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05.アラサー理系オタクが婚活で結婚した話。(目からうろこ編、その3)

こんにちは。写真はつい先日夫さんと山登りした記録です。アイスうめえ。そして足は死んだ。

さて、前々回で婚活のゲシュタルト崩壊を起こした私ですが、その状況を打破すべく既婚組及び彼氏持ちに「パートナーとは」という話を聞いて回るコーナーです。その1はこちら。

今回はまた別の友人から聞いた話である。

「まあいっか〜って思って結婚するのもアリだよ(笑)」

今回話を聞いたのは同じく婚活で旦那さんと出会い結婚した友人である。因みにオタクだ。名実共にパイセンなのでこちらの手の内はまあお見通しである。あと料理がめちゃくちゃ美味い。アボガドと塩昆布のあえたやつ今でも忘れられないくらい美味かった。

さておき、婚活つれえよな〜〜〜〜分かる〜〜〜〜〜〜という話から始まり、旦那さんとの出会いや結婚に至った話を聞いた。

「参考になるかなあ。私、3回目のデートでプロポーズされて、嫌じゃないし、まあいっか〜って思って結婚したんだよね

展開早くね??????

最初に聞いたときマジでポカーンとしてしまったのを覚えている。というかアレ、3回目のデートで恋愛感情って芽生えるもんなの???

「恋愛結婚ももちろん素敵なことなんだろうけど、一緒に居て嫌じゃないな〜って思えることの方が大事だったんだよね。恋愛っていつか醒めるから、良くも悪くも(笑)」

マジか〜〜〜〜〜〜〜〜いやマジだわ。だから元彼とも別れたんだわ。確かに醒めたもん。恋愛感情は確かにあったけど段々ズレを感じ始めてからはお別れまっしぐらだった。

吊り橋効果だと思うのね、婚活のフィールドって。非日常な場所だから、つい理想とか夢とか見ちゃうでしょう?相手の年収やら人間性やら。そういうのは後から醒めたときにキッツいんだよね」

確かになあ、と思った。
後述するが、私が年収をあほみたいに高い人をそもそも対象にしていなかったのは、たぶん金銭感覚が違いすぎて確実に揉めるだろうなと思っていたことが大きい。まあ純粋な偏見である。彼氏なら良いんだろうけど、パートナーになるには修羅場の数が多そう。あと、収入が多いと言うことは必然的に支出も多い。その感覚のズレをお互い是正していくのは私にはキッツいだろうな、と漠然と思っていた。

事実、婚活で出会った年収1500万円台のお相手さんから「仕事は辞めて家のことは全部やってほしい、親の介護もあるから僕の代わりに頼みたいし、育児も任せる。小遣い制で最低限の生活は保障する。あとは基本的に僕の指示に従ってくれれば」と初対面のタイミングで言われたときは流石にびっくりした。でもって丁重にお断りさせて頂いた。いやいやいやいや、仕事したいし。なんなら私も稼ぐし。育児はふたりでせんとあかんやろとか色々言いたいことはあったが、家に入ることの代償デカすぎて無理だぜっていうのを、生八つ橋の皮レベルの厚さで包んで伝えた。何かしら伝わっているといいなとおもう。知らんけど。

よかった、婚活がゲシュタルト崩壊してるからちゃんと地に足を着ける方向に向いてる気がする(????)

「恋愛がしたいなら恋活でもいいと思うのね。でも家族が欲しいなって思うなら貴女がどんな人と生きていきたいかだし、あと、まあいっか〜って思える人であることも大事だと思うよ」

すげえ〜〜〜〜〜〜思考の解像度めちゃくちゃ爆上がりしてる感覚ヤバい。ほんとだ、婚活フィールドって夢量産フィールドでもあるわ。夢は大事だけど、夢だけじゃおまんま食ってはいけないわ。なるほどなあ。

当たり前なのだが、既婚者なり結婚経験者の話はマジで驚きの連続で、思考のアップデート感がめちゃくちゃある。そらそうだわな、結婚という通過点に結実は果たしているわけで、当然成功に関するヒントはたくさんあるはずなのだ。婚活に悩んでる人は親しい既婚組に話を聞くのも大いにアリだと思う。親に聞くのもなんかアレだし。

因みにこの友人、旦那さんはなんと海上自衛隊の人で、年の半分は海の上である。新婚の初っぱなから別居婚というジョブチェンジすごくね???と思いつつ、聞いてみたら「帰ってくる楽しみもあるし、連絡はこまめに取れるし、寂しさなんてものは全然ないから、遠くても大丈夫だよ(笑)」と笑っていた。まあいっか〜と思えたことの結実なのだろう。ああ、家族なんだなあ、なんかこういうのいいなあと思った。

そうか、まあいっか〜もアリなのか。
なんかちゃんと恋愛経由しないとダメなんかなと思ってた。んなこたねぇんだな、と思えたとき、段々パートナーに抱く感覚が掴めてきた感じがした。

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