幸せとは

俺はバツイチだ。これをすごく気にしている。
次の恋は成功させたい、次の人とは長く関係を築きたい、次の結婚は幸せになりたい、そんなことばっかり考えてきたし、今もそう思ってる。

幸せってなんなんだ。全くもって分からん。
俺は寂しがり屋だが、恋人とか配偶者といつも一緒にいることが幸せなのか。それは分からない。

そんなことを考え始めると、何も分からなくなる。
今の自分は幸せなのか？
その問いに対して「うん、幸せだ」と言いたい。

こうやって「分からない」と言っていたら、ずっとそう思ったまま死んでしまうんだろう。

このまま生きて40、50、60、70、80歳になっても、「分からない」と言っているのなら、それは情けないなとも思う。

何かを得るためには、何かを捨てなきゃいけないし。
どこかで決断する必要だってあるはずだ。

一度「失敗」をしてしまってから、俺はずいぶんと臆病になってしまった。
何も怖くない、何でもやってみようという自分は、もはやいない。

失敗が怖い。なんでだろう？

自分の人生のコマを少しずつ進めていきたいと思っているけど、そんなに物事はうまくいかない。

どこかで急展開があるかもしれないし、これからのことは分からないけれど。

リスクを取れなくなっている自分が嫌だなと思うし、リスクに対する嗅覚が鋭くなっている自分もいる。

自分の親は、「あなたが生きていればいい、親より早く死ななければいい」と、言ってくれている。自分の行動指針は、もはやそこにしかない。

ただ、今を生きる。
俺を育ててくれた親より、長く生きる。

今を大切に生きて、楽しんで、「今日もいい一日だった」と思える日を増やすこと。

そうやって生きていきていくか。とりあえず