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富士山一周旅行【1日目】

いつの話してんだって思いつつ、先々週末の思い出を記録。


きっかけ

10月末、行楽日和な気温と天気。
ノーマルタイヤしか持っていない車中泊の民にとって、これほど旅行に向いている時期はない。
せっかくなら冬場は雪で行けないようなところ、土日の1泊二日で回れて、できれば少し早めの紅葉狩りもできるところで考えた結果、「そういや富士山バックで車の写真、撮ってないな」ということで行き先を富士山に決定。自分の車の写真を撮ることが趣味と言っても過言ではないのだが、最近マンネリ気味だったので明確なモチーフがあるのは良さそう。とりあえず富士山の周りをドライブして、湖とか観光地とか巡りながらいい感じの撮影スポットを探そう、とざっくりルートを決めた。
ここまで、旅行前日24時の出来事。


1日目

出発~富士宮

朝7時には家を出るはずが、気付けば8時過ぎ…誰と約束してるでもないから良し!寝不足すぎても、後々支障が出るし。
ずっとやってみたかったことの一つ、助手席にポチャッコを乗せていざ出発!

新東名を愛車でぶっ飛ばし、昼前には富士宮着。
昼ごはんは富士山周辺でと思っていたけど、腹が減っては運転ができないのでコンビニで適当にサンドイッチをつまむ。その後3時間近く飯にありつくタイミングが無かったから、ナイス判断だった。


富士山スカイライン~新五合目

お腹も満たされたので、富士山スカイラインで新五合目までとりあえず登ることに。富士山バックの愛車の写真が撮りたいのに、登ってもしょうがないのだが。
山道を走るのが好きだから、これはこれで楽しくて良し。
登ってるとどんどん霧が濃くなり、挙句小雨が降ってきたなぁと思っていたら、なんだか様子がおかしい。天井に当たる雨音がいつもより高くてうるさい。よくよくフロントガラスを見ると2ミリ大の雹(ひょう)!バイクの人は明らかに失速。途中ですれ違った自転車乗りは顔痛くなかったのかな…?
私はというと、この特異な状況にテンションがおかしくなり、車内で大はしゃぎしていた。勿論一人で。

新五合目より
なんも見えん…


森の駅 富士山

新五合目まで登ったものの、登山できる格好でも天気でもなく、何もすることがないのでとりあえず下山。道中、前を走っていた車たちが続々とある施設に入っていくのでついて行ってみると、「森の駅 富士山」というところだった。バカ広い駐車場に対して施設自体は小さめだが、売店は結構充実していたし、何もない道が続くので存在自体がありがたい…
ここでやっと富士山の撮影スポットが!……

……富士山どこ?

富士山、未だ相見えず。仕方がないので富士山を食べた。

野菜と豆がいっぱいの富士山カレー


山中湖

15時前、静岡から山梨に突入。山中湖へ。
湖の南側は観光向けの店などが多くて見どころが多かったが、「紅葉まつり」なるものが開催されていたため、かなりの混雑っぷり。運良く駐車できたものの、富士山も相変わらず姿を見せないし、ダイヤモンド富士が見られるスポットから離れていたため湖の北側へ移動。

7年前に撮ったダイヤモンド富士
タイミング間に合うかギリギリで、運転手の人が焦ってた思い出

曇ってるのにダイヤモンド富士なんて見られるわけないだろと思いつつ、希望を捨てちゃいけないと、「水曜どうでしょう 北極圏突入アラスカ半島620マイル」の最終夜のごとく粘り続けた。日没前になれば晴れるかもしれないと諦めず、駐車場から徒歩30分の撮影スポットまで歩き続けた。結果としてはただ散歩しただけになった。いい運動になった…

雲の向こう側ではダイヤモンド富士になってるんだろうなぁ…


紅富士の湯

今日の富士山撮影会は断念し、ひとっ風呂浴びに最寄りの銭湯へ。
距離だけで選んだ「紅富士の湯」、実はゆるキャン△の聖地と知って大歓喜!ゆるキャン△はそこそこなファンなので折角なら聖地巡りしたいと思いつつ、下調べする時間が無かった中、偶然にも訪問できて本当に良かった。

あとでゆるキャン△を見直したら、再現度の高さに感動。見た目もまんまだし、雰囲気とか居心地の良さとか、忠実に再現されてる。露天風呂はマジで永遠に浸かっていられそうだったし、他のお客さんも長風呂してた。

引用:『ゆるキャン△ 』6巻より

風呂から出た後は信玄アイス。糖質制限中だけど、好きな作品の登場人物が食べてたものを食べないわけにはいかなかった。

旅先くらい食べたいもの食べたい


道の駅 富士吉田

道の駅 富士吉田で一泊。
到着したのが19時過ぎ、店は閉まっているが車中泊目的の車で駐車場は半分くらい埋まっている状況。山中湖で犬好き向けのイベントがやっていたからなのか、犬の鳴き声が聞こえてくる車がちらほら。ホテル泊しづらいもんなぁ。

寝床を整え、まだ時間が早いので晩酌の準備を開始。
銭湯の売店で買った日本酒と、道の駅の自販機で売ってた馬刺しと、非常食として持ってきたおでん缶で乾杯。

馬刺しだけのつもりだったけど、寒くておでん缶も開けちゃった

馬刺しは醤油が入ってなかったので、あり合わせのものでなんとかそれっぽいものを用意。
楽しかった1日目の〆にふさわしい宴会を終え、気持ちよく就寝。
その日、夢の中でもダイヤモンド富士を追いかけてた。雲一つない、美しいダイヤモンド富士だった、気がする。


と、書き始めたらえらい文量になってしまったので、二日目の記録はまた次回。先週末の話も書きたいので早く書いてしまいたいところ。

つづく。


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