#sp07.クリスマスがやってくる!/クリスマス特別版

おはようございます。12月ですね。ということで、今月のGood Morning! Music は、クリスマス特別版としてクリスマスソングを取り上げていきます。

大人になるとクリスマスもそれほど楽しみではなくなったという方もいるかとは思いますが、このnoteだけはクリスマスということで、「ウッヒョー! クリスマス! 超楽しみ~!」みたいな感じで浮かれていこうと思います。

「ウッヒョー!」って言い方もどうなのかとは思うけど!


冬といえば雪を思い浮かべる人もたくさんいるかと思います。が、わたしは九州の南の方に住んでいるので、自分の住む街に雪が降る光景を実際に見たことは数えるほどしかありません。積雪ならなおさら。それこそ片手で数えられるほどの数しか経験していない。

それでも数年に一度ほどの頻度でこの街に雪が降るんですが、そのときは冗談抜きに、この街の人々は興奮して写真や動画を撮影しまくるわけですね。雪が降ること自体がめったにない機会だから。だから、雪景色というのもほとんどイメージの中の世界なのですね。

大人になると、雪国の暮らしの大変さもわかってくるんだけど、それでも雪に対する憧れから「雪が降ってほしい」と願う気持ちもないわけではない。そんなふうに「雪が降ってほしい」と歌うのが、"Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!"。

この"Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!"、いろんな歌手が歌ってるんだけど、今朝はDean Martin版で。

Dean Martin - Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!

これは「外は雪模様だからだからこそ、暖炉の燃える部屋で過ごしたい、朝になって暖炉の炎が消えかけても、君がいればその温もりでずっと暖かく過ごせる」みたいな内容の曲。ちょっとしたラブソングにも、あるいは友達と楽しく過ごす曲のようにも聞こえます。

ただこの曲、直接的にクリスマスについては言及していません。ただ雪が降ってほしいと願う内容になっているだけなんですが、クリスマスと言えば雪! みたいな発想からの連想なのだと思います。

ところで、わたしたちはこんな冗談を口にするときがありますね。灼熱の真夏の時期に照りつける太陽の熱と光にうんざりしながら、「雪でも降らないかな」と。この曲も1945年の真夏に書かれたそうです。

真夏に「雪が降ってほしい」と願うのはそれなりに真剣な願い。だからこそ、この曲もそれだけ切実な願いが込められているからこそ、今も歌い継がれているのかもしれないね。


最近では10月末のハロウィンが終わると、すぐに街ではクリスマスの準備が始まりますね。ハロウィンの余韻に浸る間もなく、と文句のひとつも言いたくなります。気が早いと言えば気が早いし、商魂たくましいと言えば商魂たくましい話ですが。

特に12月に入れば本格的なクリスマスのイルミネーションや飾り付けをさまざまな場所で目にすることができます。歩道の街路樹をはじめ、商店街やショッピングモール、スーパーやコンビニにもクリスマスの飾り付けもにぎにぎしく、クリスマス関連商品が並びます。

そんなふうに、日に日にクリスマスが近づいていることを歌うのが、"It's Beginning to Look a Lot Like Christmas"。

It's Beginning to Look a Lot Like Christmas (Official Music Video)

こちらも定番曲なので、上記の動画にあるペリー・コモをはじめさまざまな歌手が歌っているので、お好みのものを探してみてください。

この曲はクリスマスの近づく街のあちこちの光景を歌います。「ここでもあそこでもクリスマスの準備が進んでいる!」「クリスマスっぽくなってきた!」と。どの店にもおもちゃが並び、グランドホテルにも公園にも(おそらくはヒイラギの)木があると。

クリスマスの準備の進む光景は、大人になってもワクワクするものですね。わたし自身はまだ飾りつけなどのクリスマスの準備はしていないんだけど。クリスマスに浮かれていると冒頭で言ったばかりなのにね。

まあ、準備と言ってもたいしたことをするわけでもないんだけど。とりあえずX(旧ツイッター)のアイコンもクリスマス仕様に変更したので、noteのアイコンだって、クリスマス仕様に変えてみますか。


クリスマスの準備と言えば、欠かせないものがクリスマスツリー。部屋の中に置く巨大なものから、机の上に置くくらいのサイズのものも売られていますが、海外では本物の木を使いますね。クリスマスツリー用の木を育てる専用の農場もあるそうです。

そういったクリスマスツリーを育てる農場での思い出などを歌ったのが、テイラー・スイフトの"Christmas Tree Farm"。まさに「クリスマスツリー農場」というタイトルの曲。

Taylor Swift - Christmas Tree Farm

この曲の中では「私の心の中にクリスマスツリーファームがある」と歌っていますが、テイラー・スイフト自身、子どもの頃は父親の所有するクリスマスツリーファームで育ってます(お父さんの本業は株式ブローカーだけど、農場を所有していた)。

だからこそ、いつでも思い出の中にあるクリスマスツリーファームに戻れる、そこではすべての願いが叶い、心が満たされる場所だと歌う内容になっています。子ども心に感じるクリスマスの幸福感と万能感、安心感が思い出の場所というのは、それ自体が幸福ですね。

ところで、わたしの家のクリスマスツリーは卓上サイズのものです。子どもの頃は、部屋の中に置くサイズのクリスマスツリー(もちろん本物の木じゃなくて、プラスチック製のもの)を飾っていましたが、それもどこかに行ってしまった。

そりゃ部屋の中に飾る背の高いサイズのクリスマスツリーはきれいで壮観だし、飾りつけも楽しいけれど、クリスマスが終わったあとの後片づけはちょっと寂しくなりますね。お正月の準備もしなきゃいけないから、慌ただしいこともあって。

大人になると、クリスマスツリーも卓上サイズくらいがちょうどいいのかもしれません。準備も片付けもラクだし。子どもがいるとまた違うのかもしれないけど。

それにしても、クリスマスツリーファームってすごい商売ですね。クリスマスに限らず、なにかの祝日的なものに使うための木を育てる農場って、日本だとちょっと考えられない。日本で言えばカブトムシの養殖みたいな感じなのかな。よくわかんないけど。


※ひつじのはなし|Good Morning! Musicは、水月羊(the Maverick Black Sheep)が大胆不敵にも音楽(主に洋楽)エッセイを書こうという目論見と試みです。洋楽の曲を聞いての感想や解釈のエッセイ、コラムとなります。気になった曲の歌詞の意味はそれぞれ訳してみてください。また違った見方ができるかもしれません。


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