【はかせ日記】22/2/9 発熱、コロナ疑惑。心配の半日監禁。バイク便最速陰性証明一安心。ツイキャス高須SAN。

博士の悪童日記　２０２２年２月９日水曜

５時起床。

RIDE ON TIMEを見ながら、
日記を書く。

裏方の若者篇が終わるが、
Hey!Say!JUMPのメンバーが
「ボクはちっぽけなただの男だけど
裏方さんのおかげでアイドルになれる」
と感謝の念を述べるところ、
ライブの最後の曲「カミングホーム」の
全スタッフがカレーを持って
集合するところなど、
何度も感極まる。
素晴らしいドキュメンタリーだ。

そして、
毎朝恒例のこちらも試す。
商品名「リバーボーテ（river　BEAUTE）」

もはや、今は何の違和感もなし。
朝イチの爽快な洗顔剤だ。
一番伸びやすい顎髭が、
伸びなくなったような。

朝、天ぷらがあったので、うどんにする。

味変加えて、美味い。

NOWVOICEを吹き込む。

博士の異常な日常１８　YouTubeの博士の異常な対談　紹介。

あら、やや関節が痛いと思って、
熱を測ったら３７・７度。

即刻４Ｆに完全隔離される。

１０時には３８度４分まで跳ね上がる。

これはもう完全に来たな、
と思った。
昨日会った人、さかのぼって２日前まで、
関係各所に連絡する。

電話やネットで調べても、
近所の発熱外来のある病院は3日後まで
予約がうまっている。
PCR検査できる病院も検査結果
は２日待ちの状態。

ネットで探してお急ぎバイク便を発注。

１９８００円の値段にも驚くが、
背に腹は代えられない。

昨日、収録でご一緒した、
大槻ケンヂが一番の濃厚接触者になってしまう。

明日は名古屋でライブがあるはず。
連絡をこまめにとる。
大槻ケンヂに症状は一切なし。
もしもを思うと、観客を含め、
本当に申し訳ない気分になる。

とにかく部屋の中で我慢するしか無い。

締切を延ばしに延ばした、
『藝人春秋Finders』
の原稿を完成させて、送稿。
米田編集長に架電。

フリーライター・田崎健太さんから電話。
ボクには直接関係ないところだが、
筋を通してわざわざに。律儀だ。

人間関係で「絶縁」とか、
ボクの辞書にはない話なので不思議で仕方ない。

昼、ママがドアの外へ『アヒージョ』
を作って差し入れてくれる。
ご贔屓のおもやいファームのにんにく。

これが美味いし、つまり味覚はしっかりあるし、で
食べた途端に、汗が吹き出し、
そのまま一気に熱も下がり、
体調異常、症状はまったくなくなった。

発熱は、一昨日の日帰り手術の
反作用なのかもしれない。

コロナらしい症状は一切ない。

それでもPCRの結果が出るまでは
監禁されることに。

渡りに船と、割り切って、原稿を進める。

「死について」
漠然としたタイトルだが、
掲載雑誌『統合失調症の広場』だ。
大島新監督のトークショーの時の
客席に居た編集者から頼まれた。
言葉を選んで、読んでくださる読者を考えながら、
真摯に考える。
もともと、子供の頃から、
「死恐怖症」＝「タナトフォビア」
なので、その克服の話を書く。

各媒体の石原慎太郎さんへの追悼文
を読む。
サンデー毎日は両論併記だが、
これが標準であって欲しい。

ボクは単行本の藝人春秋２の
石原慎太郎 vs 三浦洋一郎で書いているのだが、
（文庫では『３』）

今から半世紀前に、
モデル小説で、石原慎太郎が訴訟騒ぎを起こし、
封印された、この小説も公開すべきではないだろうか。

藤島泰輔氏は、上皇の御学友にして、
メリー喜多川さんの旦那様だ。

最終的に和解がはかられたが、
原稿は今も闇に葬られたままだ。

ボクはこの章を書くために、手に入れて、目を通しているが、
昭和の大文学者の研究にもなるし、
権力者の事実隠蔽の牽制にもなるのだから。

ま、結論を言えば、
１９７０年の参院選の候補者選びのなかで、
石原慎太郎は田中角栄側の策略により、
三浦洋一郎は心身症になったという、
間違った事実を植え込まれ、そのまま、
５０年間、三浦の名誉を傷つけ続けたという話だ。

ボクの『藝人春秋３』を文庫で読んで欲しい。
１０年以上、調べて書いている。

夕方、国会に戻った山本太郎の質問を見ながら、
アサヤンの台本作り。第一稿。

宇多丸さんのトークショーに向けての、
森田芳光研究は続く。

『海猫』

初見。

伊藤美咲の美しさにしばし呆然と魅入る。
いままでテレビドラマを見ていても、
美しいお人形さん程度の認識
だったのが、見事に覆される。
体を張った一世一代の演技で
大女優さんそのものだ。
全てのシーンに於いて美しい。

五社英雄が撮るような正調な
ウエット邦画にして悲劇なのだが、
画面に入り込めば入り込むほど、
子供が不憫で、不憫で。

遺児である蒼井優には、
大丈夫、将来、山ちゃんと幸せになるから、
と映画を超えて声をかけたくなる。

重厚な演技に支えられた人間ドラマ。
テクニックの最円熟期に撮った、
もっとも森田芳光らしくない作品
であり、大作だ。

２０時半にようやく結果が送られてくる。

オノ マサヨシ 様

RT-PCR検査の結果を下記の通りお知らせいたします。
-------------------------------------------------
検体番号：S0000007666
検査結果：陰性
検査日：2022-02-09
-------------------------------------------------
今回の検体（唾液）からは、SARS-CoV2は検出されませんでした。
有効期限：2022-02-12
検査試薬：FUJIFILM　SARS-CoV-2　RT-qPCR Detection Kit Ver2
※有効期限：PCR検査は採取日より3日

すぐに各所に連絡する。
とにかく、大槻ケンヂには一番に。
安心してライブをやって欲しい。

子どもたちも濃厚接触者になったら、
学校行事が全てとぶところだった。

あらゆる意味に
一安心で肩を撫で下ろすが、
ボクが毎日、日記を上げていることで、
このような厳格すぎる巻き込み型の
ご迷惑を生んでいる可能性もあるだろう。

色々と考えさせられた。

それにしても、PCRが混み合っていて、
検査が追いつかないのは承知だが、
検査体制の拡充って、
一昨年から言われているのに…。

今の事態が想像ができなかった、
こんなボクだって英国の様子から、
こうなるに決まっていると
思っていた。

日本中で１０万前後の単位で、
このPCR狂想曲で、
悲喜こもごもになっているのだろう。

安心感に包まれてツイキャス。
青春歌謡年間８１の後半、かけながら。

途中、高須SANからの電話あり。

ＣＤの不具合で最後はアカペラや清志郎名曲集に。
楽しい１時間を終了。

今日は、座・高円寺の
ドキュメンタリー映画祭に行くはずだったのに……。
明日は、雪なのかな。
泉谷しげる研究。
原稿２本締め切り、頑張れ！！