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04.アラサー理系オタクが婚活で結婚した話。(目からうろこ編、その2)

こんにちは。写真は散歩先で出会ったヌコです。たいへんふくよかで良い。猫はいいぞ。

さて、友人達との飲み会で目から鱗ならぬ目からナイアガラが溢れた私は、宣言通り既婚組or彼氏持ちに「パートナーとはなんぞや」と話を聞いて回ることにした。前置きとして、話を聞かせてくれた友人達にはこの備忘録への掲載許可をとっている。快く許可してくれた友人達にこの場を借りて感謝したい。ありがとう各位。

「問題があるから結婚できないんじゃない。結婚していようがいまいが、誰にでも問題はある」

こう話してくれたのは義実家と同居&自分の仕事と義実家の仕事(農家)の二足のわらじというハードタスクをこなしながら生きている友人である。最近めでたくお子様が爆誕されて3足のわらじになった。もうマジで尊敬しかない。
婚活に疲れていた頃に相談にのってもらったり、話を聞いてもらったりしていた友人のひとりだが、彼女は恋愛結婚だった。
「もはや婚活のゲシュタルト崩壊を起こしているので、パートナーと出会ったキッカケや、結婚に至った経緯教えて欲しい」というアホみたいな相談に笑いながら答えてくれた。

まず聞いたのは、やはり私に問題があるから結婚に至らないのだろうか、ということだった。

既婚者というか、既にパートナーを得ている視点から、何かしらのエラーなり足りてない所があれば指摘して欲しいと思っていた。
が、返ってきたのは意外な言葉だった。それが冒頭の「問題があるから結婚できないんじゃない。結婚していようがいまいが、誰にでも問題はある」である。

「結婚って、2人にとって単なる通過点なんだよね。義実家とか親戚とか付随するものは多いんだけど(笑)一緒に居たいと思えた相手と一緒に居るために取る手段だから、結婚は。問題とは別の話だと思うよ」

頭をフライパンで殴られたような衝撃があったことを今でも覚えている。ほんまや。問題があるから結婚出来ないと結論づけることは論点の軸が違う。だって結婚は目的ではない。

というか、問題かあることはけして悪いことではない。そもそも、私も含めて誰も完璧ではないのでは?

「婚活したことがないから、ちゃんとした前置きが出来ずに話すのは申し訳ないんだけど、やっぱり貴女がどうしたいか、パートナーを得てどう過ごしたいかってトコだと思う。大事なのは。問題を2人で解決なり話し合うなりしていける人じゃないと、結構辛いよ(笑)」

友人パイセン〜〜〜〜〜〜〜!!!って叫びながら壁に頭を打ち付けそうになった。ほんそれ!ほんそれやん!問題なんて後から後からアホほど出てくるんだから、一緒に向き合うことが出来る相手を選んだ方がいいやんけ、とこのとき強く思った。いざという時に逃げ出してばかりの相手とは、またエラーを起こす気がする。すごい、私この短期間でめっちゃ学習している。

そうか、私がどうしたいかというか、どういう人と一緒に居ると心地よく過ごせるのかをかんがえればいいのかとこの時ようやく一つの解に辿り着いた。聞くべきは自分の声でもあるのか、なるほど。

そして話の終わり際、彼女から中学校の卒業文集に「1番なりたくないのは農家の長男の嫁」って書いていたという話を聞いたときは、申し訳ないがめちゃくちゃ笑ってしまった。彼女の旦那さんはバリバリの農家さんの長男である(美味しい果物をいつもありがとうございます🍊)

人生って面白いね!(笑)とケラケラ笑いながら話をして、私の相談は一旦終わった。
この話がキッカケで、自分がどうしてパートナーが欲しいと思ったのか、という所に意識を向けるようになった。始まりは従姉妹夫婦の姿を見たことであったが、それはあくまでキッカケに過ぎない。
自分を知らないとどんな相手がいいのかも分からないから、婚活が目的になってしまっていたような気がする。婚活のゲシュタルト崩壊から一歩抜け出した瞬間だった。

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