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【野球】『フィールドオブドリームス』を解説

1989年に公開された、野球を題材にしたファンタジー映画。

特に野球が広く親しまれている国で話題となり、日本では、第33回ブルーリボン賞や第14回日本アカデミー賞で最優秀外国語作品賞などを受賞しました。

制作はユニバーサル・ピクチャーズ

原作はウイリアム・パトリック・キンセラ『シューレス・ジョー』

あらすじ

トウモロコシ農家を営むレイ・キンセラは妻と娘の3人で穏やかで暖かな生活を送っていました。
彼の亡き父は元野球選手でしたが、芽が出ないままで、いつもベーブルースや八百長疑惑で球界を追放されたシューレス・ジョーの話をしていました。
農場を切り盛りしていたレイは、ある日畑で不思議な声を聞きます。
「造れば彼がやってくる」
その声はレイだけに聞こえ、妻には何も聞こえません。
そんなある日、畑の向こうに野球場の姿が浮かび上がって見えました。
野球場を造れば、シューレス・ジョーがくると考えたレイ。
娘は賛成しますが、周囲の人からは変人扱い。家計は苦しい状況に陥ります。
それでも「きっと何かが起こる気がする」とレイは野球場を造り上げました。
そしてある日、妻が野球場にだれかいることに気がつきました。それは1951年に亡くなったはずのシューレス・ジョーでした。

映画の影響とイベント

2021年8月12日に、映画の舞台となったダイアーズビルの野球場で、シカゴ・ホワイトソックス対ニューヨークヤンキースの公式戦【MLBアット・フィールド・オブ・ドリームス】が開催。
開会式には主人公を演じたケビン・コスナーが登場し、両軍選手がトウモロコシ畑から登場した。なお、この試合は史上初めてアイオワ州で開催されたMLBの公式戦でした。

今回の試合のために建設された球場の客席はわずか8000。このため、チケットはプレミア化しており、平均価格は日本円にしておよそ15万円を超えるという。

さらに野球ファンの間で大きな反響があったため、ゲーム〈MLB The Show 2021〉ではアップデートでダイアーズビルの野球場が追加されました。

2022年8月11日にはシカゴ・カブス対シンシナティ・レッズ戦が行われ、カブスに所属する鈴木誠也は、同地でプレーした初の日本人となりました。


movie site

舞台となった野球場がアイオワ州ダイアーズビルにあります。
球界を永久追放されたジョー・ジャクソンをはじめとした選手達がこの球場に現れ野球をしているシーンに使用された球場です。

簡単な設備ですが、野球ができるようになっていて、外野フェンスに見立てたトウモロコシ畑、そして小さなショップにはお土産品も売られています。

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