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3種類の生き方

この世界には、
①アスリートになる方法
②世界観を構築する方法
③生態系を構築する

という3つの生き方がある。

①は、100mをなるべく速いタイムで走ったり、営業成績で上位を取ったり、論文の数を増やし続けたり、登録者・フォロワーの数を伸ばし続けたりと、記録に挑戦する生き方である。

これはこれで面白いが、人生全体で見た時の味わい深さはMAXでない。

10000人目にフォローしてくれた人と、10001人目にフォローしてくれた人がいたとして、どっちが特別だろうか?

数字しか見ていない人は、もちろん直感的に前者と答えるだろう。
しかし、本質的にはどちらも個性を持った人間である。

「何人」に商品を売ったかの”数字"に執着している営業マンで、
それを買ってくれた人の「その後」を考えた人はどのくらいいるだろう。
10万人登録を目標に情報発信を続けたYouTuberで、
その数字の先には「人間」がいることを想像している人はどのくらいいるだろう。

数字という目に見えやすい結果を見過ぎると、
本質を見逃す気がしてならない。

②は、アーティスト、物書き、哲学者、などである。
「この人は世界観が凄い!」という言葉をよく聞くが、
世界観は一人一人が本来持っているものである。

その中でも「世界観が凄い」と言われている人は、
世界観以上のものを持っている人だ。

具体的には、それを世間に発信する力、お金、影響力、などだ。

世界観を構築する生き方は大切だが、
世界観を構築する以上のことをしないといけない。

③は、マーケター、経営者などのビジネスパーソンである。
生態系とは例えば、一つの食物を育てる人がいて、それを加工する人、一つの商品にする人、店に運ぶ人、店で売る人、店員を雇う人、売り上げを分析する人、フランチャイズ展開する人、広告を打つ人、といった感じで、一つのビジネスには、様々な人が複雑に絡み合っており、まるで森だ。

マクドナルドの森、iPhoneの森、どこにでも生態系は存在する。

それを作っていくことは社会にとって良いことかもしれないが、
人類のうごめきに身を任せているだけとも言える。


こう考えると、世の中には大切なことはたくさんあるが、
大切じゃないこともたくさんある。

複数の価値観を見ながら「これが好き」「これは嫌い」と
判断していくことが充実した人生を送れる秘訣なのではないかと感じる。

世間では、「どれも嫌だからやらない」とあきらめる人が多い。

「営業成績とか競いたくない、自分に歌の才能なんてないよ、起業とか無理w」

こうして多くの人は、ただダラダラと、何にも挑戦せず、なんとなく周りがしていることをしながら生きていく。

ここからは個人的な意見だが、
どうせ死ぬなら、やれるだけやってみるほうが面白いと思う。

①、②、③が「できそうか」と考える前に、
興味があるなら踏み入れてみれば良いと思う。

私は今、YouTubeで活動したり、動画編集案件をしたり、コンサルをしたり、ビジネスをしたり、色々している大学生である。

上に挙げたものには、①②③全てが含まれている。

①は動画編集者やSNS運用代行である。
これは、「いくら稼ぐか」という数字に目が行きがちだ。他人のアカウントなので、そこに②のような自分のこだわりを入れようとは思わない。(むしろ入れたら怒られる)

また、YouTubeチャンネルで収益化したチャンネル
「僕がカナダ留学に慣れるまで」があるが、
これは数字をひたすら目指して情報発信をしてきた。

何をみんなは求めているか、このジャンルで戦うためにはどうすればいいか、視聴維持率を上げるにはどうすればいいか。

②はYouTubeサブchや歌である。

上のサブチャンネルは毎日投稿をしているが、
そのすべてが「自分が面白いと思うこと」をしている。

2秒の動画もあれば、1時間の動画もある。 

ポッキーでダーツをしたり、三角チョコパイを顔に塗ったり、
自分の中でひらめいた「これはおもしろい」を追及している。

これは自分の世界観の表現場所だ。

上のチャンネルは歌ってみたchである。

歌うのは好きだが、昔からラップアレンジが大好きだ。

いつか自分で歌を作ろうと思っている。

これも、音楽という媒体を借りた表現場所だ。

③は、まさに現在しているところだ。
去年まで触れたことのない領域だったので、
今必死に勉強したり人に会ったりしている。

マーケティングの面白さを知り、本格的に起業を考えている。

上に挙げたカナダ留学のYouTubeで集まったフォロワー様を
巻き込んだビジネスプランだ。


このように、①②③すべてに関わっている私水銀くんである。

今は③の面白さに気づき始めているが、①②を捨てる気はない。

きっと数年後の私が見たら「もっとこうしたら成功するのに」
という箇所が多々あるだろう。

ただ、そのぎこちなさも含め、
私の人生はどんどん味わい深くなるのである。

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