見出し画像

人といること、ひとりでいること

 昔は人に対して「どうせ俺のことはわかってくれないんだ」みたいな態度で生きていた。全くかわいくない、嫌なやつだ(笑)でも今は、「きっと俺は俺のままでいいんだ」そんなふうに思うようになった。これが自己肯定感というやつなのか。
 
 周りに誰かがいなきゃいけないというわけではないが、誰かと時間を共に過ごしたい。美味しいご飯を食べ、一緒に酒を飲みたい。人との交流をしたいと思うようになった。

 一人でいても楽しいけど、楽しさや嬉しさを誰かと分かち合いたい。そんなことを考えている。もちろん、ひとり時間を充実させることは大切なことで、もっといろんなことに挑戦したり趣味を増やしたりしていきたいなと思う。

 昔の自分からしたら不思議かもしれない。ソロでいることを好み、他者を寄せ付けないような態度で生きていた時期があった。なんでそんな振る舞いをしていたのかはよく分からないのだが、確かにそういう時期があったのだ。

 「おれは群れないんだ」みたいな。そんな考えをしていたのに、今になったら人と群れたい、仲良くしたい、そういうふうに思っている。楽しそうにしている人たちを見ると羨ましく思う。

 でも、小さい頃から「人と仲良くすること」を学んできた人たちと違って、自分は人との仲良くなり方を知らない。とことん不器用で、下手くそだ。人との距離感がいまだによく分からない。仲良くなれたと思ったら疎遠になってしまったりして、人付き合いは難しいなとつくづく思う。

 人との関係でうまくいかない時に話し合って、関係を構築していくことが苦手だ。いつまでも分からないと言ってられないと思うけど、分からなくなるときがある。自分が好きになった人と、ずっと仲良くするにはどうすればいいのかも分からない。不安な気持ちとどう付き合っていくかは課題だが、未来に向けて着実に歩みを進めていきたいとは思っている。

 素直になることはきっと大事なんだと思う。「あなたと仲良くなりたいのだけど」率直な気持ちは、自分から表現しないと伝わらないものだ。自分にしか表現できないことや、自分だからこそ言語化できること。それを受け取って、共感してくれるような人と仲良くなりたいと思う。

 自分の言葉を受け取って共感してくれて、価値観を共有できる人って、きっとそう多くはないと思う。お互いの人生に「いいね!」しあえるような関係性は素敵だ。そんな人は多くはないだろうし、きっと生涯大切にしていくべき人なんだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?