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肯定と否定

◇肯定と否定◇

今回は、肯定と否定について書いてみます。

ものごとに対するアプローチとして、肯定的アプローチと否定的なアプローチがあります。
両者を比べると、イメージ的にも肯定の方がいいですし、受け入れやすいです。
否定はどうしても、辛く、受け入れ難い。
そのため、否定はどうしても受けが悪いです。

また、両者の特性として、肯定は女性的あるいは母性的であり、否定は男性的あるいは父性的であると言うこともできます。
昨今は社会的にも男性性不在あるいは父性不在の時代となっていて、否定的アプローチに対する風当たりが強いです。

悟りの世界でも、良い悪い等の二元の囚われが落ちる小悟の辺りまでは肯定的アプローチが有効であり、またその階層周辺に属する人々の数も多いことから、どうしても肯定派が優勢となりやすいです。

しかしそもそものところ、悟りの行程を含めた私たち人の営みは、あれでもない、これでもないという具合に選択肢を全部潰していく否定的行程なのです。

あれもこれも、やってみないとわからない。
でも結果はいつも、「これじゃない」となる。
残念ながら、「これだ」というものが一つも残らない。

そして、あれでもなかった、これでもなかったという具合に全てにバッテンが付いて、やっと諦めが付くようになる。
人の営みとは、そういうものなのです。


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