夜に不穏

毎晩訪れる不穏タイム。


大体深夜2時前後くらいになると薬も効いて緩やかに復活を遂げる。


基本的に帰宅は12時を回る私なので、それから軽く夕飯を摂り定時の薬を飲んで少し横になって薬が効いてくるのを待つのだが、悪魔はその時にやってくる。

「私は何故この世に生きているんだろう」
「私1人くらいいなくたって世界は回るんだし、健常者の人たちが世の中回してくれるって」

毎日頭をよぎるのはこんなことばっかりで、薬が効いて思考がまともになってくると、毎日おんなじこと考えてて私の頭はよく飽きないなとか急に冷静になってしまったりしている。
そして残っていた家事を片付けて軽く眠る、これが私の寝る前ルーティンだ。


心の病気というのは不思議なもので、1つの病名に対して1つの結論がない。
だからこそいろんな種類の薬があって、その人に合わせた処方がされるのだろうけれど。
昔私が精神科に通い始めたころは「心が風邪をひいてい」となんとも曖昧な表現も普通に横行していたし、その頃はデパスデパスって何でもデパスだったような記憶もある。


そんな私はデパスはあっという間に効かなくなったけれども。


自立支援の手帳や精神の手帳をもらうときの診断書も見たことあるけれども症状なども結構細かく分類されている。
解離性障害を持ち、ODを頻繁にしてしまう私の診断書は衝動性に⚪︎がついていた。


主病や追随する病名は割とあっさり2つ3つしか書いてなかったけど、担当医からはいろいろと診断名を伝えられているので、そこに関しては文句なく治療をしていくまでだと思っているし、基礎疾患のせいで飲めなくなった薬もあるので我慢を強いられることもある。
でも、それはそれで私なんだよなって思って治療することしかできない。
ちゃんと診断名を伝えられて、理解して、受け止めてができるからこそ担当医は伝えてくれたと思っている。


今手帳はあるけれど、この不穏もきっと担当医と一緒なら徐々に良くなると信じて生きていくしかできない。
いつまた衝動的になるかわからない不穏と戦いながら毎日生きていけることをありがたく思える時間を大切にしていければなと思う。

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