいるのが、USJをV字回復させた森岡毅さんの著書です。彼の本はほぼ全部読んでいると思います(逆にそれしか読んでいません(笑))。例えばマーケティング1つに関しても、いろんな方がいろんな本でいろんなことを書いているじゃないですか。情報が溢れすぎて、僕は記憶力そんなに良くないので、「もう自分が信用した人の本しか読まないぞ」と思ってるんです。その代わり、信用した本は何回も読むようにしていて、僕の場合はそレガ森岡さんの本。エンタメつながりでたまたま読んだら、マーケティングについてもすごく分かりやすくて、自分の仕事にも生かせるなと思ったので、3、4回は読んでいますし、「泊まれる演劇」のインターンの大学生にも絶対読んでもらっています。みなさんにもぜひ読んでもらえると嬉しいです。余談ですが、おすすめの本の読み方もご紹介しておくと、「本は答え合わせのために読むべきだ」と、僕は思っています。初めに1回読んで、それを完璧でなくていいから、仕事でもサークルでも一度それを実践してみてから、2回目読むと、見え方が変わってくるんです。本って、1回読むだけだと結構忘れてしまうけど、「自分はこうやったけど、本当はこういう風にすればよかったんだ」っていう視点で読むと、すごい記憶に残りやすくなると思います。

Q6 働いていて、印象的だった出来事はありますか。

池田:HOTEL KUMOIで支配人をやっていた時、海外からはるばる来てくださったお客様との出来事で、すごく感動した思い出があります。層雲峡って、北海道の中でも山奥の、日本人でもほとんど知らないような場所なので、そんな場所をわざわざ見つけて実際に足を運んでくださるお客様は、やはりそもそも期待値が高いんですね。そんな中、海外から来てくださったお客様で、温泉や自然や食事などにもですが、スタッフのやったことに対して心底感動して喜んでくださって。「連絡先を交換して欲しい」と帰国後に本当に手紙送ってくださっただけでなく、「来年も行くよ」っておっしゃって本当に来られて、プレゼントまで持って来てくださって。僕自身、同じ場所に2回目も行くことってそうそうないですし、海外だとなおさらなので、自分に置き換えると本当にすごいことで、心から感動しました。そのお客様とは、一緒にお酒乾杯しました(笑)。そういう出来事が何度かあって、ホテルで働いている醍醐味だなと思います。


※次回は、プラットフォーム事業の「CHILLNN」についてご紹介します。



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